伯備線 足立−新郷

1.2004年1月11日
DD51+サロンカーなにわ 大社臨
《アクセス》
伯備線の新郷−足立間の中間地点にあるS字カーブ。
併走する県道沿いにあり、車で行く場合は比較的簡単に判る。
定員は10名くらいまでなら大丈夫そう。駐車は県道沿いに若干スペースあり。

《光線・レンズ》
午後の上りが順光だが、山奥のため日が差す時間帯は僅か。
作例は午後4時頃の上り。100ミリ相当。
短いレンズでもう少し線路に近づいて狙うも良し、逆に長い望遠で
S字の奥めを狙っても良し。

《コメント》
雪の多い時期はここまでたどり着くのは大変。
にも関わらずギャラリー多数。薄暗い中で皆露出に苦しんでいたが、
DD51+なにわ はDL派にとって最高レベルの被写体の一つ。

2.2005年11月12日

EF64−1000+コキ 貨物
《光線・レンズ》
1.に書いたように、カーブ奥を望遠で切り取ったもの。作例は15時頃。150ミリ相当。
《コメント》
縦アングルにするとS字カーブとバックの山が強調される。
山がいい感じに色づく紅葉シーズンが狙い目だ。奥にあるいちょうの木がよく効いている。

3.2008年1月12日

DD51+14系シュプール編成 臨客
《アクセス》
1.2.より足立寄りの道路クロス上。畑と線路の脇に登って撮影。
足場が草地で狭い。線路に近づき過ぎないように。定員は1,2名か。

《光線・レンズ》
周りの山に囲まれていて、冬場だと殆ど日が当たらない?12時頃で135ミリ相当。
《コメント》
これ以上レンズを引くと左に県道が入るので、長い編成は不向き。
以前から1+6連の臨客がベストと思っており、一度試してみたかった場所。
降り続いていた雨もあがり、露出もギリギリ確保。何とか条件が揃って撮影できた。

4.2008年1月19日

EF64+サロンカーなにわ 大社臨  ※2008/1/19 写真差し替え

5.2008年1月13日

DD51+ゆうゆうサロン岡山 大社臨
《アクセス》
3.の対面アングル。道路沿いに少し路肩が広い場所があり、駐停車は可能。
《光線・レンズ》
4.5.共に10時半頃。4.は35ミリ相当。広角レンズでギリギリ臨客が入りきる。
5.は100ミリ相当。岩肌をバックに奥の鉄橋を望遠で抜いた。
《コメント》
この日は後藤機1186+岡サロを追いかけたが、時間の都合上ここまでで終了。
先客が誰もいなかったので、ここへ車を停めて構えていたら、続々と追っかけの
皆さんがやって来て大賑わいに(驚)またどこかでお逢いしましょう。

6.2009年8月11日

381系 「やくも24号」

7.2009年8月21日

EF64+コキ 貨物
《アクセス》
1.2.に同じ。ワンパターンで申し訳ない。
《光線・レンズ》
6.の「やくも」は17時半頃で220ミリ相当。
7.の貨物列車は9時10分頃で200ミリ相当。
《コメント》
6.は夕暮れ迫る夏山を駆けるお盆増結の9連やくも。
国鉄色増結の3両だけ見せて、基本編成はS字の奥にたたんで隠すという、
絶妙のトリック撮影(笑)。
7.は現在、名古屋から応援で岡山入りしているJR色のEF64貨物の運用。
午前中だと本来は光線条件が悪い。薄曇りになってくれてちょうど良かった。

8.2010年7月9日

クモヤ443系 検測
《アクセス》
4.5.の場所から北向きに振り返った所にある短い鉄橋。県道沿いから撮影。
《光線・レンズ》
晴れていればお昼前後が順光。11時頃で85ミリ相当。
《コメント》
以前はもう少し長い編成も許容する鉄橋だったが、近年は周辺の木々の繁茂が著しく、
作例の通り今は2連を抜くのがやっとだ。

9.2015年8月25日

(DD51×2)+24系トワイライト編成 団臨
《アクセス》
1.に同じ。
《光線・レンズ》
9時10分頃で200ミリ相当。
《コメント》
この日は久しぶりの定番S字へ。
台風接近の影響で時折横殴りの強い雨風が降りつける。
只でさえ山深い場所へもってきて、雨で露出がなく薄暗い中、
顔見知りの方達を含め十数名で傘を差しながら待つ。
暫くして、予定時刻より少し遅れてDD51重連が姿を現した。
撮影コンディションが悪かった分、いい思い出になる1枚だった。

10.2015年11月3日

(DD51×2)+24系トワイライト編成 団臨
《アクセス》
2.で写っているいちょうの木のそばにて。
足場は県道の橋のたもと、ガードレール脇となる。
《光線・レンズ》
9時頃で70ミリ相当。
《コメント》
いちょうの木が見事に色づいていた。
県道を通りかかる車があればどうしても構図に入るので、
いちょうの木が色づく時期限定、つまり様々な条件限定の場所と言える。

