藤枝七福神

大黒尊天

御真言:おんまかぎゃらそわか

五穀豊穣、子孫愛育 大黒様は印度の神様で有福を示し、「有徳・財宝・闘戦」の神様で、二俵の米俵に立ち糧食を司る神様といわれています。 片手に小槌を持ち、サンタクロースのような大きな袋を担いだ神様です。
 清水寺は聖武天皇の勅願により、神亀3年(726年)に行基菩薩がこの地に十二院の伽藍を創建し、ご本尊の十一面千手千眼観世音菩薩を謹刻し安置したのが始まりなそうな。。。

 毎年2月の第三日曜日をはさんだ3日間が、このお寺の大縁日で、今では何処のお祭りにも少なくなってしまった露店が、ココでは沢山出て沢山のお参り人で賑わいます。 この縁日を境に、地元では「清水(きよみず)さんが過ぎると雨が多くなる」といわれ、春の訪れの目安となっております。 2002年サッカー・ワールドカップに出場する「セネガル代表チーム」のキャンプ地としてここ藤枝が決まり、その練習会場となる『藤枝総合運動公園』(マンキも建設に大いに関与した!)が麓にそびえ立っております。

 この『運動公園』、当面は「多目的広場・サッカースタジアム・陸上競技場」のみで仮オープン的な公開ですが、将来計画として「体育館・野球場・子供が遊べる冒険広場」なども建設予定です。。。お楽しみに〜!!
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恵比寿尊天

御真言:なむえびすだいじん

商売繁昌、除災招福 恵比寿さんは「伊邪那岐命(イザナギノミコト)の第三子蛭子尊(ヒルコノミコト)」とも、「大国主命(オオクニヌシノミコト)の御子」とも伝えられています。 (七福唯一の”国産”神ともいわれているが、異国人との説もある?) 「清廉・漁業・商売繁盛・交易」の神様で、エビス顔といわれるように尊顔です。 (「エビスビール」のラベルにも見られる、釣りざおを担いで大きな鯛を抱えた神様ですネ〜)

 向善寺は『県立藤枝東高等学校』(ミヤサの出身校)の正門前通りにあって、通学する生徒を朝夕見守っているかのようなお寺で、住職は現在、学校法人「藤枝学園・藤枝東幼稚園」(マンキの出身園)などの園長を勤めております。

 寛文年間に全宗和尚という人物が、もともとここにあった真言宗のお寺の跡地に小庵を結び、地蔵菩薩と弘法大師の尊像を安置して、日々の勤行供養を怠らなかったそうな。 それを見た市部村の人々が、その姿に心うたれて、全宗和尚の念願であった新しい寺院開創に協力し本堂を建立したそうな。 当初、洞雲寺六世大洲重撮和尚を拝請して開山とし、「泉陽山向善寺」と名付けられたが、後に市部村に祀られている牛頭天皇の加護を願い、「牛頭山向善寺」と改称されたそうな。 (何故か、藤枝界隈は曹洞宗の寺院が多いのです。。。ハテ?何故でしょう・・・?)
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毘沙門尊天

御真言:おんべいしらまんだやそわか

開運厄除、大願成就 毘沙門さんは印度の神様で、「多聞天」ともいわれ仏教四天王の一人です。 左手の塔は八万四千の法蔵、十二部経の文義を具し、右手の宝棒は悪霊を退散させ財宝を授けるといいます。 (富士市吉原の「毘沙門天祭り」は有名ですナ!!)久遠の松

 大慶寺は上伝馬区商店街の中にあります。 入っていくと目の前には県指定の天然記念物で大きな松ノ木「久遠の松(くおんのまつ)」が立っています。 松は「藤枝市の木」でもあります。 藤枝市の公共下水道のマンホールの鉄蓋には、この松の葉がデザインされています。 この「久遠の松」は「日本名松百選」にも入っているという、この寺院のシンボル的な存在でもあります。 寺院創設以来、700年あまりの風雨にも耐えて、寺の歴史を見守ってきた生き証人(松)だとか。。。 一見の価値はありますぞ〜!!
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弁財尊天

御真言:おんそらそばていえいそわか

恋愛成就、学問成就 七福神の中で唯一の女神です。 愛敬を示し「音楽・弁舌才智・水の神・芸術」の神として、古来日本では「市来姫」と同一神として信仰されています。 琵琶(びわ)を奏でています。

