どうしてあなたはそんなに純真な微笑みを浮かべるの?
 あなたの澄んだ瞳の奥に”あの人”がいるから?
 その人も同じように微笑んでいるの?


 「ほら、こんなにたくさん・・・」
 まるで子どものように庭へと走り出す成信。
 梅の枝に積もった雪に手を遣ると大事そうに掌に乗せる。
 今朝は珍しくよく積もった。
 風は身を切るように冷たいが、成信の心はその美しい雪を
 愛しい人に見せたい一心でそんなことすら感じない。

 成信を追って母屋から庭へと降り立ったその人も、やはり
 庭一面の雪を嬉しそうに眺める。衣の裾も気にせずに、雪
 の中、成信の方へと歩み寄るその足取りは軽やかだ。
 そして、成信を見詰める眼差しは限りなく優しい。

 ──まるで子どもだな

 そう思う自分の心もまた、子どものように浮き立っている
 のがわかる。いい大人がふたりして・・・

 美しい冬の一日。
 儚い雪に思いを寄せるふたり。
 
 童心に返って過ごすひとときが互いにとっての至福の時間。

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「月桜」の葉つきみかんさまから、誕生日プレゼント
 としてリクエストにお応え頂きましたイラストです。
 唯ただ溜息ばかりの美しい公達、成信くん。
 皆様早速プリントアウトして抱きしめましょう。(ォィォィ)
 素晴らしいイラストに思わず駄文を付けてしまいました。
 (却って無い方がよかったかも・・・?)
 成信くんや、家持さんの事が学究的に知りたい方や、もっと
 沢山の美麗なイラストがご覧になりたい方は葉つきさまの
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   葉つきさま、このように素敵なイラスト本当に有り難う
   ございました。思い切り管理人のツボでございます。
 

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