テクニカルエンジニア(ネットワーク)合格への近道
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ここでは、これから、「テクニカルエンジニア(ネットワーク)」を受験する方のための「合格への近道」について私なりの見解を記載させていただきます。この試験区分は、ネットワークシステムの「計画」「設計」「構築」「運用」に関する業務を想定した試験内容となっています。具体的には、「データ通信」「ネットワークの基礎技術」「LAN」「WAN」「インターネット/イントラネット」についての詳細の把握が必要となります。
最近の合格率は以下の通りです。

平成13年度の応募者は、60,978人で合格率7.9%
平成14年度の応募者は、58,778人で合格率7.4%
平成15年度の応募者は、54,060人で合格率6.3
平成16年度の応募者は、46,151人で合格率7.9
平成17年度の応募者は、29,996人で合格率12.4
平成18年度の応募者は、26,143人で合格率11.1
平成19年度の応募者は、24,918人で合格率12.6

上記の通り、応募者がやや減少傾向にあります。最近の試験では、10%台となっています。受験される方の前提条件ですが、この区分になると、やはり、ネットワークの設計・構築・運用・トラブル対応についての実務経験のある方は、試験対策をすることにより、合格の可能性はあるかと思います。また、前述の経験がない方は、集中的に試験対策することによって合格する可能性は十分にあるかと思います。IT関連の企業でもこの区分の認知度は非常に高く評価されているようです。ネットワークエンジニアを目指す方は、是非取得してほしい資格です。
実施時期は、10月の第3日曜日で、年1回の実施です


●出題形式
午前 午後(1) 午後(2)
55問の出題で4択より選択する
(マークシート方式)
4問出題で3問解答
(記述式)
2問出題で1問解答
(事例解析)
9:30〜11:10(100分) 12:30〜14:00(90分) 14:30〜16:30(120分)

●午前出題予想
NO 出題項目 レベル 出題数予想
1 コンピュータシステム (レベルU) 「ソフトウェア開発技術者」と同等。重点分野 約 10
2 システムの開発と運用 (レベルU) 「ソフトウェア開発技術者」と同等。 約 10
3 ネットワーク技術 (レベルV) 最高レベルで、重点分野 約 25
4 セキュリティと標準化 (レベルV) 最高レベル 約 10
総論
上記を見てわかる通り、「ネットワーク技術」からの出題が約25問でこれは全体の約45%となっています。その他は、上記の通りですが、「セキュリティと標準化」については、レベルVであることを認識して下さい。尚、平成16年度の試験より「IRT理論」によるスコア形式となりました。

●午後T出題予想
問NO 平成13年度 平成14年度
問1 SOHO環境構築(IP、DHCP) 無線LANシステム構築(無線LAN)
問2 携帯機器利用の営業システム(モバイル通信) インターネット利用の運用(インターネットの接続)
問3 電子メールシステム運用(電子メール、セキュリティ) インターネット接続環境の再構築(インターネットの接続)
問4 経路設計でのネットワーク設計(PPP、フレームリレー) 電子メールシステム運用(電子メール)
問NO 平成15年度 平成16年度
問1 音声データ統合網の構築(VoIPの仕組み)  
問2 サーバ移設について(IPネットワーク、VLAN)  
問3 小規模ネットワークの構築(メール・Web)  
問4 Webシステム(Webでのクライアントサーバシステム)  
総論
午後Tについては、3問の解答 ですから、平均1問当たり、「30分」で解答する必要があります。
上記より出題内容を整理すると、以下の通りです。
(1) データ通信 OSI参照モデル、プロトコル、WANの技術(特にフレームリレーとATM)等
(2) ネットワークの基礎技術 呼量、待ち行列、稼働率、セキュリティ、暗号化等
(3) LAN LAN基本知識、LAN間接続、プロードキャスト、FDDI、クライアントサーバ型LAN、無線LAN、広域LAN(広域イーサネット)、IP-VPN等
(4) WAN 専用線、回線交換、パケット交換、ISDN、ブロードバンド、フレームリレー、セルリレー、HDLC手順、移動体データ通信、衛星通信、光ファイバ等
(5) インターネット/イントラネット TCP/IP、IP、UDP、ルーティング、CIDR、サブネットアドレス、アプリケーションプロトコル、IPv6等
(6) セキュリティ 暗号化、認証、ファイアウォール、VPN、IPsec等
(7) 最新技術動向 IP電話、eラーニング、無線LAN、xDSL、P2P等
上記の7項目についての詳細の仕組みと理解があれば解答は可能かと思います。

