山陽本線 上郡−三石

1.2003年9月13日
キハ181系 「いなば1号」
《アクセス》
三石−上郡間のS字カーブ。
駅からは遠い。2号線の登坂車線のふもとから線路沿いに少し入ったところ。
鉄道は山の中腹の大築堤となっており、線路際に上がってから犬走りに沿って
ポイントまで歩く。
見通しが悪く、反対方向の列車には注意が必要。犬走りに並ぶ事になるので
足場もあまり広くないが、長いレンズを使用すればある程度融通が利く。

《光線・レンズ》
午前中の上りが順光。作例は9時半頃の上り。70ミリ相当。
《コメント》
休日の有名ポイント。廃止間際のキハ181いなば。なのにアレ?誰も居ない。
もう少し東の直線で上下「いなば」離合があるので、皆そちらを狙っていたのかな?
朝日に輝く原色のキハ181系は素晴らしい。

2.2005年8月6日

EF65+24系「なは」 ※2005/8/6 写真差し替え
《アクセス》
1.よりかなり東。上郡駅から西へ1.5キロほど。上りの線路が南東に向いて
走っている直線の南端。
線路際の小道から撮影。ガードレールやフェンスが無いので、足場はまずまず。
《光線・レンズ》
昼前後の上りが順光。作例は7時半頃。135ミリ相当。
早朝ブルトレの場合、晴れてしまうとサイドに光が廻らない。作例のように
曇りがちの日が狙い目。
《コメント》
上り列車が直線からカーブにさしかかるところを撮影する。
この区間は他にもいろいろポイントがあり、関西ファン諸氏ならよくご存じであろうエリア。
来る平成17年10月改正では「彗星」が廃止され、「なは」「あかつき」が本州内併結となる。
ブルートレインブームの象徴だったEF65+24系のコンビがまた一つ消えていきそうだ。

3.2006年6月11日

DD51+サロンカーなにわ 団臨 ※2006/6/11 写真差し替え
《アクセス》
1.2.のほぼ中間。線路と市道がクロスする付近。
下り列車が築堤をカーブして南を向いたところを道路沿いから撮影。
足場はまずまずだが、周辺に車を置ける場所が無い。離れた空き地に停めて歩く。

《光線・レンズ》
昼前後の下りが順光。作例は13時半頃。85ミリ相当。
《コメント》
ここは大築堤のポイントで、長い編成よりコンパクトな編成の方が撮りやすい。
イベント列車用の撮影地と言えるかも。

4.2007年12月16日

EF65+あすか 臨客  ※2007/12/16 写真差し替え
《アクセス》
3.の少し奥。田んぼの中のあぜ道から狙う。こちらは線路が緩やかにカーブしている。
《光線・レンズ》
3.にほぼ同じ。作例は9時半頃。100ミリ相当。
《コメント》
ここもあまり長い編成(貨物とか)だと後ろが山に隠れる。
到着時はまだ太陽が低く、土手の右半分が山影で心配だったが、通過時刻までには
綺麗に晴れ上がり、満足な条件で撮影できた。
以前の大失敗作をやっと差し替えることが出来ました(笑)。

5.2006年7月11日

DD51+あすか 回送
《アクセス》
2.の線路の反対側。踏切付近から。
《光線・レンズ》
作例は7時半頃で晴れたら完全順光だったが…100ミリ相当。
《コメント》
臨客くらいの編成長が撮りやすい。周辺や奥の障害物や道を巧く隠しながら
構図を決めていく。
カマでもハコでも、お気に入りの車両を好条件の日に一度撮っておきたい場所。

6.2006年12月10日

485系 金光臨
《アクセス》
3.の少し南付近を山すそに登って俯瞰したもの。車道が途中まで付いている。
《光線・レンズ》
朝が順光。作例は10時半頃で100ミリ相当。曇り。
《コメント》
今年はすっかり俯瞰撮影にはまってしまった1年だった。
この日もローカル幹線風景を行く485系の金光臨をプチ俯瞰。

