月 夜 見 君 と 月 待 姫

 
    あれは美しい月が見せた幻影であったのだろうか・・・
 
   斉信が、内侍(ないし)として内裏に上がったあの女(ひと)を初めて見た
  のは、早咲きの撫子がつぼみを開く頃だった。
   話に聞いていた以上に美しい女(ひと)。
  撫子の花のように、可憐な姿が印象的であった。
   後宮の口さがない女房たちの噂では、彼女はさるご皇家筋の殿と高位な太政
  官の北の方との間に出来た不祥の姫君であるという。

   そんなゴシップ話がまことしやかに語られるのは、彼女の姿かたちが並人な
  らぬ品格を持っていたことと、財政面で援助している六条殿(源重信)の影の
  存在があったから。
   だが、その六条殿も疫癘(えきれい)の前になすすべもなくあっという間に
  薨じてしまわれた。
   そんな悲しみにも打ち拉がれず、手際よく仕事をこなす彼女の有能ぶりは、
  かの辛口評論家少納言の君も珍しく認めるところだった。
 
  少納言の話によれば、撫子の君には里に残した幼い弟たちがいるという。
  この年で、一家の金銭面を支えているとなれば、辛い後宮の仕事も耐えるより
  仕方がないだろう。
  恐らく、世間に隠れて田舎でひっそり暮らしていた彼女にとっては、後宮の華
  やかな暮らしは日々緊張と重圧の連続。

   宮仕えに、水を得た魚のように生き生きと過ごす少納言の君とは違うのだ。
  人目に立つことを何より喜びとする才女の少納言の君とは。
   無論、彼女の如才なき希有の才能は斉信の愛するところではあったが、少納
  言の君と撫子の君を思う気持ちは全く別のものだった。
   何時の頃からか、斉信は仕事の上の付き合いという以上に、女性として撫子
  の君の存在を意識するようになっていた。

   とは言え、撫子の君に会えるのはのは中宮がらみの用件で少納言の君と一緒
  の時か、他の女官たちに混ざって事務処理を頼む時くらいである。
   あの日のことさえなければ、このまま淡い思いとして消えていってしまう類
  のものであった。 誰もが抱く異性に対する憧憬として。

 
 
   長徳元年 九月十日
   その日、職御曹司(しきのみぞうし)では中宮主催のもと、亡き関白藤原道
  隆殿の追善法要がいとなまれていた。
   僧高範が講師となって、皆の涙を誘う説教を講じ、法要が終わった後はいつ
  ものように宴が催された。
   この席で、まさしくこの場に相応しい文時公の歌を朗誦したのは斉信。

 
   ”金谷(きんこく)花に酔へる地(ところ)
    花は春毎に匂ほへど主(あるじ)帰らず
    南楼に月を玩(もてあそ)びし人
    月は秋と期すれども身は何れにか去れる”
                    《『右大臣報恩願文』 菅原文時》

  
   月日は人を待たずに行き過ぎる。 
   たとえ、どんなにその身をうつしよに留めていたくとも・・・
 
   あまりにも美しい月の光に幻惑されたのだろうか?
  今暫く月の色人を楽しんでいたかった斉信は、宴が跳ねて、人々が牛車へと向
  かう中、それとは反対の建春門へと進んでいった。
   特にこの夜を約した女房がいるわけでもなかったのに。
  ただ気の向くままに歩きたかった。今夜の宴の余韻に浸りながら・・・
   ふと気が付けば、そこは梅壺へと続く渡廊。
 
