因美線 那岐−美作河井

1.2005年5月3日
キハ120 普通
《アクセス》
美作河井から1キロほど東(智頭寄り)に進んだ築堤カーブ。
県道のバス停付近に、ちょうど築堤のふもとに歩いていける小さな橋がかかっており、
そこからあぜ道を歩いて
構図を決める。
交通量はあまり多くないが、車を停める際は注意。
《光線・レンズ》
ここもほぼ終日逆光。作例は12時頃。135ミリ相当。
《コメント》
築堤とバックの杉林、そして山並みのバランスが良く、単行キハでも
なかなか迫力あるアングルで撮影できる。
写真の技法である「空間処理」という言葉がふと思い浮かんだ。

2.2007年4月30日

キハ58+65 「みまさかスローライフ」
《アクセス》
1.に同じ。
《光線・レンズ》
14時前で200ミリ相当。
《コメント》
今年の岡山ディスティニーキャンペーンの目玉商品「みまさかスローライフ」を
1.の場所でリベンジしてみた。
さすがに連休中のイベント列車、鉄分ほぼ100%による凄い数の
路上駐車と撮影者だ(苦笑)
構図の右側にある茅葺き農家と組み合わせて撮影されている方も多かった。
共に追いかけ撮りした2年前の1.と今回の2枚を比べると、進化しているのは
カメラ性能と根性だけで、腕は全く進化していない事が分かる。
フレーミングセンスと体力はむしろ後退している(涙)

3.2007年4月28日

キハ58+65 「みまさかスローライフ」
《アクセス》
那岐駅の西、国道53号線からも見渡せる築堤のS字カーブ。
ただ国道の路上は撮影には向いていない。カーブに挟まれた橋上から構えられるが、
歩道が無いので黒尾峠から下りてくる車が結構スピードを出して通りかかると
ちょっと危ないのだ。
よって東に少し回り込んだところから沢に沿って山を登り、コンクリート法面の
最上部付近まで登った。
登山時間は正味10分程度だが、坂がきつく、道なき道のヤブコギ。
視界が開けている立ち位置も(作者訪問時は)1カ所しか見つけられなかった。
《光線・レンズ》
本来は午前が順光。作例は14時頃で150ミリ相当。
《コメント》
このアングルは今回秘かに?狙っていた。わざわざ下見登山、というか
ジャングル探検して臨んだ1枚。

4.2007年4月28日

キハ65+58 「みまさかスローライフ」
《アクセス》
3.に写っている踏切付近の道ばたから津山方面行き列車を狙う。
車は踏切付近ではなく、川を挟んだ県道沿いにあるスペースへ。

《光線・レンズ》
午後の下りが順光。作例は15時頃で200ミリ相当。
《コメント》
光線条件の良い場所で1枚くらいはノーマルな編成写真を撮っておこうかと…
直前になって追っかけ組の車が集まってきたが、みんな築堤下やサイドなど
適当に散って構えたので、この立ち位置には結局他に誰も来なかった。

5.6.7.2007年11月10日

キハ58+28 「みまさかスローライフ」
《アクセス》
4.から奥に進んだ、物見峠トンネルの入り口付近。
生活道に沿って寄せれば数台分は駐停車可能。
足場は道上と、背後の空き地?を合わせれば、割と広い部類。

《光線・レンズ》
午後が順光。
作例は5.が14時20分頃に通過した那岐行きを後追いしたもので50ミリ相当、
6.7.が15時頃の「返し」でそれぞれ200ミリ、250ミリ相当
(6.は多重露光風の合成)。

《コメント》
「砂丘」「みささ」時代からの好ポイント。線路が大きなS字カーブを描いている。
5.は道ばたから赤屋根の農家を入れて1枚。
6.7.は高い足場に上がり、望遠レンズで撮影した。線路に影が落ちないうちに
通過してくれて良かった…
秋の山村ムードがとても良い。光線条件も良く、ここは撮影者が揃った。
その中には顔見知りの方やいつもHPを見て頂いている方も。またどこかでお会いしましょう。

8.2008年5月11日

キハ28+58 「みまさかスローライフ」
《アクセス》
4.に同じ。サイド見上げ気味な立ち位置で撮影。
《光線・レンズ》
15時頃で100ミリ相当。。
《コメント》
ちょうど田んぼに水が貼られていたが、訪問日は風が強く、水面が波打っていた。

9.2008年6月21日

キハ58系改 「ほのぼのSUN−IN」 団臨
《アクセス》
1.2.に同じ。少し角度を変えて築堤下の茅葺き農家と組み合わせてサイド気味に撮影。
足場は草むら。ヤブ蚊やブユなどの虫対策は必須。
《光線・レンズ》
15時15分頃で50ミリ相当。。
《コメント》
キハ58系が走る懐かしい山村の風景。農家や木々など、まるで絵に描いたようだ。
走っているのは国鉄色では無いが、贅沢は言うまい。

10.11.2008年11月8日

キハ28+58 「みまさかスローライフ」
《アクセス》
10.は1.2.に、11.は9.に同じ。
《光線・レンズ》
10.は14時頃で135ミリ相当。11.は15時10分頃で50ミリ相当。
《コメント》
この2枚は既出の場所を撮り直したもの。作者は通常、一度満足(納得)した1枚が撮れた
場所には基本的に足が向かないが、季節が変わると同じ立ち位置でも表情が変わる。
日本の四季っていいなぁ。

