吉備線 大安寺−備前一宮

(懐)1.1989年4月XX日
C56+12系+マイテ49 「SL吉備路号」
《アクセス》
備前一宮駅から歩いて5分程。吉備津彦神社へ向かう踏切付近。
《光線・レンズ》
昼前後の上りが順光。作例は午前11時頃。50ミリ。
《飲食・トイレetc》
現神社の境内がすぐ近くで、そこに売店やトイレがある。
《コメント》
現在は手前のれんげ畑に家が建ち、線路の周囲にも建物が増えた関係で、
このアングルでの撮影は難しくなっている。
当時吉備線にゴールデンウイーク中運行されていた「SL吉備路号」は、逆向きC56+
オリジナル塗装の12系+マイテ49 とお宝度は抜群。もっとしっかり撮影しておけば良かった。

2.2009年8月25日

キハ40+47 普通
《アクセス》
笹ヶ瀬川橋りょうの東側を南北に走る生活道より、線路をオーバークロスする県道新バイパスの
工事箇所を見たもの。
《光線・レンズ》
午後の下りが順光。14時半頃で85ミリ相当。
《飲食・トイレetc》
ちょうど線路のコンクリ築堤の向こう側にコンビニがある。
《コメント》
こうした「何かの工事/作業中」の撮影は、たとえ平凡な被写体であれ、後年に見直せば
貴重な記録。普段から身の回りで徐々に、しかし確実に起こっている変化は
何事も関心を向けるよう心がけておきたいもの。

3.2009年8月26日

キハ40 普通
《アクセス》
吉備津駅北の「大平山」山頂より岡山市街地に向かって東南を見下ろすと、
備前一宮駅の南側にあるカーブ(1.)付近を俯瞰できる。
軽トラ程度なら登れる道(未舗装)が山麓の地区から伸びているが、閉鎖されている事も多い。
(山頂の畑地(かつては牧場だった)所有者の方が作業で登っている時にはゲートが開いている)。
《光線・レンズ》
午後が順光。15時20分頃で300ミリ相当。
《コメント》
主題である吉備線の列車は風景中のほんの1つの要素に過ぎず、殆ど分からない(?)。
政令指定都市近郊とはいえ、まだまだ多く残る緑の田んぼ、建設中のバイパス、そして遠くには
新しく出来た家電量販店や岡山ドームも見える。
歴史の1コマ写真だと思ってシャッターを押した。

4.2009年8月31日

キハ40+47 普通
《アクセス》
備前一宮駅から大安寺方向へ500m程の地点に架かる「上一宮川」と呼ばれる小さな川に架かる
鉄橋を西側の川べりから撮影。
《光線・レンズ》
午後遅い時間帯が順光。16時半頃で70ミリ相当。
《コメント》
この地区にはレンコン畑が多く、夏も終わり頃になるとこのように大きな葉っぱが繁る。
列車と組み合わせて撮影できる箇所もいくつかある。

5.2009年9月1日

キハ47 普通
《アクセス》
2.に同じバイパス工事現場付近。現場の東側を通る市道踏切から少し南に歩いた地点。
《光線・レンズ》
8時頃で135ミリ相当。午前が順光。
《コメント》
この立ち位置付近の市道は非常に交通量が多い。通行車にはくれぐれも要注意。
バイパスにはブルーシートが掛けられていた。数年後はどうなっているだろうか…。

6.2009年9月1日

キハ40+47 普通
《アクセス》
両駅の中間に架かる笹ヶ瀬川橋りょうの西側で、線路は大きく右にカーブしながら
築堤を降りていく(下り列車の場合)。
この「尾上地区の大カーブ」では上下共に様々な角度から撮影できる。
《光線・レンズ》
8時10分頃で50ミリ相当。朝早い時間帯が順光。
《コメント》
高圧線の電線がかなり低い位置まで垂れているのがやけに気になるが、
新しいコンクリ築堤を上る朝の4連。田んぼやバックの山の緑と、築堤と列車のライトグレーの
コントラストが効いている。

7.2009年9月2日

キハ47 普通
《アクセス》
こちらは大カーブの南、笹ヶ瀬川の土手から築堤を登ってくる列車を見たもの。
この土手は最近整備し直されたので足場は良好。
《光線・レンズ》
10時半頃で135ミリ相当。午前が順光。
《コメント》
車両よりむしろ真新しく綺麗なコンクリ築堤の方が目立つ。撮っておくなら今のうち?