12.2017年6月24日

115系 普通
《アクセス》
1.に同じ。
《光線・レンズ》
7時頃で85ミリ相当。
《コメント》
以前よりかなり数少なくなったとは言え、伯備線の新見以北で湘南色115系の
活躍が見られるのはうれしい限り。
もっとも、この場所で「D湘」をキメるためには、日の長い時期&ローテーション予測
(日曜日は運休)の条件や推理が運良く重ならなければ。

13.2018年12月31日

381系 「やくも8号」
《アクセス》
2.に同じ。
《光線・レンズ》
9時20分頃で100ミリ相当。
《コメント》
四季折々の山線、今回は新雪が美しい大晦日の朝。
白黒の世界の中、ピンと張った冷たい風の中で通過を待つのは
寒くもあれ、何とも心地よいもの。

14.2019年4月28日

115系 普通
《アクセス》
上に同じ。
《光線・レンズ》
9時半頃で135ミリ相当。
《コメント》
平成ラスト撮影もここ。新緑の濃淡がとても綺麗だ。
作例の黄色いG編成ともマッチしている気がする。

15.2015年11月3日

DD51×2 回送

16.2022年2月19日

キハ120 普通
《アクセス》
定番ポイントから2キロ程奥に進んだところにある「第2西川橋りょう」にて。
15.は鉄橋のすぐ下、16.は角度を変えて道ばたのガードレール沿いから構えた。
《光線・レンズ》
15.は14時頃で50ミリ相当。
16.は11時10分頃で35ミリ相当。
《コメント》
西川の幅も、県道8号線もいっそう細くなってくる辺り。
撮りたい車両の長さと、周りの風景とのバランス見極めがポイントか。

17.2024年6月9日

381系 「やくも24号」
《アクセス》
上の鉄橋を川べりから撮る。
県道からだと、写っている堰堤を横切って対岸に渡る事になるので、
増水時のアプローチは困難。
《光線・レンズ》
17時半頃で60ミリ相当。
シャッタースピードの違う2枚を合成して作画している。
《コメント》
この堰堤下、作者が20代の頃は鉄道撮影ではなくアマゴ釣りで訪れる場所であった。
今でもここに立つと、偏光グラス越しに落ち込み下の魚影を追ってしまう習性が抜けない(笑)
それはともかく、中国山地の県境近く、深い森と渓流に囲まれる
伯備線のロケーションは素晴らしい。
…素晴らしいのだが、こと撮影に関して言うと、川のせせらぎで列車の接近(音)が
殆ど感知できない。
これは非常にシビアで、特にトンネルを突然飛び出してくる下り列車を捕らえるには
相当な集中力が必要。
足立発3分(因みに上りは新郷発2分弱)が目安なので、しっかり集中してシャッターを切りたい。

18.2021年11月13日

381系 「やくも1号」
《アクセス》
さらに奥にある「第1西川橋梁」の下から。
《光線・レンズ》
8時半頃で135ミリ相当。
《コメント》
県境も近い渓谷。
西川(高梁川の支流)の橋梁名から分かる通り、
伯備線の車窓と高梁川水系との付き合いはここから始まる。
でも、ここから上(かみ)にもまだ鉄橋があるような気が?(後述)。

19.2022年2月19日

381系 「やくも4号」
《アクセス》
さらにさらに奥、ここまで来ると新郷駅が近い。
同じく鉄橋下の県道ガードレール沿いから。
《光線・レンズ》
7時10分頃で35ミリ相当。
《コメント》
前出の写真たちと同じような川に見えるが、地図を見るとこの川は、
高梁川支流の西川から更に枝分かれした支流「和忠(わただ)川」となっている。
よって鉄橋の名前も「第7和忠川橋りょう」であるのだ。
雪を巻き上げながら岡山行381系やくもが通過していった。

20.2022年3月5日

キハ120 普通
《アクセス》
足立駅から約1キロ北、バス停がある付近。
空き地のような場所から線路が見える。
《光線・レンズ》
11時10分頃で50ミリ相当。
《コメント》
かつて伯備線を熱狂させたD51の三重連貨物。
その貨物列車は後ろに写っている工場の石灰石を積み出す列車であった。
時は流れ、現在は単行普通列車が軽快に早春の山間を駆けているが、
このキハ120運用も今後のダイヤ改正にて当該区間から過去帳入りする見込み。

21.2023年6月3日

115系 普通
《アクセス》
上に同じ。立ち位置を変えて上り列車を撮影。
《光線・レンズ》
7時半頃で70ミリ相当。
《コメント》
短い鉄橋に列車が乗る。
季節ごとに表情を変える山と谷川を見ているのも楽しい場所。

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