高松琴平電鉄 琴平線 畑田(畑田−陶を含む)
1.2005年12月29日 1200系 |
《アクセス》 畑田駅。現在は片側1面のみのホームだが、昔は交換設備があったようで、 反対側もホームが残っている。そちら側の線路跡に降りて撮影。 《光線・レンズ》 昼から午後にかけてが順光。作例は13時半頃。35ミリ相当。 ツライチな構図取りとシャッタータイミングが光る(笑)。 《飲食・トイレetc》 畑田駅にはトイレは無い。 ホームにスポンサーであるI社の飲料自動販売機がある。 駅前には「沖縄アイス」「幻のケーキ」「元気の出る店」などといった看板を出した 謎のファーストフード店が。 《コメント》 琴平線のほぼ中間に位置する畑田駅。 田園風景の中の小さな無人駅だが、何と言ってもここの目玉は 駅に隣接して今も姿を残す畑田変電所跡だ。 大正時代に旧琴平電鉄の開業と合わせて建設され、 昭和50年代まで使われていたそうである。 今ではかなり老巧化しており、不気味な雰囲気を周囲に漂わせている。 廃墟マニア大喜び? |
2.2005年12月29日 ザ・畑田変電所跡 |
《コメント》 という訳で、電車の待ち時間の間に畑田変電所跡を観察してみました。 1.変電所跡の全景。コンクリ2階建ての洋館で、 意外とコンパクトにまとまっています。人の気配は勿論全くありません。 2.正面扉の上には「琴平電鉄 畑田変電所」の文字が。今でもはっきり読みとれます。 赤い塗料が更に気味悪さを増長させますが、何と戦時中に施された 対空迷彩の跡だそうです。 3.少し分かりにくいですが、玄関前には白い碍子(ガイシ)の破片が山積みになっています。 建物の窓ガラスもほとんど割られてしまっており、建物内にも色々なものが 散乱しているようです。 4.裏側に回ってみました。広めの裏庭?に変圧器のようなものが残っていました。 それにしてもこの雰囲気…まさに「秘密のアジト基地」って感じです。 いつ取り壊されてもおかしくない鉄道文化遺産、興味のある方は一見をお勧めします。 ※敷地内は立ち入り禁止です。 |
3.2009年4月19日 300+500+23+120 回送 |
《アクセス》 畑田駅からだと7〜800mくらいの地点にある築堤。線路下の田んぼあぜ道より撮影。 《光線・レンズ》 朝の築港方面行きが順光。よって作例は後追い。9時20分頃で50ミリ相当。 《コメント》 桜の季節も終わり、朝からぽかぽかと暖かい。田植えも間近な春本番の陽気だ。 本日最初にして最大の被写体はこの回送運用。ことでん現有の旧電4両の勢揃いだ。 後追い(よって後パンに見える)ながらも、光線重視&風景重視で撮ってみた。 |
4.2009年4月19日 300+500 |
《アクセス》 3.にほぼ同じ。生活道から畑田駅方面を向いたもの。 《光線・レンズ》 これも後追い撮影。12時50分頃で100ミリ相当。 《コメント》 「端パン」500+300の運用。バックの鯉のぼりが元気よく泳いでいた。 |
5.6.2015年5月3日 23+120+300+500 |
《アクセス》 5.〜6.の2枚は、更に両駅の中間地点寄りに進んだ線路際の農道から撮影。 《光線・レンズ》 11時50分頃で85ミリ相当。 《コメント》 この日のお目当てだった旧電4連&鯉のぼり。 天気はお昼前に近づくにつれて少し曇ってしまったが、 それでも懐かしいピンク色に塗り直された23号が先頭に立つ姿は美しい。 |
7.2015年5月3日 1200系「ことちゃんひやく号」 |
8.2015年5月3日 1070系 |
《アクセス》 7.〜8.は畑田駅に近い田んぼのあぜ道にて。 《光線・レンズ》 7.は上り。12時10分頃で135ミリ相当。 8.は下り。12時半頃で85ミリ相当。 《コメント》 作例は薄曇りだが、晴れていればお昼前後の下りが順光。 1070系の4連、ことちゃんひやく号共に今回の訪問が初撮影であった。 |
9.2020年10月25日 300+600系+120 |
《アクセス》 陶駅から畑田駅方向にある「大宮八幡宮」という神社を目指して歩く事20分程度。 神社正面の道を南に進み、踏切を渡った先にある「成徳寺」の周辺にある 公園と公民館が目的地。 立ち位置は公園内にある地元の名士「細川八太郎」の記念碑前となる。 誰も知らねぇか(笑) 《光線・レンズ》 12時20分頃で85ミリ相当。お昼前後が順光。 編成を強調しても、風景を広めに取り入れてもOKな構図で、 レンズ長は融通が利く。 《コメント》 周辺はコスモスと百日草が咲く秋真っ只中の風景。 変則の3色4連運用が走っていった。 つい先日23と500が引退し、旧車は先頭の300と最後尾120が残るのみ。 中間の2両は新系列の600系である。 …もっとも、「新系列」と言いながらも名古屋市営地下鉄から移籍した 昭和40年代生まれのクルマ。 それが若手扱いされる程、レトロ旧電たちが偉大過ぎるのだ。 |
10.2020年11月28日 1100系 |
《アクセス》 上の9.アクセスで触れた「大宮八幡宮」の境内から南、踏切に続く小道から。 《光線・レンズ》 15時頃で50ミリ相当。 線路北側からの撮影なので、晴れると撮りにくいかもしれない。 《コメント》 地元ではお馴染みの清酒銘柄の看板が架かるお店、神社の鳥居… ノスタルジックな雰囲気の中、ことでんが走る。 シャッターチャンスは一瞬。 |
11.2020年10月25日 1200系 |
《アクセス》 陶駅の東に架かる綾川の鉄橋を 線路南側集落の小道から見たもの。 陶の駅を出て南側からアプローチして徒歩5分ちょっとの距離。 《光線・レンズ》 10時半頃で50ミリ相当。 《コメント》 2連がぴったり収まる箱庭風景スポット。 この辺り、平たんな讃岐平野を走る琴平線の中では山あいっぽいムードの区間だ。 但し実際はもちろん山の中という訳ではない。 |
12.2021年3月20日 1200系 |
13.14.2021年3月27日 1100系 |
15.2020年10月25日 1200系 |
《アクセス》 11.に引き続き、12.〜15.は同じく箱庭的なロケーションにて春の撮影。 《光線・レンズ》 それぞれ12時半頃〜13時半頃で50〜70ミリ相当。 《コメント》 桜が満開となるタイミングにはやや早かったようだが、 ヤブツバキに菜の花と、一気に里山風景は春の色が増えていく。 気温も3月にしては高めで、駅から歩いていても汗ばんでくるくらいだった。 |