土讃線 豊永−大田口
1.2004年11月13日 2000系 「しまんと2号+南風8号」 |
《アクセス》 両駅のちょうど中間地点にある踏切ポイント。崖に沿ってカーブした鉄橋。 東西どちらからでも狙えるが、これは東側から。 踏切の上の山肌にある機器スペースから上り列車を撮影。 足場も付近の道も狭い。 《光線・レンズ》 山深いため完全順光は期待できない。作例は9時半頃。150ミリ相当。 《コメント》 土讃本線らしさをうまく表現できる場所。 渓谷に沿ったカーブが連続した中を振り子気動車が駆け抜ける。 2000系は気動車では当初困難とされた振り子式を初めて実用化した車両。 初期の381系のような自然式(受動型)ではなく、制御式(車のアクティブサスペンションの ようにデータと油圧機構を使って能動的に効かせる)振り子だが、どちらにしても 内側が下がるのではなく、車体を外側にずらし上げるのですよ。 |
2.2004年11月13日 2000系 「南風1号」 |
《アクセス》 1.の場所の逆アングル。西側から下り列車を撮影。こちらも足場は狭い。 《光線・レンズ》 谷が深いため殆ど日が差さない。順光になるのは夏場の午後〜夕方くらいか。 作例は9時頃で100ミリ相当。 《コメント》 本来なら崖下の吉野川を入れたアングルを工夫したかったところ。 |
3.2004年11月13日 2000系 「南風6号」 |
《アクセス》 1.2.のポイントから西へ1キロほど行くと、大きなスギの木がある神社がある。 その前を走るカーブした線路での撮影。 足場は田畑のあぜ道なので要注意。付近の道は狭く、駐車スペースは無い。 《光線・レンズ》 午前の上りが順光。作例は8時半頃。50ミリ相当。 《コメント》 土佐山田出身の漫画家やなせたかし氏にちなんだ通称「アンパンマン列車」。 光線に恵まれ、突発的にロケハンした割にはまずまず。 しかし、この時次の場所へ移動中に、目玉の一つであった、「アイランドエクスプレスU」を やり過ごしてしまう失態を演じてしまう…撮影計画はしっかり立てよう。 |
4.2004年11月13日 2000系 「南風13号」 |
《アクセス》 3.のポイントの線路反対側付近から。バックに神社の大杉が入る。 足場は田畑のあぜ道。農繁期は撮影不可能か。 《光線・レンズ》 午後が順光。作例は15時半頃。50ミリ相当。 《コメント》 こういった日本の原風景がまだまだ多く残っているのが、土讃本線の魅力の一つだろう。 山奥のため、通過時間直前に日が陰ってしまい、列車に日が当たらなかったのは残念。 |
5.2004年11月13日 キハ54+32 普通 |
《アクセス》 大田口の駅前の国道から、「薬師堂」の看板に従って山へ登っていく。 2キロほど登ると、山道から3.4.のポイント付近を大俯瞰できる。 道が狭く、坂がきついので注意。足場も狭くはないが、斜面なので苦労する。 《光線・レンズ》 午後が順光。作例は15時半頃。100ミリ相当。 《飲食・トイレetc》 飲み物などは大田口駅前で。 ポイントからもう少し山を登った先に薬師堂があり、駐車やトイレはそこで可能。 因みにこの薬師堂は国宝だそうな。ホンマかいな。 《コメント》 以前から一度行ってみたいと思っていた念願の大パノラマポイント。 周りの木々が成長していて、周囲を望遠でカットせざるを得なかったが、大満足だ。 |
6.2005年4月3日 キハ58+65 「なつかしの急行あしずり」 |
《アクセス》 1.と3.のポイントのほぼ中間あたりにある短い直線。 道ばたに小さな空き地があって車は停められる。 足場は道か田んぼのあぜ道から。人数はこなせる。 《光線・レンズ》 午前中の上りが順光。作例は10時半頃。70ミリ相当。 《コメント》 見事なまでの美しい国鉄急行色に蘇ったキハ58+65のコンビによる 「あしずり」の復活運転。光線状態もバッチリ決まった。 以降は松山地区で普通列車として日常の運用にも付くらしい。今後にも期待しよう。 |
7.2006年8月5日 キハ58系 普通 |
《アクセス》 5.とほぼ同じ場所。 周囲の木々が少し伐採されており、前回訪問時より視界が良くなっていた。 《光線・レンズ》 作例は7時頃。70ミリ相当。 《コメント》 大俯瞰で狙う朝のキハ58系3連。早起きした甲斐があったというものだ (実は寝坊してムーンライトに間に合わなかったのが実情)。 朝もやがクリアな展望を妨げているが、逆に夏の朝らしさが出ていて 個人的には満足している。 驚いたのが以前4月の岡見遠征時にお会いした京都の方とここで偶然の再会。 あの日あの時あの場所で…×2回。もの凄い確率です(笑)HPも見て戴いてたようで、 同系カメラのユーザー同士という事もあり列車待ちの間もしばし談笑。 朝から気持ちよく撮影が出来た。またどこかで逢いましょう!。 |
8.2006年8月5日 2000系 「南風4号」 |
《アクセス》 5.7.から少し登り進んだところ。ここは周囲が開けているので道からでも撮影しやすい。 《光線・レンズ》 完全な順光アングルとなる時間は少ないかも知れない。 作例は7時半頃。85ミリ相当。 《コメント》 7.の撮影が終わり、車を引き返そうとしたら上り列車向けの良さそうな場所を発見。 少し大田口駅寄りの付近を俯瞰。高い山のかなり上の方まで民家があるのに驚く。 眼下に見える中学校がドリフのコントに出てくるような木造の風情ある校舎だったら とっくの昔に有名撮影地だろう。 |
9.2007年4月8日 キハ58系 普通 |
《アクセス》 豊永駅から大田口方面に進んだ鉄橋。踏切脇から撮影。 《光線・レンズ》 午後が順光。作例は7時前で50ミリ相当。 《コメント》 土讃線は沿線に桜が多い線区。 この日はキハ58系と桜をメインテーマに車で撮り歩いた。その第一弾。 未明の大豊ICに降り立ち、223Dと桜を絡めて撮れる場所を探して適当にロケハンするも、 結局時間切れで無難にここ豊永駅近くの鉄橋を選んで撮影。 土讃線はここ豊永をはじめ駅構内に桜が咲く駅も多い。 |
10.2008年6月7日 キハ54+キハ58系 普通 |
《アクセス》 1.2.の鉄橋を対岸の国道脇から。 国道の山側に駐停車スペースがある。撮影の足場はガードレール外にある草むらの空き地。 《光線・レンズ》 6時20分頃で35ミリ相当。 《コメント》 吉野川の対岸から崖に貼り付く鉄橋をサイド気味に撮影。4連くらいがちょうどフィットする。 |
11.12.2008年9月14日 キハ65+58+47 団臨 |
《アクセス》 4.付近を南側の山から見下ろしたもの。 住民の方に出会ったら必ずご挨拶を。 《光線・レンズ》 12時20分頃でそれぞれ250ミリ、135ミリ相当。 《コメント》 団体臨時列車を追いかけ(と言うより、沿線途中の”激パ”ぶりにここまでスルーしてきたと いった方が適切か)撮影したもの。ここまで南下するとすっかり天候が回復していた。 ここで、かねてより気になっていた”逆大田口”俯瞰ポイントへ。 線路際には通過5分前になって一気に駆けつけた追っかけ撮影者とその車が見えるが、 何と言っても4.でも写っている神社の大杉を中心とする秋の山里風景が印象的。 |