山陰本線 田儀−波根

1.2005年9月27日
キハ187系 「スーパーおき4号」
《アクセス》
田儀駅から少し西、国道が山陰本線をアンダークロスする付近から
海辺に沿って細い道を入り、道なりに暫く進むと「島津屋」という集落がある。
その集落に入る少し手前に、路肩が妙に広く道端にレンガの
焼却炉があるカーブがある。そこから西方向に線路をアイレベルで俯瞰。
駐車も足場もよほどの大人数でない限り問題無かろう。

《光線・レンズ》
午前が順光。
作例は15時半ごろ。100ミリ相当。列車を強調するなら望遠系で。

《コメント》
田儀地区から島津屋集落へ続く道は細く曲がりくねっており、
海岸沿いの山すそにへばり着いたさまは「陸の孤島」にふさわしい。
冬場に日本海から吹き付ける寒風も厳しそうだ。
青浦(鎌手−岡見)といい、こんな所でも立派に人が生活しているんだと感心すると共に、
どこもかしこも僻地だらけであっただろう交通創世記に、国鉄は何ゆえこのような
困難な地形を選んで本線を敷設したんであろうか。

2.2005年9月27日
キハ120 普通
《アクセス》
1.から先、島津屋集落を過ぎかけた辺り。
海を背にして棚田の向こうに線路を見下ろす。
道が非常に狭いが、付近の交通は殆ど無い。
周辺は海、崖、山、人気の無い集落、田畑…暫く立っていると不安感に襲われるほどである。

《光線・レンズ》
午前から昼前後が順光。作例は午後3時頃。70ミリ相当。
《コメント》
一見地味〜なポイントだが、SL時代からちょくちょく見かける事のあったアングル。
こんなへんぴな場所だったのかー!(失礼)
手前にある棚田も最近耕作されていないようで、荒れ放題。
山陰本線や土讃線のように、急峻な地形と戦う本線(土讃は”本”が取れちゃったけど)には、
まだまだ知られざる撮影地が残っていそうで、ロケハンし甲斐がある。

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