山口線 徳佐−船平山
1.2004年7月20日 (C57+C56)+マイテ49+12系レトロ 「やまぐち号」 |
《アクセス》 下り列車が徳佐を発車して、S字カーブを曲がっていく超有名ポイント。 人数はこなせる。駐車は道端に置くしかない。 《光線・レンズ》 ここは完全に逆光。曇りの日向け。作例は12時半頃。135ミリ相当。 《コメント》 ここは下り「やまぐち」の追っかけ撮影者が大集結する。 作者もこの時は地福からの追っかけで、ポイントに着いて車を止めた時は既に踏切が… 既に先客のファンがずらりと並んでカメラを構えている。50名は居ただろうか。 列の一番端っこに走っていき、ズーミングとピントと露出を決め、シャッター。 その間約10秒。 撮影計画は無理のないように立てましょう… |
2.3.2021年12月4日 D51+35系レトロ 「やまぐち号」 ※2021/12/31 写真差し替え |
《アクセス》 徳佐駅の下り発車シーン。1.の写真の奥付近。 農道に並んで構える。駐車スペースは路肩しか無いので、秩序を守って停めたい。 《光線・レンズ》 ここもSL通過時は半逆光。露出に注意。作例は12時45分頃。 《コメント》 以前の写真は当時の愛機ist-DSのシェイクダウンがてらの撮影で、 ぶっつけ本番ゆえ正直失敗カットだったので、 多少マシな?ものに差し替えた。 C57の重油併燃による黒煙バクバクも迫力あっていいが、 作者の記憶にうっすら残る、幼少期に新見機関区で眺めていたD51の姿は、 白い煙をモクモク吐いているものだった。 そう、「SL=白い煙」なのである。 初冬のこの時期らしく、あの頃を思い出すような白煙をあげて向かってきた「やまぐち号」。 走っているD51を見るのは実に49年ぶり!だ。 (もちろん新見に居た釜たちとは様々な仕様は違えど)新見出身者として痺れました… |
4.2005年8月29日 (DD51×2)+タキ 貨物 |
《アクセス》 1.の少し先、船平山に近い直線。 撮影を終えた方々の車が津和野方面へ脱出する地点として よくご存知であろう踏切付近。 通行車には注意する必要があるが、路肩が広く足場も駐車もほぼ大丈夫。 《光線・レンズ》 朝の下りが順光。作例は6時頃。70ミリ相当。 《コメント》 ここはSL撮影地というより、日の長い時期に早朝のDD51重連貨物を順光で狙える好ポイント。 訪問当日、国道9号線を移動中は夜空に星が見える快晴。してやったりと思ったが、 徳佐に着くと作例のようなありさま。 「朝霧は濃ければ濃い程、天気が良くなる」の言葉通り、この後暫くすると 見事に朝日が差し込んだ。通過があと20分遅ければ… |
5.2006年8月11日 C57+12系レトロ 「やまぐち号」 |
《アクセス》 4.の付近を南側サイドの田んぼの中から。 細いながらも農道が適当に付いており、駐車や足場はよほどの大人数にでもならない限り 制約はなさそうだ。 《光線・レンズ》 サイドなら徳佐12:18発車の下り「やまぐち号」は順光で撮れる。作例は135ミリ相当。 《コメント》 長門富士の別名もある十種ヶ峰バックの撮影地。 手前の田んぼとポツポツとした石州瓦の家、そして山と、スケールの大きな構図。 しかし…追っかけせずに炎天下の中「陣取り」で待ち続けた甲斐もなく、通過直前に痛恨の日陰り。 空の入道雲も消え、山も、そして肝心のSLも雲に隠れてしまった。 更にダメを押す超スカスカ煙。何のために上と後ろを空けていたのか…あう〜(涙) |
6.2008年9月1日 C56+12系 「SLやまぐちDC号」 |
《アクセス》 1.のイン側。道からの撮影。 《光線・レンズ》 12時20分頃で150ミリ相当。 《コメント》 ここは緩いカーブのイン側で、手前に田んぼ、奥に林と山を配する構図。 作者はこの場所と相性が悪く、何度通っても天候や条件に恵まれない。 今回も通過直前になって大雨に見舞われてしまったうえ、C56の煙が手前に被ってしまった。 |
7.8.2008年8月31日 C57+C56+マイテ49+12系レトロ 「やまぐち号」 |
《アクセス》 5.のバックにも写っている、登山やパラグライダー愛好者にはお馴染み 「十種ヶ峰(とくさがみね)」からの山頂から。 8合目付近までは車で登れる。駐車場から山頂までは約800m、標高差は約200mだ。 立派な登山道があり、ササに囲まれながら登っていく。道に迷う心配はない。 30分程で山頂に到達。四季を通して比較的登りやすい部類だと思う。 この付近では最高峰となる1000m弱のピークから360度の大パノラマが広がる。 山頂に風を遮るものが全く無いのが難点か。 《光線・レンズ》 遙か南方向に、鍋倉から徳佐〜船平山の手前くらいまで山口線を見渡せる。 7.は1.のS字カーブ付近。陣取りと追っ掛けを含めた大勢の撮影者と車が見える。 8.は4.の直線サイド写真とちょうど対面アングルになっている。 あの山頂から見るとこうなるのだ。 共に12時20分頃で300ミリ相当+トリミング。 《コメント》 究極のやまぐち号俯瞰と言える「十種ヶ峰」。 この時期は山の緑と田んぼの黄色のコントラストが綺麗で、 重連+マイテ+12系改5=8連 なら遠くからでも見栄えがするだろう。天候も良い… と、思い切って登山を敢行。 通過1時間前、山頂に着いてびっくり!既に10本程の三脚が立っている(驚) 簡単に来られる場所ではないのだが…改めて「やまぐち号」は鉄道写真の中でも 別格の人気を誇っていること、 そしてその撮影場所は開拓され尽くされている事を実感しました。 |