2002年・oyatiti忘年会

 いつの頃からか、突然始まっていた「恒例・oyatiti忘年会」、今年で何回目になるだろう?
今年は二人共いつになく”スッタモンダ”の一年ではあったが、例年に漏れず忘年会を挙行することにした。 今年の幹事は「ミヤサ」が担当! 当初はいつかは行こうとしていた”アノお店”や、HP訪問者からメールなどで紹介された”コノお店”なんかが候補に挙がっていたのだが、如何せん幹事が一番の頑張り処の頃に、身内が倒れたり&亡くなってしまったりと、この一年を象徴するような悲劇が重なり、気が付いた時には既に「満席」だらけ・・・ 一時はマンキの従姉妹の病状からも推測して、今年は「一回休み」も考える程の非常事態ではあったのだが、年に一度この日にしか会えない顔もあることを考慮して、無理矢理強行突破の離れ業をやってのけてしまった。

 こういう時に頼ることが出来るのが、無理の利く「昔からの知人の店」ということで、今回は藤枝市瀬戸新屋にある「玉将本店」にお世話になることに決めましたぁ〜
************************************************
 =玉将本店(但し支店はナシ?(^^;)=
 ・場所: 藤枝市瀬戸新屋75−9
 ・内容: 寿司/ふぐ&すっぽん料理/割烹/その他、仕出しなど
 ・TEL&FAX: 054−643−1997

 =場所詳細=
 ・藤枝駅北にある「藤枝市文化センター」前の道を西進、「西友」横を過ぎて更に西へ向かう。
  暫く行くと左手に「玩具屋・やまだ」が見えてくるので、立ち止まって右手向かい側。
  駐車場は店舗前に2台分と、店舗から西へ50m進んだ右手に数台分用意。

 =献立紹介=
 ・今回はメインを「ぅ〜、スッポン!」鍋でまとめてみました。
 ・予算は6人でお願いして「約¥4000−/1名」とのこと。
  一匹を皆で味わうとなると、この位の人数が丁度良いようです!(特に刺身&唐揚げの量に限り有) ちなみに「ふぐ」となると「¥7000−/1名」からなのだそうだ。。(◎O◎)
ページTOP

<<その1: 生き血ぃ〜>>

 「お疲れさま、かんぱぁ〜い!」の音頭と共に現れたのが「生き血」です。 以前はワインなんかで割ってくれたことも有ったように記憶していますが、今回は食塩水で軽く割っ貰いました。 メンバーのほとんどが「スッポン初体験」ということで、皆最初は恐る恐るグラスを口元へと運んでいます。

 「・・・ナンダ、塩水ジャン」って、元々血液が食塩水と同じ様なモノですし、スッポンだからと言って特別な味がするわけではありません。 加えて即効性が強いわけでもありませんから、急に鼻血が飛び出すわけでもありません。
ページTOP

<<その2: 珍味刺身ぃ〜>>

 内臓のお刺身、オンパレードで御座いますぅ。 右上丸い小鉢に入っているのが「心臓」。 お醤油をポタリと垂らして刺激すると、「ドクンッ、ドクンッ」と鼓動を再開し始めます。 今回はこれから懸念される少子化に応戦するために?、マンキの弟君に味見をお願いしました。 「二人目の子供、期待しますゼ!」

 その他、肝や腸管などを頂きます。 これまたスッポンだからと言って特別クセがあるわけではなく、結構皆スムーズにパクパクと食してしまいました。
ページTOP

<<その3: 唐揚げぇ〜>>

 食感はまさに「鳥の唐揚げ」。 「骨に気をつけてネ〜」という大将の注意があるものの、丸いコロコロとした小骨が口に残るので、スイカの種を飛ばすように「プップッ」と吐き出す程度のモノです。

 この店で「エンペラー」と呼ばれている、甲良の周りに付く”ヒレ”のような箇所の唐揚げは、骨も無いため非常に食べやすく、メンバーにも大好評! アッという間に無くなっていましたネ。
ページTOP

<<その4: しゃぶしゃぶぅ〜>>

 今年の冬は、突然冷蔵庫の中に押し込められたような、強烈な寒気に襲われることもありました。 そんな季節柄やはり”鍋”でしょう! 夏場は赤身も”刺身”としてさばかれるため、それほど丹念に湯通しする必要は全くありません。 しゃぶしゃぶの「しゃ」程度で十分。 紅葉おろしのポン酢で頂くと、その場で身体がホクホクと温かくなってきました。(さっきのレバー刺も効いてきたのかな?)