  ─こんな所を少納言の君に見つかったら、また気の利いた漢詩でも交わさなけ
  ればなるまいな・・・
 
   玄月の冷風が一瞬頬をかすめたとき、南廂の御簾が僅かに揺れた。
  折からの月光に照らされて、ちらりと覗いた蘇芳(すおう)の表着が妖しく輝
  く。
 
   南廂には誰がいらっしゃるのだろう・・・
  ふと、芽生えた悪戯心から声を掛けてみたくなる。
  「こちらにいらっしゃるのは、素娥(そが;月の天女)の姫でしょうか?」
   戯けてそう言う斉信に返ってきた声は、銀の鈴音。
  「そう仰る貴方様こそ、月もかくやと思すかぐやの姫ではござませんか」
  「面白いことを・・・
  男のわたくしを姫と申されますからには、紅肖*(こうしょう;紅い絹の布地)
  を差し出して頂きませんと」        〔*肖の字は実際は糸偏に肖〕
  「ではそのかわりに、貴方様の琵琶をお聞かせ頂けますか」
 
  ─ほう、少納言の君意外にもこのような会話が出来る女房がいたとは。
 
   斉信が感心したのも宜(むべ)なること。
  女房に返した言葉は、白居易の『琵琶行』”一曲紅肖不知数”(一曲の紅肖数を
  知らず)から引いたものであった。
  それを当然承知の上で、紅肖を積ませる美女(今の会話では斉信)に琵琶を所
  望してきたのだ。
   一体どの様な方なのだろう・・・
  斉信はますます、この女房のことが知りたくなる。
  「その紅肖と引き替えにするものは、琵琶でなければいけませんか?
  わたくしの歌で良ければ、今すぐにでも差し上げられますものを・・・」
   いつになく口説く言葉に力が篭もる。
 
   果たしてこれはその答になっているのだろうか?
  御簾ごしに返ってきた言葉は、先程の宴で斉信が吟じた歌への褒詞。
  「頭中将の君の朗詠は素晴らしゅう御座いました。
  この世のものとも思えぬほどに・・・」
  「宴の席にいらっしゃったのですね。
  貴女のような方に、そう仰って頂けるとは風流人冥利に尽きます。
  まさにこの世は思うに委せぬもの。
  末永くあってほしいと思うものは、思いに反して儚くなってしまう・・・
   ”世の中にあらましかばと思ふ人 なきは多くもなりにけるかな”・・・」
  「”あるはなくなきは数そふ世の中に あはれいつまであらんとすらん”
  無常の世は誰の身にも同じことで御座います。
  いずれが先か後かということなど、世尊(釈尊)が経る永遠の時の前には意味
  の無いもの」
 
   まさかこんな月の美しい夜に、妙齢の女人と無常を語ることになろうとは思
  いもよらなかった。
  これでは、仕事でコンビを組んでいるあの漢(おとこ)と話しているのと差ほ
  ど変わりがないではないか。
   あの漢なら何と言う。
  「”秋の月の波の中(うち)の影を観(み)るといへども”」
   斉信の玲瓏な声が大気の中に溶け込んで行く。
  「”未(いま)だ春の花の夢の裏(うち)の名を遁(のが)れず”」
   間髪を入れず響く鈴の音。       《和漢朗詠集『無常』 大江朝綱》
 
  ─やれやれ、ますます色気の無い会話になってしまった・・・
   斉信の口もとに苦笑が浮かぶ。
  「もし、差し支えなければもう暫くこの寂しい月夜見の話相手になって頂けま
  せんか」
   御簾越しに交わされる言葉遊びは、いつもの恋の遣り取りとは異なっていた
  が、斉信にとっては却ってそれが新鮮だった。
  相手の女房の知的な美しさに惹かれてみるのもまた一興。
   こんな様子を少納言の君が見たら、嫌みを言われるだろうか・・・
  何と言っても、唯一女性で友情を語った仲なのだから。
 