ロングショットでも見映えがする国鉄特急色はやっぱりいいなぁ。

7.8.2007年5月19日

EF65+コキ 貨物
《アクセス》
2.付近を上郡駅南の山から俯瞰。
駅裏の「上郡中央公園」付近から山登り。山頂まで遊歩道が造られているが、
途中何カ所かレンガ造りの急な階段があり、ハイキングと言うには少々きつい。
ふもとからポイントまでの所要時間は15分程度。
木々が切れている立ち位置は足元が斜面であまり良くない。定員も限られる。
《光線・レンズ》
午前〜昼前後の上りが順光と思われる。作例は12時半頃で、7.8.いずれも300ミリ相当。
《コメント》
朝からふらふらと周辺の山登りロケハンを繰り返していて発見したポイント。
スケールが大きいので長ーい貨物列車が撮りごたえある。お昼のEF65を狙ったところ、
運良く国鉄一般色のカマが来てくれた。
山登りは、レンガ階段の勾配がきつく、重装備だと時間の割にかなりしんどい。ハァハァ。
特に山頂の小屋に着く直前の階段が心臓破りだ。でもそこまで登ると行きすぎてる…
ってな重大事項は内緒にしておかなければ(笑)。

9.2007年6月16日

EF65+コキ 貨物
《アクセス》
7.の直線を南側の山から俯瞰したもの。
「ピュアランド山の里」という施設の裏山が整備された公園になっていて、
山すその道沿いの駐車スペースに車を停めて歩いて登って行ける。
線路を見渡せる丘の上まで5分程度の山登り。

《光線・レンズ》
お昼前後が順光。作例は12時半頃で100ミリ相当。
《飲食・トイレetc》
山に入ると何もないので登る前に準備。
《コメント》
ここは麦畑(麦作の年なら)と長い直線を行く貨物列車を撮影できる。
EF65,66の運用だと、黄金色の麦畑の背景と貨物列車の編成長がちょうど良い
(と思う。これ以上長いEF200,210の運用だとやや苦しく、逆に短い編成だと
味気ない気がする)
同じ位置から智頭急行線も見渡せる。

10.2007年8月5日

583系 金光臨

11.2007年8月5日

EF65+コキ 貨物
《アクセス》
1.のカーブを裏山から俯瞰。
駐車スペースから立ち位置までは5分程度の山登り、というか山歩き。

《光線・レンズ》
午前が順光。作例は10.11.共に10時半頃で300ミリ相当。
《飲食・トイレetc》
人気の全くない山の中。短時間の入山だからと油断せずにそれ相応の準備を。
《コメント》
ある所で存在を教わったS字俯瞰。長い583系や貨物列車でさえ物足りないと思わせる
ビッグスケール俯瞰だ。
ハードな山歩きを想像していたが、実はある程度の高さまで車で登れるので、
実質けもの道を少し歩けば辿り着く。しかしこの立ち位置が見つかるまでは
丸一日山をさまよい歩きました(疲)
夏場だと道中クモの巣が凄い。岡見(山陰)の撮影に慣れていれば何てことはない
(あちらで出くわすクモはジャンボサイズなので…)が、数がうじゃうじゃいるので
先頭の入山者はクモの巣退治が大変なのだ。
行きに掃除しても、1〜2時間滞在して帰り道の頃にはしっかり巣が”復旧”していて、
なかなか行軍できない。
なおこの立ち位置は近年植林された手前の木々が生長してくると視界が遮られるかも
知れない。期間限定撮影地かも。

12.2007年12月16日

583系 金光臨
《アクセス》
3.から1キロ南にある小さな神社の入り口付近から。
車は入れないので町道沿いに停め、歩いて線路際へ。

《光線・レンズ》
午前が順光。作例は10時頃で135ミリ相当。
《飲食・トイレetc》
町道からポイントに入る付近の雑貨屋さんに飲み物の自動販売機が並んでいる。
《コメント》
今さら…という感じの定番編成撮影地だが、好条件下でまともに撮るのは初めて。
この日2本目の583系金光臨で、ちょうど先客と入れ替わる形で入らせてもらった。
車体色は違えど、国鉄黄金期の匂いをぷんぷん感じさせる583系も大好きな車両の一つ。
しかし写真は引き付けが1m足らず、特徴である三角前照灯のてっぺんに「角」を
生やしてしまい、大失敗…(涙)。

13.2009年10月28日

DD51+サロンカーなにわ 団臨
《アクセス》
8.の大カーブ区間を東側の山に登って撮影。
《光線・レンズ》
14時頃で375ミリ相当。
《コメント》
ちょうど8.の対面俯瞰アングルとなる。
秋晴れの田園風景にDD51+なにわの「赤+緑+黄」が映える。
オリジナルの「緑+金」塗色に戻る事はあるのだろうか…とふと思った。
それより、いつもお世話になっている方にご案内頂いたが、登った時間がギリギリで、
「なにわ」が所定ダイヤより1〜2分微妙に遅れてくれたお陰で間に合った。
汗かいた甲斐がありましたね兄さん(苦笑)。

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