8.2009年9月2日
キハ40 普通
《アクセス》
笹ヶ瀬川橋りょうの東側土手に立ち、線路の南側から川を渡る上り列車を狙った。
《光線・レンズ》
11時頃で50ミリ相当。午前が順光。
《コメント》
夏空の下、ベージュのキハが妙に似合う新しい笹ヶ瀬川橋りょう。
個人的にはガーター橋だった旧鉄橋時代の姿を残していないのが至極残念…。

9.2009年9月4日
キハ40 普通

10.2009年9月4日
キハ47 普通
《アクセス》
この2枚は4.付近の踏切脇北側から。いずれもアウトカーブ望遠アングルで狙った。
線路際の障害物等の関係で、作例のように下りは4連、上りは2連の収まりがベストとなる。
《光線・レンズ》
9.は下り8時50分頃で350ミリ相当。
10.の上り2連は9時頃で同じく350ミリ相当。
南東方向を向く上りはともかく、下りの撮影(作例の4連)は曇った日の方が撮りやすいと思う。
《コメント》
何もここまで地味な岡山色キハ40、47をアップで撮らんでも…てな大迫力構図(笑)

11.2009年9月4日
キハ40+47 普通
《アクセス》
尾上大カーブのイン側から。築堤を降りた地点の踏切脇にある空き地より撮影。
《光線・レンズ》
8時20分頃で150ミリ相当。曇りの日向き。
《コメント》
曇った日だとバックの空も築堤や車両にあつらえたように白っぽくなり、少しモノトーンチックな
不思議な感じ。

12.2009年9月4日
キハ40+47 普通
《アクセス》
笹ヶ瀬川の東側土手、線路の北側。少し離れた場所からの撮影。
《光線・レンズ》
9時10分頃で100ミリ相当。曇り。
《コメント》
線路から離れ、ロングショット気味にバックの工事風景を多めに入れた構図。

13.2009年9月5日
キハ40+47 普通

14.2009年9月5日
キハ47 普通
《アクセス》
この2枚は9.10.よりもう一つ備前一宮駅寄りにある小さな踏切脇から撮ったもの。
9.は踏切脇から望遠でアウトカーブを、10.は線路沿いにローアングルから撮った。
《光線・レンズ》
晴れていれば一応午前が順光。作例は13.が7時40分頃で250ミリ、
14.は8時頃で70ミリ相当。
《コメント》
この2枚も先の9.10.と同様、沿線風景無視で車両の顔アップの構図。
と思いきや、14.の左端にチラッと写しこんでいるのは、吉備津彦神社の本殿。
…なんて事はいちいち説明しないと誰も気づかないだろう(涙)。

15.2009年9月5日
キハ47 普通
《アクセス》
笹ヶ瀬川橋りょう。川の西岸、北側から構えた。
《光線・レンズ》
8時20分頃で50ミリ相当。
《コメント》
曇っている日は川の北側からでも撮れる。

16.2009年9月5日
キハ47 普通
《アクセス》
これまた笹ヶ瀬川橋りょう。今度は川の東側土手に立って撮った。
《光線・レンズ》
8時40分頃で35ミリ相当。
《コメント》
2連がベスト。この立ち位置から3連以上の運用を狙うと、構図右の微妙?な位置に
高圧線の鉄塔が写り込んでしまうのである。
テキトーに撮っているのでは無い事を一応アピール(苦笑)。

17.2009年9月5日
キハ40+47 普通
《アクセス》
16.と同じ土手の立ち位置から下り列車を撮ったもの。
《光線・レンズ》
8時45分頃で135ミリ相当。
《コメント》
12.よりも少し線路に近づき気味に撮るとこんな感じ。