 ここ長楽寺は、寺の名前が地元町名の由来のもなっている古刹です。 有名な「青池の大蛇伝説」(蘊蓄藤枝・町名長楽寺参照)の主人公が、大蛇にさらわれ行方不明になったという昔話があるのですが、一説によるとその姫様が弁天様に化身したので、境内に弁天堂を建立したのだとも言われています。 

 今回の藤枝七福神とは別に、この弁天堂は昔からこの寺にあるもので、山門をくぐって進むと左側に架かっている太鼓橋(開運橋)の先にあるのですが、霊験あらたかで参詣する人が絶えないとか。 (因みにマンキ宅はここの檀家です。。。勿論、ご先祖様のお墓もあります〜)
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福禄寿尊天

御真言:おんまかしりそわか

招徳人望、俸禄増加 中国の神様で、人々というより中国道教の理想である「幸福・俸禄」の意味を持ち、「南極老人星」の化現として現われた神とされています。 この心岳寺の開創年月日は不明らしいですが、この地に蓮佛池という池があり、永正元年(1504年)に桃山岱朕大和尚がこの池の留まり、池の傍らに「蓮佛庵」という草庵を作り、衆人の接化につとめて、草庵の開山となったらしいです。 慶長2年(1597)六世順学和尚の道行により、諸堂を完備して、開基の法号にちなんで金龍山・心岳寺と改称したのだそうです。 歴史ある寺院らしく、(こういってはなんですが)立派な本堂をはじめ、山奥(失礼;^_^A)にしては大きなお寺です。。。

 場所は藤枝バイパス谷稲葉インターを出て、瀬戸谷方面(左折・北進)に進み、バイパスのガードをくぐりすぐ左折、そのまま道なりにドンドンと、、ひたすら奥へ進むと右手に現れます。 とっても静かなところです。 夜行くと、街頭の明りや民家の明りも少なく、星空が美しく観賞できますが、、、ちょっと怖いです。。。(-_-;)!
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寿老母尊天

御真言:おんばらざらゆせいそわか

長寿延命、富貴招福 寿老神・寿老人とも書きます。 「長寿」の神様で、「老子」の化身の神ともいわれています。 「富財・与宝・諸病平癒」の神様でもあります。 人々の安全と健康を守ります”長〜い顎鬚”がトレードマーク! 洞雲寺は、ここにあった池に神亀5年(728年)に青峰白眼和尚という高僧が巡錫してきて、裏山にあった洞窟に黙座して、断食修行を続けていたそうな。 37日目の明け方、この洞窟からにわかに白雲が沸き起こり、大雨が降り出し、雷鳴と共に洞窟前の小さな池の中から竜が躍りだしたそうな〜(◎O◎)。 この奇端によって「龍池山洞雲寺」という名前がついたそうな。

 この寺には「藤八柿」(目下調査中)という昔話もあって、豊臣秀吉や徳川家康といった武将との由緒も深い、それはそれは歴史あるお寺だそうです。。。
 本堂、裏手の墓地の斜面を登っていくと、蓮華寺池公園ともつながっております。
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布袋尊天

御真言:おんまいたれいやそわか

夫婦円満、財宝賦与 七福唯一の”実在した人物(禅僧)”という話も聞くが、中国五代聖人の一人である「弥靭菩薩」の化身ともいわれている。 大量(心が広く大きい)を表現し、「堪忍・和合」を教えてくれる神様です。 同像は広く親しまれ尊敬されています。 ”大きな腹”が特徴的で「布袋腹」ともいわれるほど立派なオ・ナ・カ〜ッ!! 大規模小売店「ユニー」はその昔、「ほていや」という屋号で展開していて、藤枝白子区にあった「ユニー・藤枝店」(現在:ヒバリヤ)も、昔は「ほていや」の愛称で親しまれ、入り口を入ると「布袋さん」の大きな木像がございました。 いまではこの木像は「スーパーもちづき」に行くと、お目にかかれます。←余談でした。。。(^^;
藤枝大観音
 盤脚院は昔でいう「葉梨村」の比較的奥の方に位置していて、今まで紹介してきた藤枝の寺院の中では「異色的」存在です。 というのは、霊園が大規模〜!! しかも宗派を問わず分譲しているため、なかには「キリスト教」のお墓までございます? 広大な霊園のほぼ中央、小高い丘の上には「藤枝大観音」様の大きなお姿が目にとまります。 青銅製の大観音像で一見の価値あり!! 霊園は非常にきれいに管理されていて、池のほとりには桜、入り口付近には藤枝のシンボルである大きな藤棚がございます。 近所には「白藤の滝」という名勝もございますので、のんびりハイキングがてら如何でしょう!?
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