布原(信)−備中神代

1.2005年11月12日
115系 普通
《アクセス》
布原信号所の西(備中神代寄り)外れにある鉄橋。
川の土手から撮影するが、地元の農作業の方以外はまず人通りはない。
布原信号所は芸備線の数少ない列車しか停車しないので、訪問の際は時刻に注意。

《光線・レンズ》
谷が深く、あまり日が差さない。作例は11時頃。35ミリ相当。
《コメント》
かつてD51三重連で沸いた聖地布原も、現在の撮影ポイントは限られる。
ここは短編成向けお手軽ポイント。

2.2015年8月29日

DD51×2 回送

3.2015年11月7日

DD51×2 回送
《アクセス》
同じく第22西川鉄橋。
《光線・レンズ》
共に12時頃で50ミリ相当。
《コメント》
信号所西の鉄橋にて重連回送を撮る。
この2枚、同じ場所と被写体(車両)でも、周囲の山の色が全く違う。
布原の山景色に重連の機関車がとても似合っている。

4.2023年1月30日

381系 「やくも10号」
《アクセス》
同じく「22鉄」。
《光線・レンズ》
10時40分頃で50ミリ相当。
《コメント》
そして季節は真冬。強めのボタ雪が降り続く雪の渓谷を駆けるさんぱーいち。

5.2024年5月12日

381系 「やくも14号」
《アクセス》
「22鉄」を信号所付近から遠望。
《光線・レンズ》
12時40分頃で100ミリ相当。
《コメント》
5月の雨に煙る布原。
徐々に濃くなってきた緑のキャンバスを横切るのは、
これまた緑のさんぱーいち。
地元過ぎて身近過ぎて?目に映るものが近く過去帳入りする事を
作者は実感できない(したくない?)。

6.2023年7月2日

キハ120 普通

7.2023年11月6日

381系 「やくも12号」

8.2023年12月17日

EF64−1000+コキ 貨物
《アクセス》
立ち位置は新見−布原12.13.等に同じ。
信号所奥の鉄橋(1.等で撮っているもの)を望遠で抜いたもの。
《光線・レンズ》
初夏の芸備線青キハは8時頃で180ミリ相当。
秋のやくもは11時40分頃で200ミリ相当。
雪の貨物は8時40分頃で300ミリ相当。
《コメント》
望遠効果も相まって、鉄橋に乗る車両のバックが山で塗りつぶされる。
夏場の緑一色もいいが、紅葉に雪景色と「カラバリ」が楽しめる舞台だ。

9.2007年1月13日

DD51+サロンカーなにわ 大社臨
《アクセス》
1.の鉄橋の向こう岸。民家の軒先を抜けて築堤土手の小道から撮影。
《光線・レンズ》
ここも順光にはならない。作例は9時頃で50ミリ相当。
《コメント》
やや引きつけが甘く失敗気味だが、朝もやの中をDD+なにわがやって来た。
今日のカマは現存の旅客機では末番となる宮原の1193号機だ。
なお昨年より新見駅側から布原地区へ続く道は通行止めになっていて、
車は神代側からしか進入できない。
1週前に訪れた時は誰も見かけなかったが、さすがにDD51は人気の被写体、
今週の布原にはそこそこの数の撮影者たちが集まっていた。

10.2010年5月8日

381系 「やくも13号」
《アクセス》
上にほぼ同じ。鉄橋から少し離れて構えた。
《光線・レンズ》
14時10分頃で50ミリ相当。
《コメント》
山に咲く藤の花と、築堤の芝桜が美しい。
ここも編成長を読み違え5.と同じ過ちを連発。ギリギリの収まりになってしまった…。

11.2010年5月26日

115系 回送
《アクセス》
上から少し神代寄りの、民家の脇を線路が通っている付近。足場は問題ない。
《光線・レンズ》
6時15分頃で35ミリ相当。曇っている日が撮りやすいだろう。
《コメント》
新見から北で湘南色の115系を見られる機会は少ない。
これは朝の新見から新郷への回送だが、もう2〜3週間早くチャンスが来ていれば
紫色の藤の花や芝桜との組み合わせが綺麗だっただろう。