18.2012年2月12日
キハ40+47 普通
《アクセス》
これも上に出てくるのと同じバイパス工事現場付近だが、ちょうどバイパスの真下に立って
笹ヶ瀬川橋りょうを渡ってくる上り列車を撮影した。
《光線・レンズ》
8時10分頃で135ミリ相当。ここも午前が順光。
《コメント》
高圧線の垂れ下がりはここでも気になる。
4連運用のキハと、右端の鉄塔が赤白ツートンで揃っているのは偶然?(笑)

19.2009年9月18日
キハ40+47 普通
《アクセス》
5.に同じ。踏切の北側から。
《光線・レンズ》
9時半頃で85ミリ相当。
《コメント》
曇っている日だと、このように線路の北側からでも撮り易くなる。

20.2009年9月23日
キハ47 普通
《アクセス》
尾上の大カーブを降りた所の市道踏切脇。11.のほぼ振り返りアングルで、踏切の東側から
北向きに上り岡山方面行きを撮ったもの。
《光線・レンズ》
午前が順光だが、線路脇に高圧線の鉄塔が建っており、晴れているとその鉄塔の影が
ちょうど車両に掛かるので、作例のような薄曇りの方が良いと思う。9時半頃で220ミリ相当。
《コメント》
車両のラインナップが単調な吉備線を撮り歩く際のポイントは、2〜4連の編成長に応じた
アングル選び。
ここは2連だとバックの建物が隠れず、4連だと別の障害物に干渉されて編成が入りきらない。
3連ベストの場所である。

21.2009年9月26日
キハ40+47 普通
《アクセス》
上の20.の踏切に同じ。こちらは踏切の西側に立って上り列車を撮影したもの。
《光線・レンズ》
10時頃で350ミリ相当。午前からお昼にかけて順光。
《コメント》
踏切のアウト側から撮るとこのように正面ドカン気味な撮影となる。
という訳でこちらは朝の4連運用がお勧めであろう。

22.2009年9月26日
キハ47+48 普通
《アクセス》
20.21.の踏切から少し南に歩いた生活道脇から。
築堤を降りて備前一宮駅に向かう下り列車を田んぼ越しに撮影できる。
《光線・レンズ》
ほぼ終日逆光で曇りの日向き。8時20分頃で100ミリ相当。
《コメント》
典型的な近郊田園風景の図だ。低く垂れ下がった高圧線がどうしても気になるなぁ。

23.2012年9月15日
キハ40+47 普通
《アクセス》
22.と同じ位置から一宮駅方向を向いて上り列車を狙ったもの。
《光線・レンズ》
午前が順光。7時40分頃で50ミリ相当。
《コメント》
田んぼの稲穂も徐々に黄色く色づいてきた。
吉備の中山をバックに走る4連運用。

24.2012年2月4日
キハ40+47 普通
《アクセス》
23.の直線区間から約500m程北。線路東側の笹ヶ瀬川の土手上から見た構図。
《光線・レンズ》
8時50分頃で35ミリ相当。
《コメント》
暑い時期は線路際の雑草が多く、サイドから撮れる場所は意外に少ない。
この場所も田んぼの稲が緑色のうち(=夏場)は苦しいかもしれない。

25.2009年10月17日
キハ40 普通
《アクセス》
23.に同じ。やや線路に近づいて撮影。
《光線・レンズ》
9時10分頃で135ミリ相当。
《コメント》
今年はやはり冷夏だったのだろう。例年なら10月半ばと言えば既に稲刈りは終わっている筈だが、
線路周りの田んぼは黄金色のままだ。

26.2010年3月22日
キハ47 普通
《アクセス》
11.のコンクリ築堤の西側、カーブのアウト側から撮ったもの。
《光線・レンズ》
14時半頃で100ミリ相当。
《コメント》
ここは晴れた午後の青い空とベージュの車両・築堤のコントラストが見せ場。

27.2010年3月30日
キハ47 普通
《アクセス》
上記に再三登場するお馴染み笹ヶ瀬川橋りょう。南側の川原に降りて真横から撮った。
《光線・レンズ》
14時頃で50ミリ相当。
《コメント》
遂に吉備線にも首都圏色の復刻カラー版キハ47が運用に入り始めた。
これはこれで嬉しいが、そうなると突然今までの地味なベージュの岡山色がいとおしく思える
(作者も吉備・津山線で相当撮り込んだ)から勝手なもんだ。