●午後U出題予想
問NO 平成13年度 平成14年度
問1 IP-VPNのネットワーク再構築(IP-VPN、TCP/IP等) セキュリティ重視のLAN構築(ネットワーク設計)
問2 インターネット接続システムの安全対策(DNS、RAID、IDC等) システムの災害対策(IPsec、DNS等)
問NO 平成15年度 平成16年度
問1 ネットワークの再構築(IPsec、Web、メール、DNS等)  
問2 リモートアクセス環境の構築(セキュリティ、WEP、SSL等)  
総論
午後Uについては、午後(1)の応用と考えるのが妥当かと思います。従って、午後Tの上記の7項目に関する前提知識と問題文の仕様の把握が必要不可欠です。時間は120分ですから、最初の30分で問題の仕様の把握が必要かと思います。残り90分で設問別に解答をしていくという方法がベストかと思います。午後(2)は難しいと言われますが適切な傾向対策をすることにより合格ラインへ到達するものと思います。満点を取る必要はないため、得意な分野の問題を選択して冷静に解答する必要があります。

●合格ライン(私の予想であることをご了承下さい。)
平成16年度春期の試験より、現在の13区分すべてについて600点スコアが導入され、受験者は自分の合否と各スコアを照会出来るようになりました。
テクニカルエンジニア(ネットワーク)場合、
午前スコア600点以上且つ午後(1)スコア600点以上且つ午後(2)スコア600点以上
合格ということとなります。
以下はスコアと正答率の予想です。
区分 合格ライン
午前 600点スコア = 70%
午後(1) 600点スコア = 65%
午後(2) 600点スコア = 60%

