伯備線 広石(信)−井倉

1.2004年3月7日
EF64−1000 +コキ 貨物
《アクセス》
井倉駅を出た上り列車が最初に渡る鉄橋。
川岸のどちらからでも撮影可能。駅から徒歩15分程度。
車だと国道180号から井倉洞方面の道へ入ってすぐ。
足場は数名程度可能だが、私有地なので挨拶をしてから入れてもらう。

《光線・レンズ》
上のアングルだと午前中の上りが順光。作例は9時頃の上り。70ミリ相当。
《コメント》
雪をまとったEF64と満載コンテナをキャッチ。

2.2015年8月25日

(DD51×2)+24系トワイライト編成 団臨
《アクセス》
上に同じ。
《光線・レンズ》
10時15分頃で150ミリ相当。大雨。
《コメント》
2015年の大ネタだったトワイライト団臨。
台風接近日だったが、強い雨降る中人垣の脇から撮影。

3.2008年1月26日

キハ58系改 「ほのぼのSUN−IN」回送
《アクセス》
鉄橋をミニ俯瞰。井倉地区から崖上の草間地区に上がる県道50号線から。
車を置くスペースは坂下か、もう少し登ったところのいずれかで可能。
立ち位置付近は細い坂道なので路上駐車は出来ない。
《光線・レンズ》
12時半頃で100ミリ相当。

《コメント》
お馴染み第7橋りょうを県道から見下ろす。
以前は草木が茂っていて視界が開けていなかったが、今は何とか撮影出来る。

4.2009年8月11日

115系 普通
《アクセス》
鉄橋の西側。国道180号線の歩道から構えた。

《光線・レンズ》
午後が順光。15時頃で85ミリ相当。
《コメント》
定番の第7鉄橋だが、車両に電線と架線柱が架かる事もあってか、
殆どこちらのアウト側アングルは見かけない。
採掘で石灰岩むき出しのバックの山が印象的。

5.2009年8月19日

EF64−1000+コキ 貨物
《アクセス》
上に同じ。川原に下りて国道橋の真下から撮影。
《光線・レンズ》
15時20分頃で85ミリ相当。
《コメント》
ローアングルで狙うと、バックの岩肌が一層強調される。

6.2006年3月26日

DD51+12系 団臨
《アクセス》
第7鉄橋の北側。川原まで車で降りる事ができ、足場もまずまず広い。
《光線・レンズ》
終日逆光気味のうえ、川原から鉄橋を見上げるアングルになるため、
晴れの日は不向き。曇り狙い。
作例は15時半頃の下り。40ミリ相当。

《コメント》
井倉峡の美しい風景の中に架かる鉄橋をサイド気味に捕える。
バックの国道180号線の橋がなるべく目立たないような構図を作りたい。

7.2015年8月1日

(DD51×2)+24系トワイライト編成 団臨
《アクセス》
同じく第7鉄橋の下り構図。
《光線・レンズ》
18時半頃で50ミリ相当。
《コメント》
少し線路から離れ気味の角度で撮影。
特別なトワイライト団体臨、走行シーンを撮影しようとすればこの辺りが北限となる。
そのため、鉄橋周辺は大勢の撮影者が集まっていた。

8.2022年6月5日

381系 「やくも5号」
《アクセス》
お馴染み「7鉄」下り構図。
川の水量が少なければゴロ石の河原に降りて撮影できる。
《光線・レンズ》
10時頃で70ミリ相当。
《コメント》
この日は鮎解禁日。
高梁川の瀬には鮎師の方たちが並び、
河原には我々鉄道撮影者が並ぶ(笑)
一番左のオジサン、撮影の間ずっと見ていたが、
川に降りてから一流し目、二流し目と…入れ食い状態(友釣りなので入れ掛かりか)で、
次々に友鮎(おとり鮎)と野鮎の二匹が空中を舞い、左手で構える網の中へ飛び込んでいく。
さすがに型はまだ小さかった(六月6寸、七月7寸、8月八寸 という言葉が鮎釣りにはある)
ものの、鉄道よりそっちの方にずっと目が行ってしまってました!

