芸備線 備後八幡−内名

1.2.2010年5月4日
キハ120 普通
《アクセス》
内名駅から川を挟んで並走する県道を500mくらい南に進んだ地点。
《光線・レンズ》
1.は奥のS字カーブを望遠で撮った。7字10分頃で350ミリ相当。
2.はそのままズームを引いて85ミリ相当で風景全体を入れてみた。
《コメント》
秘境駅が多い芸備線だが、内名駅も駅前には何もなく駅裏に民家が1軒。
「何もない山村型」の典型的な秘境駅で、「かつて栄えた廃虚型」の道後山駅と並び、
相当なハイレベルぶりだ。
この構図も過疎ローカル線の実情を写しだしている。
1日3往復しかないキハの車内には乗客が2名、
この撮影中に県道を走っていても、他の車には1台も出会わなかった。

3.2010年5月4日

キハ120 普通
《アクセス》
備後八幡駅の北、最近出来たと思われる新しいコンクリ陸橋の上から
北側を向いて緩くカーブしている線路のイン側を見下ろすように撮影。
《光線・レンズ》
7時20分頃で35ミリ相当。
《コメント》
単行キハが走るローカル線では、周囲の風景が開けているとついつい
ロングショットになり過ぎて列車のボリューム感や存在感が出しにくい
(何せキハ120の単行なんで)が、ここは広角系レンズでバックの山や手前の鉄橋などを
なかなか良いバランスで取り入れられる。

4.2020年6月27日

キハ120 普通
《アクセス》
3.とほぼ同じ場所、芸備線と広域農道クロスの付近から備後八幡駅方面を見たもの。
《光線・レンズ》
8時20分頃で50ミリ相当。
《コメント》
この辺りは中国山地でも屈指の豪雪地帯。
毎年冬になると積雪のニュースでこの地の名が挙がる。
だが、今回は田植え直後の初夏の朝。
目に映るのは清涼感ある山村風景。何とも言えず心地よい。

5.2022年4月23日

キハ120 普通
《アクセス》
上とほぼ同じ場所、駅の裏手を通る町道(広域農道)のトンネル出口付近から
線路と駅を見渡す事ができる。
《光線・レンズ》
7時20分頃で100ミリ相当。
《コメント》
春うららかな朝の小駅にキハ120が到着。
山深いこの地だが、駅の周りには割と新しめの工場が建っていたり、
立ち位置には農道バイパスが通っていたりと、超過疎区間(失礼)という程でもない佇まいである。
かつては学校や、専用トロッコ軌道を有する製鉄会社があり
今や静かな「0人駅」の周辺も、ちょっとした賑わいがあったと聞く。
そういった地区や土地の遺伝子のようなものが、訪れる人に
山村でありながらもどことなく明るい開けた雰囲気を感じさせるのだろうか。

6.2020年11月3日

キハ120 普通
《アクセス》
こちらも3.の近く、線路の北側から見たもの。
《光線・レンズ》
7時20分頃で100ミリ相当。
《コメント》
左側に写っている建物の場所には、かつて学校があった。
今や通り過ぎる定期列車は1日に3往復…過疎ローカル線の一コマ。

7.2022年3月12日

キハ120 普通
《アクセス》
備後八幡駅にて。
《光線・レンズ》
7時20分頃で50ミリ相当。
《コメント》
早春の朝。
備後八幡駅の周辺には人通りもなく、
いわゆる「0人駅」のため(失礼ながら当然のように)乗降客の姿もない。
ただ、18きっぷ期間中だけあって、単行キハ120の車内だけはそこそこ
「ソレっぽい皆さん」で埋まっていた。

8.2022年5月5日

キハ120 普通
《アクセス》
6.の位置から奥、駅から北に1キロほどの地点。
北側の集落道から俯瞰したもの。
《光線・レンズ》
7時20分頃で100ミリ相当。
《コメント》
眼下をゆっくりと走っていく芸備線。
今見ているものは(甚だ失礼ながら)中国山地の奥、過疎区間の象徴たる風景である。
かなり通いこんでいた場所で、やっとこさ満足いく条件で1枚撮れた。

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