●合格への近道 私が過去問題より判断して掲載したもので合格を保証するものでないことをご了承下さい。
NO 学習項目 使用テキスト 学習内容 学習日数
1 午前基本事項
を押さえる
ソフトウェア開発技術者
合格教本
(平成20年度
〈春期〉〈秋期〉)
(技術評論社)
3,129円
午前4分野のインプット学習です。左記のテキストで、
●コンピュータシステム(3章、4章、5章)
●システム開発と運用(6章)
●ネットワーク技術(7章)
●セキュリティと標準化(9章)
のみを学習して下さい。
各章を1日2時間の学習で平均3日を目安として2回繰り返して下さい
40日
2 ネットワークの
基本を押さえる
〈ネットワーク〉
完全教本
(2007年版)
(日本経済新聞社)
2,709円
午前(ネットワーク、セキュリティ)の学習と午後の前提知識を中心としたインプット学習です。この書籍を利用して、ネットワークの基本事項の習得して、理解、暗記を繰り返して下さい。1日2時間で20ページほどを目安として、これを2回繰り返して下さい 60日
3 午後TとU
の実践演習
ネットワーク
[午後]
オリジナル問題集
2006年度版
(秀和システム)
2,625円
上記NO2の書籍で得た知識の実践演習です。オリジナル問題を解くことにより午後T・Uの実践的知識を習得します。最新技術についても言及しております。この書籍を通して、午後T・Uの書く力も養って下さい。1日平均2日で各章の把握を目安として下さい 40日
4 総まとめ ネットワーク
予想問題集
(2007)
(ITEC)
約3,360円
最後の総仕上げです。午前と午後についての予想問題演習です。ここで自分の力を試し、理解と暗記を繰り返し、合格レベルを目指して下さい。各問題は実際の時間通りに解答して下さい。解説をよく読んで、確実に把握されて下さい 20日
5 最新事例
の修得
日経NETWORK
(日経BP社)
半年購買
7,200円
(1,200円×6ヶ月)
ネットワークの「入門講座」「実践講座」「応用・教養講座」の3部構成となっています。この区分の対策講座もあります。ネットワークの最新情報の収集と事例を通してより理解を深めて下さい。
※毎月1冊です。4月からの購買をお勧めします
また、ネットワークについての他の雑誌として「日経コニュニケーション」がございます。こちらは、通信・ネットワークの総合誌です。2冊/月で金銭的に余裕のある方は、是非、購買下さい。
随時
8 用語辞典 通信ネットワーク
用語事典
改訂第5版
(秀和システム)
3,150円
5,100の用語を、最新の情報で解説しております。上記の書籍で理解出来なかった項目について活用します。 随時
その他関連書籍
9 コンサルティング手法
による企業ネットワーク
設計の極意
(リックテレコム)
2,600円
ネットワークシステムを構築するに当たり、コンサルティングの立場より、調査分析設計等について言及しております。午後(2)の事例解析に対応出来るものと思われます。 --
10 企業ネットワークの
設計・構築技法
(日経BP出版センター)
4,200円
企業のネットワークの設計・構築のに焦点を当てた書籍です。「広域イーサネット」「IP電話」「IP-VPN」を利用する際のノウハウや設計についての詳細の記述があります。上記3つの技術は、新しい技術であり、試験でも出題率の高い項目かと思われます。試験対策にも良いかと思いますが、実務でも非常に有益な書籍かと思います。
上記の書籍はシリーズ化されており、以下の2点の書籍も発売されております。
フレームリレー/セルリレーによる企業ネットワークの新構築技法 (2,940円)
企業内データ・音声統合網の構築技法 (3,150円)
--
11 日経コミュニケーション
通信・ネットワーク事典
03〜04年版
(日経BP出版センター)
3,143円
上記NO7とほぼ同様の書籍で用語辞典です。 --
12 通信ネットワーク
早わかり講座
(日経BP出版センター)
2,800円
サプタイトルは、「ADSL徹底解剖、最新イーサネット技術、Webサイトの仕組みと動作、第3世代携帯電話のすべて」 --
総論
テキスト代合計 3,129円+2,709円+2,625円+3,360円=11,823円(税込み)。
学習時間 1日2時間として160日(約5ヶ月半)です。
上記のNO1〜NO4を実行すれば、午前80%、午後(1)80%、午後(2)80%以上の力が付き、十分に合格ラインに到達するものと予想します。特にNO7の「日経NETWORK」はネットワークエンジニアのための実務書であり、これを読みこなす力は是非付けてほしいものです。今回は、単品での半年購買としましたが、1年購買の場合は、12,000円です(3年は24,800円)。また、NO9、NO10の書籍は試験対策のための書籍ではありませんが、内容的には、午後の試験対策、及び、実務でのスキルアップには良いかと思います。アイテックTACなどでは、直前公開模擬試験を実施していますので、こちらも是非、受験することをお勧めします。受験者の皆様、是非、頑張って下さい。

●本番の試験では・・・
試験の注意点 内容
マークシートミス これは、絶対に避けたいことです。「午前」について、時間が余る場合がありますので、必ずマークシートチェック(5分くらい)を行いましょう
午後の問題について 午後は記述式ですから、誤字脱字には十分とご注意下さい。また、文字数が指定されている時は、必ずその文字数内で解答するようにして下さい。
絶対にミスしてはいけないこと 午前・午後共に、「受験番号」と「生年月日」をマークしますが、受験番号が受験票と違う場合、一切採点はされません。これは、十分に確認して下さい。

●関連サイト
サイト名 説明
@IT 「チャネル欄」には、ネットワーク関連の最新情報が掲載されています。
IPA(情報処理推進機構) 不正アクセス、ウィルス、セキュリティについての実践情報があります。
情報・通信事典e-Words 用語辞典

受験者の皆様の合格を心よりお祈り致します。質問についてはこちらをクリックして下さい。