  「分寸のあいだなら」
   女房の言葉は簡潔だった。 一方言葉の意味は如何であろう。
  「”鵲(かささぎ)の橋が出来るまで”と言うことでしょうか」
   鵲の橋は牽牛と織女が別れる時に、天の河に架かる橋。
  この橋を渡れば、また永の一年を離れ離れに過ごさなければならない。
  だが、それまでは二人だけの時間。
  「”鶏鳴”は思うより早く聞こえますもの・・・」
   『菅家文草』”代牛女惜暁更”(巻第五346)を受けた”鵲”の続きである。
   この言葉を聞いて、斉信の胸の鼓動が高まったとしても、それを咎めること
  は誰にもできまい。美しい月の幻惑に掛かったのは、御簾の中の女(ひと)も
  同じことなのだから。
 
   相手の許可を貰うより早く、斉信の身体は御簾の内にあった。
   月明かりに照らされたその女(ひと)の顔を間近で見れば、なんとそれはあ
  の撫子の君。
   思わず七夕姫の最後の一節が口を突いて出る。
  「貴女でしたか・・・まさに”三十六旬一水の程”《このひとときのために、三
  百六十日の間天の河のほどを隔てて待ちこがれたが、逢えるのは僅かな時間》」

 
   短い逢瀬が、斉信をより性急に秘めやかな行為へと駆り立てた。
  「わたくしの歌をお聞かせしたのですから、代わりに貴女様の紅肖を・・・」
   緋袴の襞(ひだ)は、紅肖の波紋。
  抗うこともなく身を任せる撫子の君との間に、夢幻の時間が流れていった。
 
 
  ─どうしてこんな風に愛してしまったのだろう・・・
  自分としたことが、一体どうしたというのだ?
  恋とは大人の駆け引きだと、割り切っているこの自分が
 
   初めて味わう余裕のない恋の苦しさ。
   時が経てば経つほど、あの方の儚げな仕草や、たおやかな匂いが一層思い出
  される。
  


  「・・・将殿、中将殿・・・斉信殿・・・如何なさいました?」
   同僚の自分を呼ぶ声に現実に引き戻される。
   蔵人頭備後権介、藤原行成。
  斉信より五つ年下の彼は、昨年秋の除目で蔵人頭に補任されて以来のコンビで
  ある。まだ禁裡の中道路線に染まっていない彼は、斉信にとっては初々しい蒼
  さを感じる漢(おとこ)であった。
  「”秋ならで”物思いする君の姿は、中将殿には似合いませんね」
   そう言うとにっこり微笑む。
   不思議と人の心を惹き付けるこの笑顔が、実はかなりの曲者なのだ。
  「あのお喋りな少納言の君が、したり顔で貴方に告げたのかな?」
  (”秋ならで”; 秋ならであふことかたき女郎花 天の河原におひぬものゆゑ
                    『古今和歌集』藤原定方
   【天の河原に生えているとすると、年に一度七夕の時にしか逢えないのだろ
    うが、そうではないので秋以外にもみたい】
  (「露ハマサニ別レノ涙ナルベシ」 『和漢朗詠集』 道真”七夕主題の歌”
   『枕草子』第一五五段を受けて)

  「さあ、どうでしょうか・・・
  それより、そのような何時にもない暗い顔をしていると、後宮の女房たちも心
  配しますよ。何しろ貴方は、内裏一の”色男”ですからね」
   いつもなら聞き流せる行成の言葉も、今日の斉信には心に重くのし掛かる。
  「いつもそんなあながちな恋をしているように、見えるのかな・・・」

   ふと見せた寂しそうな微笑みが、今の斉信の苦しい胸の内を端的に物語って
  いた。ほんの刹那心が宙を彷徨う。
   訝る視線に目を遣れば、行成がじっとこちらを見ていた。
   もしかしたら、己の心の乱れに気づかれたか?
   斉信がそう思うのも無理からぬこと。行成は聡い漢(おとこ)であった。
   童殿上(わらわてんじょう)として初めて殿上の間に上がった彼を見たとき、
  その輝くような澄んだ瞳の奥に、他の童には見られない慧敏な才を感じた斉信
  だった。

