芸備線 道後山−備後落合

1.2003年11月3日
キハ120 普通
《アクセス》
備後落合と道後山駅の中間にある地上30mの名物鉄橋
「第1小鳥原(ひととばら)川橋りょう」。
国道183号線が下をくぐっており、車で行けば場所は容易にみつかる。
駅から歩けば1時間程度の場所。付近は小さな集落となっており、足場は広い。
国道の交通量はそれなりに多いが、駐車は少し入った道ばたに可能。

《光線・レンズ》
アングルを変えれば終日撮影可能。作例は13時半頃の下り。80ミリ相当。
《コメント》
戦前に建設された、当時の技術の粋を結集して造られた鉄橋らしい。
弁当持って見物に来る人も居たそうな。
確かに紅葉の中を走る単行列車は綺麗で、それなりに絵になる写真だが、
一日数本しか来ない列車の鉄橋上の制限速度は25キロ。
自動車とは勝負にならん。
鉄道の行く末を案じてしまう…

2.2004年8月8日

DE10+ゆうゆうサロン岡山+DE10 「夏休み奥備後一周号」
《アクセス》
備後落合駅から国道に沿って東に600mほど進むと、183号と314号が分岐する
交差点がある。
そこから314号(東城方面)に右折してすぐの、芸備線と国道のクロス。
足場は国道上からになるが、交通量はさほど多くないので短時間の撮影なら支障なし。
近くに駐車場がある。

《光線・レンズ》
昼前後が順光。作例は午前11時半頃の下り。100ミリ相当。
《飲食・トイレetc》
国道が2本あるにも関わらず、周辺には意外に施設は少ないので注意。
《コメント》
イベント列車を小奴可から追っかけ撮影したもの。
小さなトンネルを出て、小さな踏切、小さな築堤、小さな鉄橋(写っていないが)に廃屋と、
いかにも過疎ローカル線的な風景。ここにも撮影者が多く集まっていた。

3.2019年7月29日

キハ120 普通

4.2023年9月2日

キハ120 普通   ※2023/9/10 写真差し替え

5.2023年9月9日

キハ120 普通
《アクセス》
1.の「第1小鳥原(ひととばら)橋りょう」から少し備後落合駅寄りにある
「宮ノ脇鉄橋」を、下の生活道沿いから見上げたもの。
《光線・レンズ》
この角度だと午前の下りが順光だが、現在その時間帯にここを通過する列車は無い。
3.は14時15分頃で40ミリ相当。
4.5.はいずれも6時50分頃で40ミリ相当。
《コメント》
この道後山−備後落合間に3本連続して架かる
「第一小鳥原川橋りょう」
「宮ノ脇橋りょう」
「第二小鳥原川橋りょう」
の3鉄橋。
有名なのは作例1.でも撮っている「第1〜」であろうが、
作者が一番好きなのはこの「宮ノ脇」である。
中国山地の奥深く、山と山に挟まれた高い空間を短い直線で貫く鉄橋で、
初めて芸備線で乗車した時(当時は国鉄で、DE10+50系客車列車だった)も、
運転免許を取って国道183号線を車で走りながら鉄橋を見上げた時も、
その余りに神々しい鉄橋の姿に感激すらしたものだ(ちょっと大げさか)。
この鉄橋は下の国道沿い、もしくは集落沿いから様々な角度で見る事が出来るが、
意外と電柱や電線が多く、クリアな構図で鉄道撮影として纏めるにはチト一苦労するかも。

6.2019年9月7日

キハ120 普通
《アクセス》
1.の「第1小鳥原(ひととばら)川橋りょう」。
《光線・レンズ》
14時15分頃で50ミリ相当。
《コメント》
山深い場所ではあるが、9月に入ったばかりできびしい残暑。
歩いていても汗が噴き出してくる。
しかし田んぼの稲穂は黄色くびっしりと実り、頭を垂れつつある。
秋は確実に近づいているのだ。