 「大根のツマも自家製だから食べていってぇ〜」と大将。 実際に口にしてみると、やはり”シャッキリ感”が違います! 全体のバランスを考えても、野菜の摂取は必要不可欠ですから、皆で綺麗に平らげさせて頂きましたぁ〜
ページTOP

<<その5: 野菜スープ>>

 オォ、なんとも巨大な土鍋が運ばれて来たモンだ! 中身はスッポンのエキスをたっぷりと含んだスープに、葱や大根などの野菜が「これでもかぁ〜」という程に煮込まれていて、何度も何度も”オカワリ”してしまいます。
 この時点で結構お腹に貯まりました。 が、ファイナルはまだ残っているのです。 予約の際に「他にお寿司を・・」とか「何品か付けて。。」というリクエストがあるそうですが、大食漢の男共が集まっても、この量をこなすのはナカナカ・・・? 試してみたい方は、注意してください!
ページTOP

<<その6: 雑炊ぃ〜>>

 さぁ、いよいよ締め括り。 先程のスープに、玉子とニラを加えた雑炊が登場です。 これがまた美味しいのよぉ〜 基本的に酒宴の〆は「ラーメン」という暗黙の了解がある我ら「oyatiti・麺喰い族」も、今日はスッポン尽くしで大満足!(^^)v 「大将、スッポンラーメン!」などというワガママは口にせず、この雑炊を堪能して、今度いつ会えるのか分からない「スッポン」君との別れを惜しむのでありました。。。

 先程も補足したように、結構な量が運ばれてきたため、この雑炊は途中でギブアップしてしまう羽目に。。(他に二品付けたのが仇になったか?) 「大将、ゴメンナサイ。。。m(_ _)m」
ページTOP

<<スッポンの持つ主な効能>>

・益気 → 気力を盛んにする
・去血熱 → 血液中の余分な熱を取り去る。
・傷寒中風→ 風邪による様々な急性疾患に効く。
・補陰 → 肝臓、腎臓の機能障害あるいは疾患に有効。
・血か → 婦人の内生殖器に生じる腫瘍、血の道症からくる腰痛、月経不順、不妊症に有効。
・虚労 → 現代人ならば、疲労、ストレス、心身症に有効
・骨蒸 → 肺結核に伴う寝汗のように、体内の奥から、あたかも骨が蒸されるようにじわじわ発する熱に有効。
・ちょうか→ 腹部の移動性・非移動性腫瘍、あるいは腹内の硬結で脹れたり、痛んだり、疼いたりする症状に有効。
・腸廱 → 虫垂炎など腹内の化膿性疾患に有効。
・痞  → 体の機能低下、また、気分がふさがったり、つかえた状態、例えば、みぞおちがつかえるという自覚症状に有効。
・げん癖 → うなじから背中にかけての強ばりに有効。
・腎積 → ヒステリーや神経症などの発作を静めるのに有効。
・その他 → 久痢(慢性下痢)、下血、脱肛、痔、難産、腰痛などに有効との記載もみられる。

・人体の成長要素の大部分はリジンに依存し、血液はリジンで養われ、抗体が形成される。リジンが不足すると視力障害、筋肉のけいれんや疲労を招く。スッポンが血の道の薬とか、血液の浄化作用があるといわれるのも、このためである。

・アルギニンは精子の頭部の主成分であり、これがスッポンのたんぱく質中に比較的多く含まれていることから、強精食品としての評価が高く、これが欠乏すると性障害、不妊症になるといわれている。また老廃物を無毒化し、代謝を促す大切な作用もある。

・ヒスチジンは脳や神経に刺激を与え、活性化させ、プロスタグランジンは血小板の凝集を抑制して血液を下げ、血栓を防止する。したがって、動脈瘤や動脈破裂等の予防につながるといわれている。

・リノール酸は血液中の悪玉コレステロールの値を下げる効果があることから、スッポンは、「血液の浄化作用」があると古くから言い伝えられてきた。

・スッポンにはビタミン類も豊富に含まれている。抗酸化作用によって、細胞膜の透過機能を正常に保ち、細胞の老化を防止し、ひいては若さが保たれるということから、体のサビを取る働きがある。

・体内の鉄は一日に0.7mg位ずつ体外に排出されており、病気や出血、妊娠出産、授乳期には、鉄分の欠乏になりやすい。貧血は、赤血球が不足して起こるものではなく、これに含まれるヘモグロビンの量が減って起こるものである。
したがって、貧血に伴う動悸、息切れ、めまい、疲れやすい、顔色が悪い等の症状が見られた時に、スッポンは有効な食品といえる。

(参考:大阪府豊中市のちゃんこ鍋屋さん「亀萬」からの請け売り)

************************************************
「玉将大将が語るスッポンの効果確認方法!」
 ・翌朝、顔を洗うとツルツルしているのが分かる!
 ・十日程すると、髪の毛にも艶が出てくる!

 一向に回復の兆しのない景気と、飲酒による道交法改正により、強烈に売上が落ち込んでしまったといいます。(飲酒による罰則規定が、大幅に厳しいモノに改定されました! ←これはこれで良いことだとは思います) 企業努力としては、わざわざタクシーで訪れて頂いたお客様などに対して、送りは大将自らがハンドルを握り、家まで送り届けるようなことを始めたそうだ。 以前は大将も一緒になって酒を喰らい、ワイワイガヤガヤと騒いだモノだが、今は仕事中は一切呑まないことにしたという。 ウチの会社の一部の方にも教えたい「努力」であるが、もっと教授したいのが「●務員」と呼ばれる方々、「○治家」と呼ばれる頭の良い方々でしょうかネェ〜・・・<愚痴

************************************************
=(追記)訃報=
 平成16年2月23日 大将は天国に召されました。。 二度と同じ料理を味わうことは出来なくなってしまったけれど、今は次男坊がその味を継承すべく包丁を握っています。
 → その日の日記
ページTOP











Copyright (C) oyatiti 2001-2004 all right reserved Since 2001-05-29  ©oyatiti