12.2008年11月9日

キハ28+58 「みまさかスローライフ」
《アクセス》
こちらは鳥取県側。県道295号線とのクロス付近。
《光線・レンズ》
晴れればお昼前後が順光。14時15分頃で85ミリ相当。
《コメント》
以前から下見していたアングル。のどかな秋風景だ。
本当はもう少し高い立ち位置で撮りたかったのだが、そこは立ち入りが困難になっていた
(アニマルキラーが張られていた)ので、生活道から撮影した。

13.2009年4月12日

キハ120 普通
《アクセス》
こちらは岡山県側。物見峠トンネル入り口付近。
トンネルポータル上に道が通っておりアクセスは簡単。
《光線・レンズ》
午前が順光。8時40分頃で200ミリ相当。
《コメント》
ここは古くから知られている定番アングル。
この時期だとバックの桜並木が綺麗だが、訪問時が散り始めであった。
キハ58系の10連急行が走り抜けていた国鉄時代と、周辺の雰囲気はさほど変わっていない。

14.2008年11月28日

キハ28+58 回送
《アクセス》
1.2.の地点を東側にそびえる山から俯瞰したもの。
《光線・レンズ》
15時10分頃で200ミリ相当。小雨。
《コメント》
美作河井駅から茅葺き農家脇の築堤に至る区間を俯瞰。
この辺りは因美線で最も標高が高い岡山/鳥取県境付近で、秋も深まる中、
みぞれ雪寸前の冷たい雨が降っていた。

15.2009年4月20日

キハ28+58 回送
《アクセス》
12.にほぼ同じ。こちらも農道上から線路をサイドに見た構図。
《光線・レンズ》
12時40分頃で70ミリ相当。
《コメント》
立ち位置は12.の場所より若干低い目線となる。
風景と2両のディーゼルカーを程よいバランスで撮れるお手軽場所。

16.17.2019年11月9日

キハ120 普通
《アクセス》
13.の直線の奥辺りの道沿いから縦構図で2枚、
同じ列車を正面と後追いで撮った。
《光線・レンズ》
12時20分頃でいずれも300ミリ相当。
《コメント》
岡山県境、サミットの物見峠に向けて、ススキの穂に取り囲まれながら
直線をズンズン加速してくるキハ120。
軽やかなエンジン音が山に響く。
もちっと紅葉してれば良かったんだけどなー。

17.はその後追い構図。
桜と思われる木々が少し赤く色づいている。
ススキに見送られながら物見トンネルに飛び込んでいった。

18.2019年11月9日

キハ47改+40改 「みまさかスローライフ」
《アクセス》
国道53号線那岐大橋の歩道から。
ただ、この歩道は狭く、背後すぐ車道をトラックや車が高速で通過していく。
那岐方向から直線を登ってくる車は目視で、
黒尾峠を降りてくる車はカーブ向こうからのエンジン音(地形の関係からか、
結構よく聞こえる)でいずれも事前に車の接近を察知する事はできるが、
実際に通り過ぎていく車には充分に注意の事。
カメラは手持ちが前提となろう。
《光線・レンズ》
お昼から午後にかけて順光だが、山深い場所で日が陰るのも早い。
作例のように曇り(小雨が降っていた)の方が撮りやすいかも。
14時半頃で120ミリ相当。
《コメント》
県境も近い山村風景が印象的な「那岐大橋俯瞰」。
今年は残暑が厳しかったせいか、紅葉の進み具合が遅い。
例年「みまさかスローライフ」の時期ならばもう少し色づいている筈だったが、
今年はご覧の通り。
自然は生き物。これも移りゆく秋の1コマだろうか。
なお、小さいようで重要事項かも知れない?のが編成の収まり。
現行の「3連スロー」は両端どちらかが線路近くの木々や建物で隠れ、
編成全ては入りきらない。
かと言って定期運用のキハ120単行だと色合い・長さ共にやや味気ない。
あしからずご承知おきを。

19.20.2019年11月9日

キハ47改+40改 「みまさかスローライフ」
《アクセス》
2枚いずれも、4.や8.の直線踏切周辺を南側からミニ俯瞰したもの。
《光線・レンズ》
15時半頃で2枚いずれも70ミリ相当。
《コメント》
ちょうど立ち位置近くで木々が紅く色づいていた。
夕暮れ迫る晩秋の山里風景は、どこか寂しげで、しかし美しい。

21.2019年11月9日

キハ120 普通
《アクセス》
19.20.に同じ。極楽寺の境内石段を登った辺りから。
《光線・レンズ》
15時半頃で70ミリ相当。
《コメント》
極楽寺の山門と紅葉、その向こうには郷社那岐神社の鳥居も見える。
しかし道行く人の姿は(鉄道撮影者以外は)全くと言える程見当たらない。
これが現代の山間過疎ローカル線(失礼ながら)沿線そのものの実情であろう。

22.2020年6月7日

キハ120 普通
《アクセス》
国道53号線「栃本大橋」の歩道から線路方向を見たもの。
《光線・レンズ》
5時50分頃で50ミリ相当。
《コメント》
ここは手前(足元)にある集落の屋根がアクセントとなる場所で、
従ってカメラを縦アングルに持って構えると収まりがよい。
中国山地の深い山あいに朝日が差し込み、
光と影が刻一刻と動いていく中での撮影となった。

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