山陰本線 岡見−鎌手

1.2005年8月29日
DD51×2 回送
《アクセス》
知る人ぞ知る秘境「青浦鉄橋」。
国道9号線から岡見駅方向に入り、駅前の道を登って進むか、
または別途国道から「青浦」の看板に沿って町道に入る。
しばらく進むと小さな集落があり、そこから鉄橋の近くまで車で乗り付けられるのだが、
文章では詳しい道順は何とも説明しづらい。
作者は当日出合った松江の方の案内で迷わずにたどり着くことが出来た。
この立ち位置は途中藪をかき分けて入る必要がある。定員は数名程度。
《光線・レンズ》
昼頃が順光。作例は11時頃。35ミリ相当。
《飲食・トイレetc》
町道から折れるところにジュースの自動販売機があり、
アクセスの際の重要な目印にもなる。

《コメント》
念願の絶景撮影地。海が大きく入るアングル。天気最高。被写体も最高。
しかし作例の通り、鉄橋は改修工事中で、作業員の方たちが暑い中頑張っておられた。
作画という意味では残念かも知れないが、こういった時期の撮影もまた一つの記録写真である。

2.2006年4月25日

(DD51×2)+タキ 貨物  ※2006/4/25 写真再差し替え
《アクセス》
海辺に向かって降りていく坂道から撮影。足場は何カ所かある。
《光線・レンズ》
午前〜昼の上りが順光。作例は9時頃。50ミリ相当。
《コメント》
朝の重連貨物をこの場所で狙う定番アングル。

3.2005年8月29日
(DD51×2)+タキ 貨物
《アクセス》
青浦集落からやや岡見より。
町道の直線途中に「ゴミは持ち帰ろう」など3枚の看板が建っている駐車スペースがある。
そこに車を停めて釣り人用に踏み固められた道を降りていく。坂が急なので注意。
15mも降りれば作例のアングルが見えてくる。

《光線・レンズ》
朝の上りが順光。重連貨物も正面なら日が当たる。
画面右側は浜と磯。だが手前の木々が邪魔で、海を入れるまで引くと撮影しにくく、
S字と車両を望遠でカットする方が無難。作例は9時頃。250ミリ相当。

《コメント》
朝の重連貨物を撮影するには最高レベルのポイントの一つだ。

4.2005年8月29日
キハ126 普通
《アクセス》
こちらは逆に青浦集落から鎌手より。
車が2台ほど停められるカーブ付近から同じく海に向かって降りていく。
この区間の撮影地の中では足場はここが一番マシかも。

《光線・レンズ》
午後の下りが順光となる。作例は12時頃。70ミリ相当。
《コメント》
磯と山に挟まれた区間を行く。
長い編成は対応できないが、山陰本線らしい素晴らしい構図である。
なお撮影直前、岩場にオッサンが現れ、何と下半身裸になって岩に佇んでしまった!
バッチリ写ってしまったため、レタッチで消している。ここは須磨海岸じゃねぇぞー!

5.2005年9月26日
DD51×2 回送
《アクセス》
再び青浦鉄橋の岩場まで降りて撮影。
南北どちらにも降りられるが、こちらは鉄橋の南側。
途中尾根のような所を歩く箇所があり、足場があまり良くない。
強風の日などは少々危険かも。

《光線・レンズ》
午後が順光。
作例は16時半頃に岡見へ向かうDD51重連回送。後追い。70ミリ相当。

《コメント》
前回訪問時には工事の関係もあって撮影を断念した青浦鉄橋の海側アングル。
運よく1ヶ月後に都合が付き、再訪する事ができた。
工事や塗装自体は終わっている模様だが、鉄橋にはまだ保護ネットが掛けられていた。
しかし天気に恵まれ、会心の1枚だ。

6.2005年9月26日
キハ187系 「スーパーおき5号」
《アクセス》
こちらは鉄橋の北側の磯から。
南側(5.)に比べると水際に降りる際の足場は遥かに良い。
5.の場所とは海を挟んで直線距離では100mほどしか離れていないが、
いったん駐車スペースのある位置まで帰ってから一本違う道を降りなおすので、
結構な遠回りだ。

《光線・レンズ》
サイド中心に午後から夕方にかけて順光。作例は17時頃。70ミリ相当。
《コメント》
いわゆる「サイドギラリ」。
普段は嫌われ役のキハ187系2連のステンレスボディがぴったりとハマった。
30年後のお宝画像間違いなし!
「うおーっ!かつて「山陰本線」と呼ばれていた区間を走るオリジナル色のキハ187だ!
平成のディーゼル車だー!」なんて(笑)

7.2005年9月26日
(DD51×2)+タキ 貨物
《アクセス》
夕方のフライアッシュ、岡見駅発車!
駅裏手の道を登ったところから。路肩が広く、坂の途中だが車は停められる。

《光線・レンズ》
午後の下りが順光。作例は17時半頃。70ミリ相当。
時期の関係で日が陰ってしまった。

《飲食・トイレetc》
ここくらいなら駅のトイレや自動販売機が近い。
《コメント》
作例左奥の山向こうに発電所があり、もう少し広角系のレンズを使えば
(少々無理やりだが)画面に取りこめる。
ここから見下ろしていると、山影からDD51を先頭に重連貨物がしずしずと現れ、
少し停車したのち、短く甲高い汽笛を合図に4基のDML61Zエンジンの唸り声があがり、
自連の音を順に後方へガシャガシャと伝達させながら発車していくシーンを
一部始終見届けることが出来る。

8.2006年4月25日
DD51×2 回送
《アクセス》
前述の荒磯館から更に海辺に出た所にある土田海岸から。
車でアクセスする際は注意。国道から入る道が少し分かりづらい上、
山陰線をくぐる地点の幅員が狭い。
海岸まで到着すればさすが海水浴場、駐車場所も足場も広い。