12.2007年1月13日

EF64+ゆうゆうサロン岡山 大社臨
《アクセス》
山上の道から布原信号所に降りる途中の道ばたから撮影。
《光線・レンズ》
作例は10時頃で70ミリ相当。薄曇り。
ニョキニョキと林立している電柱・架線柱の処理が難しい。

《コメント》
オールドファンの方にとっては今さら作者が説明するまでもないが、勾配の付いた
S字カーブを描く布原信号所の全景をミニ俯瞰で撮影できる場所。
SL時代は作例のようなおびただしい電柱も少なく、信号所の建物もコンクリではなく
木造の詰所だった。

13.2010年5月21日

381系 「やくも6号」
《アクセス》
布原から神代寄りのカーブを内側の田んぼ脇より撮影。
《光線・レンズ》
8時半頃で70ミリ相当。朝が順光だが、山が深い為に太陽が出ても
いい光線だなと思っている内にすぐにサイドが陰ってしまう。
《コメント》
草むら(休耕田?)と山々。緑に囲まれて走る、これまた緑帯の381系。
この「緑やくも」が引退する日も近い。

14.2023年11月20日

381系 「やくも11号」

(懐)15.1983年8月15日

DE10+ヨ、ワム他 貨物
《アクセス》
布原駅にて。
《光線・レンズ》
2枚いずれも35ミリ相当。
《コメント》
夏休みに遊びに来ていた頃からの思い出地、布原駅。
作者は思わず未だに「信号所」と言ってしまう。
終焉迫る381系、そしてその頃にはまだ走っていた国鉄芸備線貨物列車、
新旧2枚並べてみたが、基本的に「あの頃」と変わっていない佇まいがどこか嬉しい。

16.2023年1月7日

115系 普通
《アクセス》
同じく布原駅にて。上り列車を見たもの。
《光線・レンズ》
9時50分頃で100ミリ相当。
《コメント》
信号所時代からほぼ変わらない、カーブした短いホーム。
サマになるのはやはり1〜2連の普通列車か(作者の見解です)。

17.2023年2月15日

EF64−1000+コキ 貨物

18.2023年4月22日

381系 「やくも1号」
《アクセス》
信号所裏の「ほこら尾根俯瞰」。
アプローチは近隣(後述)の定番阿哲峡Fとは大違いの難易度で、
こちらは急坂や岩場もある山登り系。
作者の足で往路25分、復路10分少々、といったところだが、
季節や天候、足元や機材の量にもよるだろう(磯ブーツ、ストック推奨)
山中では猿は割と頻繁に出くわす。また2023年11月にはここから3キロ程南の山中で
熊の出没があった。
また、暑い時期は虫や蛇(ヤマカガシやアブ、ダニ…)は普通に出るので要注意。
《光線・レンズ》
山深い谷川に沿った信号所付近ゆえ、日の差す時間帯は短いが、
いちおうは日の長い時期の午前中が条件ベター。
17.は8時50分頃。70ミリ相当で鉄橋付近を、
18.は8時20分頃。50ミリ相当で山の尾根筋と空まで入れた。
《コメント》
かつてSL時代から多くの人が登り通った「ほこら尾根俯瞰」。
雪景色と新緑、季節を変えて2枚。
切り立ち気味の尾根上で、阿哲の風に吹かれながら列車を待つのも悪くない。