9.2008年4月13日

115系 普通
《アクセス》
井倉−石蟹1.に同じ。展望台から西側を見下ろすアングル。
《光線・レンズ》
9時半頃で150ミリ相当。
《コメント》
第7鉄橋を見下ろす「垂直落下式俯瞰」。またの名を「山上井倉(やまのうえのいくら)」。
我ながらシュールなネーミングだ(笑)。
ここは本当に急角度で、展望台から5mほど先で地面がなくなり、
ほぼ垂直に眼下の川まで崖が切り立っている。
崖の上はのどかな高原台地。石灰岩で形成されているこの地方の特徴がよく判る。

10.2008年1月27日

EF64−1000+コキ 貨物
《アクセス》
上にほぼ同じだが、こちらは下の展望台
(遊歩道を数百m降りたところにある)から。
ここだと井倉駅より手前側の視界がより開けている。
《光線・レンズ》
9時半頃で150ミリ相当。
《コメント》
粉砂糖をまぶしたような朝の3082レ貨物を俯瞰。
井倉駅周辺は石灰の工場があり、白っぽくなっている敷地内を
ダンプが走り回っている。崖上から見下ろすとまるで模型みたいだ。
構図には入っていないが、眼下には静態保存されているD51−838の姿も見える。

11.2015年10月31日

DD51×2 回送
《アクセス》
井倉駅から南へ約500m。井倉洞への入り口となる踏切の脇から。
《光線・レンズ》
12時45分頃で300ミリ相当。
晴れていればお昼から午後にかけて車両の顔がばっちり順光だが、
架線の影架かりには要注意。
《コメント》
長い編成を撮るには不向き。
長め望遠レンズを使うので、バックの石灰岩質の崖がまるで壁のように
切り立って見えるのが印象的

12.2023年3月25日

381系 「やくも5号」
《アクセス》
上の踏切からすぐ、井倉洞の駐車場入り口から線路方向を振り返ったもの。
《光線・レンズ》
10時10分頃で70ミリ相当。
《コメント》
ここは鉄道撮影というより、ご当地観光系?の1枚。
作例では桜と「やくも」が何とか収まっているが、
駐車場に出入りする車や、踏切待ちのトラック等が構図に入ってくる事も多く、
なかなかうまくいかない。

13.2023年5月19日

115系 普通
《アクセス》
7鉄の北側、線路の裏手付近。
《光線・レンズ》
16時頃で40ミリ相当。
《コメント》
せとうちラップD07編成が田植え前の水鏡に姿を映す。
石灰岩の山肌に囲まれた独特の風景は一目で井倉のそれと判る。

14.2023年11月4日

381系 「やくも14号」
《アクセス》
上の場所から山腹の三倉神社へと続く坂道途中から。
《光線・レンズ》
12時45分頃で100ミリ相当。
《コメント》
井倉洞の石灰岩絶壁・紅葉をバックに撮れる場所。
今年の秋は雨が少なく、井倉洞の滝からほとんど水が流れ落ちていない。

15.2024年3月17日

381系 「やくも8号」
《アクセス》
上にほぼ同じ。
《光線・レンズ》
9時45分頃で50ミリ相当。
《コメント》
石灰岩の岩肌と梅の花に取り囲まれ、今日も381系が井倉の里を走る。
長年に渡り日常だった光景は、来年に梅が咲く頃には想い出の一コマとなる。

16.2024年9月15日

DD51 回送

17.2024年8月10日

381系 「やくも12号」
《アクセス》
第7鉄橋の南にある国道の交差点から県道50号線に折れ、
高梁川の橋(上のやくもの写真左に写っている)を渡る。
渡った先の坂道を少し登った地点、ガードレール沿いから軽く俯瞰できる。
坂道はカーブしていて、幅もあまり広くないので車に注意の事。
《光線・レンズ》
DD51単機回送は下り構図。13時40分頃。
短い編成向きで午後遅めの時間帯が光線ベター。
やくもの方は上り構図で11時50分頃。
こちらは晴れていて、光線はほぼベスト条件であった。
2枚いずれも70ミリ相当。
《コメント》
対岸からのミニ俯瞰で上下1枚づつ撮影。
共通して言える注意事項は、線路と並走している国道180号線を通る車に
撮影結果が左右される事か。
2024年6月の定期運用引退で、すっかり「さんぱーいちロス」になっていた作者だが、
お盆運用で復活した「やくも12号」と真夏の井倉峡で再会。
イヤー懐かしい!
というより、あまりにも身近だったせいか違和感ない(笑)