   そしてまた雷鳴陣(かんなりのじん)について彼と話す機会を得たとき、そ
  の感は一層強まった。それまでにも彼の優秀さは偶に耳にしていたが、直接上
  官になって仕事ぶりを見てきたわけではなかったから、実際のところはあまり
  知らなかったのだ。
   だが幾らも話さないうちに、その通りの良さに並大抵でないものを感じた。
  斉信もまたそういう漢であったから。
   行成は、たとえ斉信の乱れた気持ちに気付いても、踏み込んでくることよう
  なことは決してしないだろう。
  だが、何も言わないその冷静さが今の斉信を不安にする。

   この悟ったような態度は、この漢の良さでもあり、悪さでもあった。
   それを一番良く知っているのは、多分行成ではなく斉信の方。
 
  「行成殿もこのところの女院(東三条院;詮子)呪詛の件で、お疲れでしょう
  にそんな素振りを微塵も見せないところは、流石にお若い。このように精勤な
  頭と一緒では、早々にお役を後進に譲りませんと」
   褒詞半分、嫌み半分である。
   乱れる心に気付いていながら、少納言の君の話題を振ってくる無粋な漢に少
  々むっとしていた。 我ながら大人げないとは思いながら・・・
   そんな斉信の言葉をさらりと聞き流すのも、行成が取り澄まして取っつきに
  くいと後宮で囁かれる所以である。 

  「中将殿に一度、手ほどきして頂きませんと・・・
  後宮を制する者は、朝政を制する・・・斯は言葉が過ぎましたか」
   相変わらずのポーカーフェースで言う行成。

  ─迂闊に考えごとも出来ないな・・・
  品行方正な顔をしながら、年上の女房を虜にするとは・・・
  少納言の君とのことを知らないとでも思っているのかい?
  どちらが手ほどきを受けるんだか・・・
 
   そんなことを考えているうちに、多少なりとも胸の支えが楽になっていった。
 
  ─敵の方が、一枚上手か・・・
  やはり、後宮のお守りは後進に譲った方がよさそうだな。
 
   斉信の顔に僅かに明るさが戻る。
  それを見て、行成も漸くほっとしたようだ。
  
  斉信は、自分とは正反対のその漢の篤実さが羨ましかった。
  自分を偽らずに振る舞える初々しさが・・・
 

  ”あの方が、伊予介(いよのすけ)殿のもとに嫁がれるそうですよ”
   そんな話を内裏で耳にしたのは、それから幾日もしないこと。
   噂も聞こえぬほど、我を忘れて仕事に没頭していた。
   同僚に皮肉を言われるくらい・・・
  そうでもしなければ、どうしてこの胸の苦しみを紛らわすことが出来よう。
 
   自分の手を離れて、安定した生活を選んだ撫子の君。
  それで本当に幸せなのだろうか・・・
   そんなことに口を挟む資格の無い自分であることは十分解っていた。
  それでも、斉信はどうしても考えずには居られない。
 
   あれは幻だったのだ。 
   ただ一度の夢の出来事と思えばこそ、同じ内裏で働いていられる。
   あの女(ひと)を愛した自分と、禁裏で政務をこなす頭中将とは別の人物。
 
   だが、斉信の心は千路に乱れた。
  ”もう一度逢えばあの方を苦しめることになるかもしれない・・・”
  そう思う一方、このまま別れることも出来ない自分がいた。
 
 
   卯花月(陰暦四月)の夜
   春情を漂わす雲靄(うんあい;雲かげ・立ちこめる靄)に朧に霞む月。
   御簾の中には息を潜めて佇む二つの影があった。
  囁くように語る男の声は、あの日のように夜の大気に溶けていく。