19.2022年10月30日

381系 「やくも8号」

20.2023年6月24日

115系 普通

21.2024年2月12日

381系 「やくも4号」
《アクセス》
近年の「再開発」で今やすっかりド定番となった「阿哲峡俯瞰」お立ち台。
取りつきから到着まで2〜3分程度、途中若干足場が悪い箇所があるが
例えば旧鉄橋時代の「餘部スーパーF」等を体験してきたクチなら
もはや登山とも呼べまい、お手軽俯瞰の部類だ。
但し、最近何度か立ち入りが禁止となっている。
《光線・レンズ》
19.は上の棚。9時半頃で35ミリ相当。
20.21.は下の棚。
115系は7時10分頃で50ミリ相当。
雪の紫やくもは7時20分頃で35ミリ相当。
両者は数分程度で行き来できる。
いずれも上り列車狙いの構図で、
見下ろす角度こそ急なものの、線路との距離(=高さ自体)はさほどないため、
標準〜広角系レンズの出番となる。
現在はあまり長い編成は木々に遮られて入らず、6〜7連やくもでカツカツな感じ。
光線としては一応午前からお昼にかけて順光だが、
綺麗に晴れる条件確率はあまり高くない。
また、深い峡谷の宿命で晴れると「山影」との兼ね合いが出てくる。
よって、じっくり撮るなら曇り気味の日が良いと思う(作例もそう)。
《コメント》
SL時代は作者もさすがに経験していないが、非電化〜電化直後は、
植林の木々がまだ高く伸びておらず、西川沿いに編成が見渡せていた。
(布原近辺は今でこそ一見自然林だらけだが、戦前戦後から昭和中期にかけて
大規模な禿山化→植林が行われた経緯があり、県内他地域と同様、人の手が入っていない
純粋な原生林率は少ない)
聞こえるのは西川のせせらぎや鳥の鳴き声、時折通る車の音(鉄?)くらい。
朝は濃い霧に包まれる事も珍しくない。
四季折々の阿哲峡の空気と一体になれるお立ち台だ。
比較的難易度低めな俯瞰で、伯備線撮影定番地の一つと言える。
地元鉄なら「目指せ!春夏秋冬コンプリート」はマストか(笑)
ただ、上記の通り、現在は短め編成ベターのポイントであること、
そして、お世辞にも安心安全なお立ち台、という訳ではないせいか、
詳細は不明だが時折立ち入り禁止になる事、
これらの点には留意。

22.2022年11月19日

285系 「サンライズ出雲」

23.2023年11月6日

キハ120 普通
《アクセス》
阿哲峡で下り列車方向を撮るアングル。
上りのお立ち台とは互いに百〜数百mほど離れている。
《光線・レンズ》
22.は8時40分頃で70ミリ相当。
23.は13時10分頃。120ミリ相当。
《コメント》
山々(=木々)に阻まれ、先頭車両+ちょっと しか編成を見る事ができないが、
その分阿哲峡の季節感を堪能できる。
(と言いつつ作例は2枚共に秋だけど…)
レンズ長と構図・露出選択で結構個性、というかセンスが問われそうな怖い場所でもある(笑)

24.2009年10月5日

EF64−1000+コキ 貨物
《アクセス》
備中神代駅発車シーン。駅外れのトンネル入り口にある踏切脇から。
《光線・レンズ》
晴れると順光の時間帯は正午前後に限られるので、曇りベターかもしれない。
9時15分頃で300ミリ相当。
《コメント》
午前の3082レ貨物は「やくも」と神代駅で交換ののち発車していく。
機関車が動き出し、ヘッドライトが灯る付近でちょうど編成全体が収まる。
もう少し手前に引き付けて機関車を正対させて撮るのもいいかも。

25.2022年12月18日

381系 「やくも9号」
《アクセス》
備中神代駅ホームから。
《光線・レンズ》
12時20分頃で85ミリ相当。雪がかなり降っていた。
《コメント》
駅ホームからの鉄道撮影は、いちおうホーム端が定番とされている。
が、どこの駅にもそれなりの「ベスポジ」なるものがある。
上もはあくまで1つの作例ではあるが、季節、天候(光線)、障害物、編成長、レンズ選択…
考える要素は多くあり、この辺りは撮影者の好みもあろう。
なお2022年秋、リニューアルされた新駅舎は
(想像ついていたとは言え)あまりにも味気ないバス停のような姿…。

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