18.2008年1月26日

キハ58系改 「ほのぼのSUN−IN」回送

19.2023年3月31日

381系 「やくも8号」
《アクセス》
第7鉄橋から少し南。休耕田のあぜ道から。
《光線・レンズ》
夏場の午前中なら少し光が廻るが、基本的には曇りの日向きアングル。
18.は14時頃で70ミリ相当。
19.は9時45分頃で100ミリ相当。
《コメント》
6両くらいまでなら入りきるS字カーブと、右側にある土蔵がここの特徴。
SL時代を含め、ここで撮られた作品は見覚えが無く、
伯備線と国道180号線を極めた(謎)作者の秘密ポイントか?
いいか、誰にも教えたらアカンぞ(笑)

20.2009年8月19日

381系 回送
《アクセス》
第六高梁川橋りょうを地上から見る。
国道の路肩が少し広くなっており、足場にできる。
《光線・レンズ》
午後が順光。14時50分頃で50ミリ相当。
《コメント》
お盆や年末年始等に日根野から貸し出される国鉄特急色の381系だが、
「やくも」運用時は常に岡山側にしか増結されない(6連を3×2にして
片方を転車させて増結する。返却の際はその逆)ため、
このように米子側を向いている姿を見る機会は、この返却回送しかチャンスがない。
運良くバックの国道に通行車は無く、水鏡もうっすらと映ってくれた。

21.2023年5月5日

381系 「やくも8号」
《アクセス》
上の「六鉄」を川原に降りて水辺から構えた。
《光線・レンズ》
9時50分頃で85ミリ相当。
《コメント》
水温む新緑の頃。
井倉峡の緑が高梁川の水面にも、通過する国鉄色車両にも染みこんでいるかのようだ。
川のせせらぎ音が大きく、目でも耳でも列車の接近は全く感知できないので、
一瞬のシャッタータイミングを逃さないようにしたい。

22.2023年4月29日

115系 普通    ※2023/5/4 写真差し替え
《アクセス》
同じく第6鉄橋。線路の東側から構えた。
立ち位置は川側の少し広めの路肩となる
(勿論、頻繁に通行する車やトラックに注意する事は言うまでもない)。
《光線・レンズ》
晴れれば午前が順光。13時半頃で70ミリ相当。
《コメント》
新緑と藤の花の季節を中を走る「D湘」運用は貴重な獲物。

23.2006年5月20日

EF64−1000+コキ他 貨物

24.2015年8月22日

DD51×2 回送
《アクセス》
16.17.の地点、県道50号線から更に山道を登っていく。
1キロあまり進んだところ、牛を飼っている農家の裏山手から
国道と伯備線を見下ろせる。路肩が広くなっており、県道沿いに駐車可能。
カメラを構える足場はお立ち台のようになっていて、車は乗り入れられないが
草地になっており良好。
《光線・レンズ》
午後が順光。作例は貨物が15時頃で100ミリ相当、
重連回送は12時50分頃で300ミリ相当。
なお上り列車は1つ前のトンネル進入前の列車が確認できるので、
ある程度予測して待つ事が出来るが、下り列車は音もなく突然鉄橋に現れるので、
相当な集中力が必要。
ダイヤが乱れているとまず撮影は不可能と思われる。

《コメント》
以前から狙っていた第6高梁川橋りょうの大俯瞰。
新見市出身の作者にとっては馴染み深い道だが、ここ井倉から哲多町に抜ける
県道50号線は、途中に素朴な高原風景が広がる荻尾(おぎょう)地区や、昼なお暗き
石灰岩の谷底を走るその名も無明谷(むみょうだに)など、岡山県民にさえも
よく知られていない隠れたスポットが点在する通なドライブルート。
また撮影地前の農家の方に訪問時とても親切にしていただき、ありがとうございました。

