=親父の関所(oyatiti)と蛍の関係=

 本webサイト開設時の記念すべき第一号記事(2001年5月)は、実は「五十海(いかるみ)にホタルを見に行こう!」というモノであった。 しかし残念ながら、既にそのビオトープは閉鎖されてしまっている。 一節には当初から蓮花寺池への移設を目論んでいて、そろそろその成果が出始める頃だ?という"噂"を耳にしたのだが、定かではない・・・

 仕方なくサイト引越(2004年5月:tokai→biglobe)の際に記事から削除してしまったのだが、藤枝にはまだホタル観賞ビオトープは存在するのだ! その一番手に上げられるのが「金毘羅山(こんぴらさん)保勝会」から情報提供して頂ける「瀬戸川・ほたるの里」。 若干シーズンから遅れた感は否めないが、今回どうしても気掛かりで、再掲載を考えた次第です・・・
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ホタルを見に行こう!

ほたるの里・案内看板 場所は国道1号線より瀬戸川上流、勝草橋から歩いて三分の場所、ちょうど金毘羅山の麓(ふもと)にあたる。 ホタルの活動期間は桜と同じように短く、ホンの二週間程度(成虫一匹の寿命は一週間です)。 毎年気が付いた時には間に合わない事があったりするのだが、今回も恐る恐る「金毘羅山保勝会」の山本さんのお宅に確認の電話(連絡先は「アットエス」からドーゾ)を入れてみた。

 「今年はまだ見られますか?」 『はぁ〜一番出た時期の半分くらいまでに少なくなったけぇが、今週末ならギリギリ間に合うかしん・・大丈夫ら!』 受話器の向こうからは、とても優しそうな爺様の、方言丸出しの声が聞こえてくる。(^^)v 今週末の出現状況さえ確認取れれば良かったのだが、「先週はとても沢山のホタルが見えたっけよぉ〜!」などと丁寧に解説してくれる。

紫陽花の咲く頃、ホタルは舞う 藤枝ホタルは毎年5月下旬〜6月上旬がピークで、それ以降は一気に灯りを見つけるのが難しくなるのだそうだ。 昼間は普通の公園のため、少なくなったからといって閉園して中に入れなくなってしまうわけではない。 しかし最盛期には、金毘羅山保勝会の皆さんが手作りの「ホタルのおはなし」というパンフレットを配ってくれたり、皆が静かに観賞出来るように説明をしてくれたりと、ボランティアで活動してくれているので、この機会を逃す手はないのだね!!

 この日も常時50人程のオーディエンスが、入れ替わり立ち替わりやってくる。 思ったよりもホタルは景気よく光を放ってくれ、子供達は大きく歓声をあげている。 中には若いカップルもいたが、ここにたどり着いた二人は、ナカナカセンスが良いと誉めてあげてもいいかもしれない?

 我々のサイト掲載のタイミングも非常に悪く、今から公園へ向かっても「風前の灯火」状態のホタルのお尻ですが、もしも覚えていてくれるのなら、来シーズンは是非とも訪れて欲しい、隠れた藤枝の観光スポットではないでしょうか?(掲載:2004年6月12日)。
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自然との共生をめざして

 志太金毘羅山 保勝会/金毘羅山ホタル研究会 より

『昔此の志太地区には初夏の夜に天然のホタルが数多く飛び交っておりましたが、時代の変革とともに環境自然破壊に依り、幻想的な美しいホタルの光と姿を見ることが出来なくなってしまいました。

平成元年金毘羅山保勝会の有志十四名にて「夢よもう一度ふるさとのホタル」をと、ホタル研究会を設立し市公園緑地課の厚意を受け、ボランティアにて試行錯誤日夜人工飼育に取り組み研究を重ね今日に至っています。

自然破壊を取り戻す事は膨大な金銭と労力と努力が必要とされます。 お互いに自然を愛し住みよい街作りに協力しホタルを可愛がってあげましょう!

   ホタル灯の 舞う川ありて 水清し 』(公園の案内より転載)

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・・・確かに我々が小学生の頃は、少し山手の方へ行けばホタルが自然に舞っていました。 オイラの知るその場所は、現在は新興住宅地と化しており、もうホタルを見掛けることはありません。

 全国的には干拓地開拓などで環境破壊を訴えるニュースなどを耳にしますが、海に隣接しない藤枝でも、こうした機会に環境保護を考えてみては如何でしょうか。。。?
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現在は公園入口に、立派な紹介看板が立てられています!

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