7.8.2019年11月12日

キハ120 普通
《アクセス》
同じくの「宮ノ脇鉄橋」にて。
《光線・レンズ》
7.は14時20分頃で35ミリ、
8.は14時45分頃で50ミリ相当。
《コメント》
紅葉美しい時期に「宮ノ脇」を再訪。
↑にも書いた通り、この鉄橋は作者のお気に入り。
「ここはまるで絵本の中か…おとぎ話の世界の中か…」
目の前にあるのはファンタジー感ある美しい情景だ(ちょっと大げさか)。
その美しさを写真で全然伝えきれていないのが残念!

9.2020年6月27日

キハ120 普通
《アクセス》
第二小鳥原橋りょうにて。
《光線・レンズ》
晴れるとどうしても山影の影響を受けやすい地形だが、
曇っていれば構図の融通は利く。
6時50分頃で35ミリ相当。
《コメント》
この駅間に架かる「三大橋りょう」のうち、一番地味?な印象を持つ
第二小鳥原橋りょう。
とは言え、渓流を跨ぐ線路と鉄橋の高さはかなりのもので、
なかなか荘厳な迫力である。
鉄橋の下をくぐる国道の傍らには、かつていくつかの民家があったが、
現在は更地(空き地)となっている。
四季折々に様々な表情を見に通ってみたくなる場所の一つ。

10.2020年7月24日

キハ120 快速
《アクセス》
1.に同じ。
《光線・レンズ》
6時半頃で50ミリ相当。
《コメント》
2020年も雨の多い7月となった。
ここのところ毎年のように全国各地が水害に見舞われているが、
訪問日時点も芸備線は三次以西で大雨による不通区間があり、
備後落合以西は変則ダイヤで運行されていた。
作例の区間は辛うじて通常ダイヤで走っていたが、この時も雨が降りしきる中、
浜田色の「青キハ」快速が山中からゆっくりと現れ、そして第一小鳥原を
ゆるりと渡っていった。

11.2020年7月24日

キハ120 普通
《アクセス》
道後山駅から備後落合寄りすぐのところにある踏切脇から。
《光線・レンズ》
7時頃で85ミリ相当。
《コメント》
林の中を抜けてくるキハ120を、踏切待ちの態勢から手軽に撮影できる。
ふだんは人影が見られる事も無い秘境駅の道後山駅、
そしていつもは空気を乗せて走っているキハ120。
しかし、この日は増便期間内だけあって、列車の車内にも駅ホームにも
熱心な「乗り鉄」ファンの姿が見られた。

12.2022年1月2日

キハ120 普通
《アクセス》
同じく第一小鳥原橋りょう。
《光線・レンズ》
14時20分頃で50ミリ相当。
《コメント》
お正月の雪晴れの空を見上げた先に見えたるものは、
名橋「第一小鳥原」を渡るキハ120。
とはいえ、バックの木々はほぼ雪が溶けて、着雪していない。
しかし、これでも撮影訪問時、足元の積雪は20cm程度はあり、
これ以上降ると(=バックの木々が真っ白になるくらいまで積もると)
撮影立ち位置までのアプローチに支障が出そうだ。
よってこの程度の雪景色が作者にとってはマァいいところ。

13.2022年1月2日

キハ120 普通
《アクセス》
第二小鳥原橋りょう。
《光線・レンズ》
14時45分頃で35ミリ相当。
《コメント》
夏場に来た時(9.)とは少し立ち位置を変えて、
うっすら青空が見える中、雪の鉄橋を渡っていく構図で構えてみた。

14.2022年4月16日

キハ120 快速
《アクセス》
既出の第一小鳥原橋りょう。
《光線・レンズ》
6時半頃で70ミリ相当。
《コメント》
何度も訪れている第一小鳥原だが、念願の桜咲く時期に撮影叶った。
願わくば、春が来る度にこの美しい情景を見ていたいもの。
これからもいつまでも。

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