25.2023年6月11日

381系 「やくも9号」
《アクセス》
「6鉄」を反対側(線路東側)の山上から見た。
《光線・レンズ》
12時頃で35ミリ相当、
《コメント》
石灰岩峡谷の井倉峡。ここもなかなか急角度の見下ろし俯瞰だ。
長い編成を収めるのは難しい場所で、風景含めた構図切り取りがポイントとなる。

26.2018年11月3日

285系 「サンライズ出雲」

27.2018年11月3日

115系 普通
《アクセス》
この2枚は「絹掛の滝」の少し北、国道シェルターを抜けた付近。
国道脇から撮るが、道が空いている時間帯だと車やトラックが結構なスピードで
走り抜けていく。充分注意の事。
《光線・レンズ》
サンライズ出雲は7時半頃で50ミリ相当。
湘南115系は7時50分頃で70ミリ相当。
《コメント》
2018年、夏場に大きな豪雨災害に見舞われた高梁川。
井倉峡にも紅葉の季節がやってきた。
今秋の色づきは今ひとつのような気がする。
7時半頃の時間帯だとまだ雲海の下で日は差さないが、
しっとりとした秋の風情と空気が心地よい。

28.2019年1月27日

115系 普通
《アクセス》
上に同じ。
《光線・レンズ》
7時50分頃で50ミリ相当。
《コメント》
2019年冬の暖冬ムードから一変、この日は前日からの冷え込みと雪で
井倉峡の周辺も見事な銀世界になった。

29.2005年11月12日

EF64−1000+コキ 貨物 ※2005/11/12 写真差し替え
《アクセス》
井倉−方谷駅の中間地点に「絹掛の滝」という滝があり、国道180号の休憩施設がある。
そこの道ばたから高梁川の対岸を行く列車を撮影。車以外でのアクセスは辛い場所。
《光線・レンズ》
午前中の上りが順光。作例は9時半頃の上り。40ミリ相当。
《飲食・トイレetc》
休憩施設に自動販売機コーナーやトイレがある。
《コメント》
編成重視のポイントではないが、石灰岩の崖とシェルター、トンネル、清流。
紅葉シーズンは特にお勧めだ。

30.2010年6月29日

115系 普通
《アクセス》
上に同じ。
《光線・レンズ》
10時20分頃で70ミリ相当。
《コメント》
前日の雨で高梁川の水かさはかなり多く、水の色も濁っている。
紅葉の時期もいいが、ひと雨ごとに山の緑が濃さを増していく
この季節も悪くない。
3連ならちょうどピタリと収まる。

31.2022年10月29日

381系 「やくも8号」

32.2022年11月6日

285系 「サンライズ出雲」
《アクセス》
お馴染み「絹掛の滝」前から。
《光線・レンズ》
国鉄色やくもは9時45分頃で50ミリ相当。
サンライズは7時40分頃で35ミリ相当。
《コメント》
国道180号線の休憩スポットとしてすっかりお馴染み「絹掛の滝(旧称:不動の滝)」。
井倉峡のど真ん中、今年も紅葉が美しい。

33.2023年5月28日

381系 「やくも5号」

34.2023年11月4日

381系 「やくも9号」
《アクセス》
お馴染み「絹掛の滝(不動の滝)」の対岸付近を山上から俯瞰したもの。
《光線・レンズ》
スーパー色やくもは10時頃で100ミリ相当。
国鉄色の方は12時頃で180ミリ相当。
《コメント》
初夏の井倉峡は緑一色。
山と川をまるで縫い合わせていくような1本の紫が印象的。
秋色の中を走る国鉄特急の姿も悪くない。

35.2023年11月4日

113系 普通
《アクセス》
上の少し北側付近を俯瞰。
《光線・レンズ》
10時半頃で85ミリ相当。
《コメント》
色づき始めた秋の井倉峡。
眼下を往く113系4連は、両端クハが40N、中間モハが30Nの混成、
かつ2個パンタのB09編成。

36.2024年3月9日

381系 「やくも8号」   ※2024/3/10 写真差し替え

37.2018年11月3日

115系 普通
《アクセス》
この2枚は「絹掛の滝」の少し南の道ばたから。
ここも国道ガードレール脇から撮るので、車やトラックに要注意。
《光線・レンズ》
「やくも」は9時50分頃で85ミリ相当。
115系は10時10分頃で50ミリ相当。
《コメント》
早春の名残雪が舞う中を走る国鉄8号。
そして紅葉時期の湘南115系。9時を回ると一気に青空が広がった。