  「貴女はそれで宜しいのですね・・・
  わたくしがお世話して差し上げましょうといったところで、受けては下さらな
  いと思ってはおりましたが」
   女の声も微かに響く銀鈴。
  「そのお言葉だけでわたくしには十分でございます・・・
  幼い弟たちと共に、わたくしは伊予に参ります。
  伊予介殿に、共に連れて参れと言う勿体ないお申し出を頂きました・・・」
  「ならば、わたくしも貴女の弟がた共々に・・・」
   乱れる気持ちに声までも揺れる。
   それに答える女の声もまた震えていた。
  「北の方様は素晴らしいお方とお聞き致しております。
  わたくしのような者が、お側に参りますことは相応しくありません。
  どうか、大事な方を悲しませないで下さいまし。
  わたくしなら大丈夫ですから・・・」
   その言葉とは裏腹に、女の頬をしとどに濡らす銀の雫。
 
   押さえきれない情念が男の理性をかき乱す。
  苦しい物思いにやつれた風情が、美しい男の面をより一層麗しく見せていた。
   まさに、鬼神ですら魅入るほどの美しさ。
  「幸せなのになぜお泣きになるのですか・・・
  愛しいひとよ・・・このまま、どこかにさらっていってしまいたい・・・」
   それが許されないことは、男も女も十分解っていた。

   男には、この春の除目で参議になることがほぼ決まっていたし、何と言って
  も道長政権になくてはならない人物としてスキャンダルは御法度だった。
  それでもなお、今まで味わったことのない危うい恋に身を任せてしまいたい。
   感情のままに行動できたらどんなに楽であろう・・・
 
   お互いの立場が理解できる分別というものが恨めしかった。
 
  「自分がもう十歳若ければ・・・」
   そう言う男の言葉を女は遮る。
  「もし来世に、もっと違う境遇でお目に掛かることが出来ましたなら・・・
  またわたくしを愛しいと思ってくださいますか・・・」

 
   これ以上の言葉は、思い合う二人には必要なかった。
   女の肩を引き寄せて、そっと唇(くち)づけする。
  二藍の直衣が萌葱の表着を優しく包むと、たきしめた香が二人を別の空間に運
  んでいった。 位も家柄も年齢もそして体制も関係ない世界へ。
 
 
   今宵の月は”明かならず暗からず朧々たる月”(『白氏文集』嘉陵春夜詩)
   あの夜のように月だけが二人の気持ちを知っていた。

 
 
   長徳二年(996)四月二十四日
   春の除目にて、藤原斉信参議に補任
 
  「斉信さまも、参議になられて今までのようには後宮においでにならないし、
  本当につまらないこと。こんなとき、内侍の君がいたら退屈を紛らわすのに気
  の効いた話が出来るのに・・・」
   撫子の君が宮仕えを退いて、寂しい思いをしているのは斉信だけではなかっ
  たらしい。
  ”恋の物語を書くのはわたしには向かない。ただ瞬景を書きためていくだけ”
  と語った少納言の君もまた・・・
 
  幾たびかの夜が過ぎ、朝が過ぎ・・・
 
   それ、朝(あした)に開くる栄花は夕べの風に散りやすく、夕べに結ぶ命露
  は、朝の風に消えやすし。これを知らずして、つねに栄えん事を思い、これを
  悟らずして、久しくあらん事を思う。
 
   
  あれは美しい月が見せた幻影であったのだろうか・・・
 
 
      数ならぬ 命はなにか惜しからん
            法説くほどを しのぶばかりぞ     斉信

 
   苦しい恋の記憶も、時が経てば若かりしときの美しい思い出に変わる。
   斉信にとっは今しばらく時間が掛かるであろうが・・・

 
 
      梅の花 あかぬ色香も昔にて
            おなじ形見の 春の夜の月       俊成女


      こぬ人に よそへて見つる梅の花
             散りなんのちの なぐさめぞなき   定頼


      春ごとに心をしむる 花の枝に
             たがなほざりの 袖かふれつる    大弐三位
 
 
   一条天皇の御代、平安の時はまだまだ哀美な恋の話に満ちていた。



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