山陽本線 東尾道−尾道

1.2007年11月3日
EF65+コキ 貨物
《アクセス》
尾道市街を取り囲む山すその東側にある「浄土寺」より。
市街地から歩いて登るルートもあるようだが、訪問時は裏山から車でアクセスした。
国道2号線バイパスの高須ジャンクションから市民病院の標識に従って側道に入り、
一つ丘を越えたところにある病院を過ぎると、西向きに山上の展望台やお寺に近づける
道が続いている。
展望台付近に数台駐車可能で、駐車場所から立ち位置までは歩いて数分。
ただし、展望台は草木の生長で以前ほど視界が開けていない(特に尾道市街方向)。
作例の立ち位置は完全に定員1名状態の狭い角っこだ。

《光線・レンズ》
午前が順光。作例は7時前で70ミリ相当。狭くて三脚を立てる場所すらなく、手持ち。
《飲食・トイレetc》
お寺の境内や展望台付近は特に何も見あたらなかった。
裏山からアクセスする途中、市民病院の隣にコンビニが1軒ある。

《コメント》
古い町並みやお寺が多く、映画のロケ地としても、また最近ではラーメンや夏の花火も。
尾道は人気の観光地だ。
俯瞰構図は2.の方が知られているが、こちらも眼下に尾道水道と市街地を見下ろす。
EF65の原色機が先頭に立つ朝の貨物列車を撮影。が、ここは鉄道写真ではなく、
風景写真として楽しむべき場所だろう。

2.2007年11月3日

115系 普通

3.2007年11月3日

EF200+コキ 貨物
《アクセス》
1.の対面アングルで、こちらは尾道の街を一望できる定番観光スポット「千光寺」から。
市街からロープウエイが運行されている。車だと市街地より北を走る国道2号線バイパスから
でもアクセスできる(但し駐車場は有料。収容もあまり広くない)。
観光シーズンの昼間であればお寺の境内は人が多い。視界が開けているところは
大抵観光客がいっぱい。作者は鐘がある付近から撮影した。

《光線・レンズ》
午後が順光。2.は14時頃で100ミリ相当、3.は14時15分頃で200ミリ相当。
《飲食・トイレetc》
お寺の境内やロープウエイ乗り場付近で。
《コメント》
定番の「尾道俯瞰」。天気に恵まれ、良い条件で撮影できた。
2.はかつて「広島シティ色」と呼ばれていた115系。
電柱や建物に引っかけずに撮るには集中力が必要だ…
3.は大カーブを行く貨物列車。
この区間を走る貨物牽引機はEF65,EF66,EF200,EF210の4種で、
番台区分機や塗色変更などでさまざまに分類されている。
115系も最大5パターンのカラーバリエーションがあり、更に時間帯によっては岡山から
117系、103系、213系なども入線する。意外と撮影し甲斐あり?

4.2009年11月24日

115系 普通
《アクセス》
1.とほぼ同じ構図だが、山上の浄土寺から撮った1.に対して、こちらは線路側から
狭い坂道(一応車の通行は可能な模様)を登り、途中にある「海徳寺」というお寺の付近から
見たもの。よって高度は1.より低い。
《光線・レンズ》
7時頃で100ミリ相当。
《コメント》
何故か尾道を訪れるのは晩秋や冬などの季節が多い。
この日は曇の立ちこめる朝。8連とはいえ平凡な岡山色115系が、
余計に浄泉寺の大銀杏を引き立てている気がする。

5.2009年11月24日

115系 普通

6.2009年11月24日

EF65+あすか 臨客
《アクセス》
尾道水道を国道317号線の尾道大橋で渡り、料金所を抜けた先を左折して細い道に入り、
道なりに登っていったみかん山から。
周囲は一面みかん畑で、栽培兼直売所となっている。休憩所や駐車場が点在しており、
シーズンや曜日によってはそれなりの人出もありそうな雰囲気だ。
勿論地元農家の方に出会ったら、お土産用に「心遣い」を忘れてはならない。
《光線・レンズ》
いずれも70ミリ相当。5.は11時20分頃。この時間帯までは曇っていたが、
6.の「あすか」通過時(15時10分頃)は強い雨となってしまった。
《コメント》
尾道水道に架かる2本の橋(手前が国道橋、奥のシングルアームの橋が高速道路橋)
を絡めた情景モノ撮影に挑戦。
手前の大型可動式クレーンの動きが構図を大きく左右する。
(上の2枚だけだと単にクレーンが回転しているだけに見えるが、基盤もろとも写真の
右端近くまでクレーンが動く事があり、そうなると殆ど列車が見えなくなる)
お目当ては勿論5.の「あすか」だったが、通過時はあいにくの雨。しかも事前に
「このスジだともしや…」の予想通り、見事に下り115系に被られてしまった。
編成長を頭の中で計算し、目を凝らして神経集中でシャッターを押す。
EF65の先頭と「あすか」の最後尾が奇跡的に抜けていたのをモニターで確認した時は、
一気に汗と疲れが出ました(苦笑)

7.2018年4月8日

113系 普通

8.2018年4月8日

115系 普通
《アクセス》
尾道駅から東へ約500m。線路をまたぐ歩道橋から撮影。
7.は上り方向、8.は下り向きを撮った。
《光線・レンズ》
上りの7.は朝が順光。9時半頃で135ミリ相当。
8.は12時半頃で70ミリ相当。うす曇りの空だったが、晴れれば
お昼前後から午後早い時間帯にかけて順光となる。
《コメント》
尾道駅からも近いお手軽なお立ち台。
作例2枚の通り、上下共にあまり長い編成が入る場所ではないが、
尾道の街を駆け抜ける山陽本線の普通電車がよく似合うと思う。
7.は岡山区の113系B09編成。
両端クハ2両と中間モハ2両の出自が違い、かつ2コパンタ。
通好みな隠れた人気車両だ。
8.は2018年仕様のカープラッピング電車。こちらは見つけるのには一苦労のクルマ。

9.2018年4月8日

213系改 「ラマルしまなみ」

10.2018年4月8日

115系 普通
《アクセス》
尾道市街と対岸の向島を繋ぐ「尾道大橋」からの撮影。
撮影行には要注意の事。橋には一応のところ歩道が付いてはいるが、
非常に幅員が狭く、かつ車の交通量が多い。
作者は尾道駅から歩いた(約1時間)が、橋のたもとから登っていく際もあまり
歩道スペースが広くない。
途中の横断歩道も前後の見通しが悪い箇所があったり、正直な話、
あまり安全なアプローチができる撮影地とは言えない点には充分留意されたし。
《光線・レンズ》
上記2枚、いずれも東向き(下り方向)を向いて撮ったもので、
晴れていればお昼前後が順光。
9.は11時40分頃で50ミリ相当。
10.は11時50分頃で70ミリ相当。
《コメント》
瀬戸内情緒と旅情がぷんぷん薫る、尾道水道の風景。
湘南色115系と「ラマル」を撮りに訪れた。
しかし、前述の通り橋上へのアプローチには充分注意が必要。
かつ、作者が撮影に訪れた時間帯(4月8日お昼前)の正にその直後、
この向島は「脱獄」「逃走」「潜伏」による捜索と検問で大変な事となり、
その後数週間ほど世間を騒がせたのは記憶に新しい。
写真の公開も少し延期させていただいた次第。

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