28.2010年10月14日
キハ47 普通
《アクセス》
1.に同じ。20年を経た現在の姿。
《光線・レンズ》
11時半頃で70ミリ相当。
《コメント》
こうして改めて見直すと、意外に1.の頃と風景が変わっていない事に少し驚く。
バックの幼稚園ではちょうど秋の運動会らしく、保母さんや子供たちの元気な声が響き渡る。
稲穂もたわわに実り、典型的な「秋の風景」。この手の構図は作者の大好きなパターン。

29.2010年10月16日
キハ58+28 「遊歴観光号」
《アクセス》
24.付近を線路西側の山すそにある神社の裏に登って俯瞰撮影。
《光線・レンズ》
14時50分頃で135ミリ相当。午後が順光なのだが、微妙に曇ってしまった。
《コメント》
稲刈り前の田園風景に囲まれて国鉄色のキハ58系が行く。
いつか将来見直した時、いい想い出になるだろう。

30.2012年1月2日
キハ40 普通
《アクセス》
吉備津神社の境内から。鳥居の向こうに踏切が見える。
《光線・レンズ》
11時分頃。
《コメント》
お正月の初詣で吉備津神社の境内は大賑わい。
しかし人混みを縫って、何とか鳥居越しに紅白のキハ40を撮ることができた。
2011年は様々な事が起こり過ぎた。2012年は少しでも安らかな年になりますように…

31.2016年4月17日
キハ40+47 普通
《アクセス》
24.と同じ場所。線路寄りの立ち位置から。
《光線・レンズ》
9時半頃で100ミリ相当。
《コメント》
岡山地区のキハ40/47は、今がちょうどベージュ岡山色から赤い「元国鉄首都圏色」
への原点回帰真っ只中。
2〜4連の組合せは色々とあるが、作者は赤と白(ベージュ帯無し)が交互に組まれた朝の
「紅白市松模様」がお気に入り。運用がシンプルなのでパターンを読めば狙って撮れる。

32.2013年6月16日
キハ47 普通
《アクセス》
23.に同じ。
《光線・レンズ》
7時40分頃で50ミリ相当。
《コメント》
田んぼの水鏡を使った紅白のおめでたい構図。

33.2014年2月22日
キハ47 普通

34.2014年5月16日
キハ47 普通
《アクセス》
4.の地点近くにある小さな踏切脇から。
《光線・レンズ》
33.は午後の上りが順光。15時50分頃で50ミリ相当。
34.の下りは更に日が西に進み、夏場の夕方近い時間帯になると条件が良い。
17時頃で70ミリ相当。
《コメント》
変わりキハ47?を2本撮影。
33.は、月末に行われる「そうじゃ吉備路マラソン」のPRマークを
装着した紅白キハ47のヘッドマーク運用。
34.は今年吉備線で走っている「黒田官兵衛」ラッピングで、
岡山側と総社側の車両で塗り分けが違うため、大きく印象が異なる。

35.2016年4月17日
キハ40 普通
《アクセス》
31.に同じ。
《光線・レンズ》
10時頃で85ミリ相当。
《コメント》
この踏切、昨年行われた周辺の道路改良工事に伴い、少しだけリニューアルされた。
撮りましたるものは、2016年吉備線の目玉商品となる「桃太郎ラッピング」キハ40。
ピンク系とブルー系の各1両、と思いきや、実は2両共にほぼ同様な塗装が
左右非対称に「キカイダー」状態で施されている。
そのため、例えば「青+桃」の編成を撮影後、折り返しの「桃+青」を撮りに
線路反対側に行って待ち構えていると、またもや「青+桃」の編成がやって来て
「???」状態となってしまう。撮影の際は一考。

36.2017年6月10日
キハ47 普通
《アクセス》
26.に同じカーブ築堤の外側、田んぼのあぜ道から。
《光線・レンズ》
11時40分頃で50ミリ相当。
お昼前後が順光だが、作例はややトップライト気味。
《コメント》
線路脇に、規模こそささやかながら綺麗な菖蒲園がある。
ほぼ満開状態に咲き揃った紫の花を横目にキハが走る、田植え前の一コマ。


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