《光線・レンズ》
午後が順光。作例は16時頃に岡見へ向かう重連回送。70ミリ相当。
《飲食・トイレetc》
夏場は海水浴場になる海岸のはずだが、特に施設らしきものは見当たらなかった。
《コメント》
快晴の空の下、海岸風景に溶け込む2機の赤い機関車。非常に美しい。
ここで先ほど戸田小浜−飯浦で見かけたパトカーと再度遭遇。
「ほ〜わざわざ岡山から写真を」などと和やかに話が進み、
特に怪しまれている訳でも無さそうだった。少し安心。

9.2006年4月26日
キハ187系 「スーパーまつかぜ6号」
《アクセス》
鎌手駅を岡見方向に発車して少し進み、荒磯温泉/荒磯館という旅館へと続く道に
折れ曲がってからすぐのところにある陸橋上。
陸橋の前はお寺となっている。車もちょくちょく通るので足場と駐車は配慮したい。

《光線・レンズ》
朝の岡見行き貨物は晴れれば順光。作例は7時半頃。曇り。85ミリ相当。
《コメント》
天気が悪かったので、時間潰しに撮影した1枚。藤の花が咲いていた。

10.2006年4月26日
(DD51×2)+タキ 貨物
《アクセス》
6.を「常識的」に撮影するとこんな感じ。
《光線・レンズ》
作例は9時頃。70ミリ相当。
《コメント》
今回は鉄橋にシートもかけられておらず、自然な状態での撮影ができた。

11.2006年4月26日
キハ126 「アクアライナー」
《アクセス》
4.の対面アングル。
例によって上の道から降りるが、駐車スペースはエラく分かり易いのに
降りる道がとても分かりづらい。
最初に右左を間違えると、途中から延々ジャングル探検になってしまう。

《光線・レンズ》
夏場の朝早い時間なら光が差しそう。作例は9時半頃。85ミリ相当。
《コメント》
作者は今回の遠征で、この近辺をヤブコギ中に何と左足の靴底を
竹やぶに持っていかれてしまった。
こうなるともはや撮影どころではない。

12.2006年4月26日
DD51×2 回送
《アクセス》
8.の土田海岸の根元?付近の大カーブを青浦側の山から見下ろす。
《光線・レンズ》
作例は11時過ぎの益田行き回送。300ミリ相当。
《コメント》
REI様のサイトを参考にしました。
ハードなヤブコギを想像していたが、意外にも道から充分に見える場所。
今まで見落としていた…
春の山里を4400psを持て余すように煙を吹き上げながら走り去っていく重連回送。
軽量な気動車と違い、160tもある重量物が走っているので、
高い場所に立っているとかなり遠くから音や気配を感じ取れる。
DD51独特の甲高くかつ暖かみのあるホイッスルを聞くと、また来たくなってしまう…

13.2006年8月12日
(DD51×2)+タキ 貨物
《アクセス》
再び青浦鉄橋へ。
《光線・レンズ》
作例は9時頃。35ミリ相当。
《コメント》
盆休みの土曜日とあって、沿線の撮影者はかなりの人数だった。
定番の青浦も追っかけが大集結。
日本海をバックに重連貨物が走り去っていく。
タキ1100の後追い写真となったが、車両のバックを埋める紺碧の海と空は絶景だ。
なぜ目眩がするほど美しいはずの赤いDD51重連の絵じゃないか?
その理由は聞かないで欲しい。
飴色のタキ1100が走る写真も一ひねり効いていて良いじゃないか。
正直に言おう。失敗した(涙)。

14.2006年8月12日
DD51×2 回送
《アクセス》
13.に同じ。
《光線・レンズ》
16時過ぎの重連回送。28ミリ相当。
《コメント》
朝のリベンジとして挑戦したシルエット。
いい感じに海が光り、2つの凸凸影が現れた。
普段は線区風景を主眼においた鉄道撮影ばかりしているが、
今後はこうした芸術性のあるものも勉強していきたい。

15.2008年9月1日
キハ126 普通
《アクセス》
土田地区の国道脇から。国道の山側に駐車スペースがある。
国道は坂とカーブになっていて、交通量も多く、横断等はくれぐれも車に注意。
《光線・レンズ》
午前の上り列車が順光。9時40分で100ミリ相当。
《コメント》
編成主体の土田S字。
訪問時は立ち位置、線路際共に草ボーボーで、重連貨物の長さを撮るには辛そう。
最近流行ってないのかな?

16.2008年9月1日
(DD51×2)+タキ 貨物
《アクセス》
岡見駅の東、発電所へのトンネル脇にトイレ付きの公園がある。
その公園から山上まで階段が付いていて、登りきった所にある展望公園からの俯瞰。
休憩所もあり、足場も良好。

《光線・レンズ》
午前が順光。9時頃で200ミリ相当。もっと短いレンズを使えば
(列車はより小さくなってしまうが)手前の港や石州瓦の民家を構図に入れられる。
《飲食・トイレetc》
トイレはふもとの公園で。
《コメント》
コンクリ階段登りの心臓破りポイント。機材を持って一息で登るのは苦しいか。
作者は日頃ビルの9Fにある会社まで階段を上り下りしているのだが、
山の高さ的にはちょうど毎朝会社まで階段登りするくらいの感覚(高さ)であった。
登った先に見たものは磯の風景に溶け込む赤いDD51。
この展望は素晴らしいの一言。


岡見詣での「本殿」岡見駅舎。
日本海に沿った美しい風景とDD51の魅力は
作者はじめ多くの参拝者を虜にしてしまいます。


こちらが「奥の院」三隅発電所。

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