38.2005年2月12日

DD51+14系シュプール編成 臨客
《アクセス》
絹掛の滝ポイントの300mほど南。鮎釣り客用に川原に下りられる道があるので、
そこから川べりまで出て撮影。
くれぐれもカメラを川に落とさぬよう。
《光線・レンズ》
昼前後の上りが順光。作例は12時半頃の上り。50ミリ相当。
《コメント》
井倉峡の渓谷に沿って走る列車を撮影できる。
作例からも分かる通り、こちらは6〜7両編成位まで対応可能。
今回は冬枯れの時期となったが、夏の鮎釣り風景や秋の紅葉も美しかろう。

39.2007年2月24日

DD51+14系シュプール編成 臨客
《アクセス》
上に同じ。国道上の目線から撮影。路肩が少し広くなっている。
《光線・レンズ》
13時頃で35ミリ相当。
《コメント》
ここは現在徐行区間となっており、列車はかなりゆっくりと通過していく。

(懐)40.2007年1月20日

EF64+サロンカーなにわ 大社臨
《アクセス》
上の付近をミニ俯瞰。絹掛の滝の少し南にある住宅の裏手から。
墓地へ続く細い道が付いている。足場は狭くはないが、あまり良くない。
《光線・レンズ》
まともに順光となる時間帯は無く、日が当たるとすれば作例のように
朝日が差し込む感じとなる。
作例は9時半頃で150ミリ相当。
《コメント》
線路際の木が伸びていて編成の一部が隠れるが、それさえ気にしなければ
いい感じのお手軽俯瞰。
予測した時刻よりも遅れて現れたおかげで車両全体に薄日が廻ってくれた。
今日の牽引はEF64−9。広石信号所を徐行で通過した後、まるで電車のような
シャープな加速で6両の「なにわ」を北へ連れ去っていった。
独特のモーター音(ブロアー音?)も勾配線区用ELでしか味わえない醍醐味か。

41.2019年11月23日

115系 普通
《アクセス》
上の角度・構図とほぼ同じで、今回は国道のガードレール脇から撮影。
歩道が無いので車には充分気を付けねばならない事は、
この近辺の作例立ち位置に共通する要注意事項。
《光線・レンズ》
7時50分頃で50ミリ相当。
《コメント》
今年の紅葉は遅れこそしたが、綺麗だった。
朝霧の下、新見へ向かうD26編成の湘南色は、
まるで井倉峡の彩にあつらえたかのようだ。

42.2022年6月18日

381系 「やくも8号」
《アクセス》
上記付近の地点に同じ。河原に降りて水べりから撮影。
《光線・レンズ》
9時50分頃で50ミリ相当。
《コメント》
前夜からの雨で、高梁川は少し増水していた。
しかしその一雨ごとに井倉峡の緑は濃くなっていく。
国鉄特急色もよく映えている。
目の前の通称「はしりょうちの瀬」と呼ばれるトロ場では、
解禁された若鮎がときおり水面を跳ねている。
「一飛び千(ひととびせん)」という言葉があり、若鮎が1匹跳ねると、
その下には千匹いると言われるのだ。
この辺りは高梁川水系、というより「日本全国、鮎は新見」とまでかつて言われた
国内屈指の鮎友釣り名所だったが、
近年は竿を出している人もめっきり少なくなった。

43.2023年9月30日

381系 「やくも4号」
《アクセス》
上に同じ。
《光線・レンズ》
7時45分頃で28ミリ相当。
《コメント》
水べりに彼岸花が咲き揃う。
一段上を走る車(国道)からは見えず、伯備線の車窓ならではの楽しみだ。
かつては高梁川を行き交う高瀬舟からもよく見えたであろう。
もっとも、現在の方谷−井倉間には、高梁川に沿ってお地蔵様・慰霊碑・お社が点在し、
それらは高瀬舟の船頭や乗客たちの慰霊や安全祈願に手向けられたもの。
つまりそれだけ水難事故多発地帯、川の難所でもあったのだ。
往時の舟上から景色を楽しむ余裕は、とてもじゃないが無かったかもしれない。

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