高松琴平電鉄 琴平線 羽間−榎井

1.2004年11月13日
1080系
《アクセス》
両駅の中間地点にかかる土器川鉄橋。どちらの駅からも土手までは1キロ程度。
付近を併走する国道32号線からも見える。
比較的川幅が広く、石積みの橋桁にデッキガーター、バックにはこんぴらさんの山を望む、
ちょっと懐かしい雰囲気のある鉄橋。架線も北側にあり撮影し易い。
土手の足場は広い。駐車も短時間なら問題なかろう。

《光線・レンズ》
土手の東側は朝の上り(高松行き)、午後は西側から琴平行きが順光。
作例は午前7時頃の上り。50ミリ相当。

《コメント》
土讃線の撮影で国道32号線を南へ走る途中に立ち寄って撮影したもの。
都合により完全に朝日が昇る前の時間帯の撮影となったが、
運良く好みの車両(1080系:昭和30年代製造の元京急車)が来てくれた。

2.3.2008年5月3日

300+23+500
《アクセス》
1.の鉄橋と羽間駅の中間部、旧国道脇の田んぼあぜ道から。羽間駅から徒歩10分弱。
線路が築堤となっていて、バックが山なのであまり人工物の入らない構図になる。

《光線・レンズ》
お昼から午後にかけてが順光で、2.250ミリ、3.が135ミリ相当。11時15分頃。
《飲食・トイレetc》
撮影地のすぐ横が国道沿いの食堂。作者たち一行も立ち寄ったが、
定食などは結構なボリュームであった。撮影の際はぜひ利用したい。

《コメント》
今回の訪問で「もりもり裏」と命名されたポイント。
もっとも場所自体はメジャー撮影地の部類に入る。
光線条件を考えてお昼前の琴平線3重連走行の撮影はここに決め、
羽間駅を下車して顔見知りの方たち6名と共にてくてく歩き、田んぼのあぜ道に並ぶ。
手前の田んぼを耕すトラクターに翻弄されながらの撮影であった。
2.を撮影後、早業でズームアウトと再構図を行い3.を撮影。
この辺りはデジタル一眼ならではの瞬発力が活かせるシーンで、ファインダーが見やすく、
かつシステムが軽量コンパクトなist-DSは旅先などでの撮影行では本当に重宝する。
購入して3年近くなり、「そろそろ新しい(=良い)の欲しいな…」と考え始めた作者だが、
「もっと腕磨いてから言え」とカメラに呟かれたような気がした。

4.2018年5月6日

120+300+23+500  ※2018/5/12 写真差し替え

5.2017年12月16日

1070系

6.2017年12月16日

1200系

7.2018年3月18日

500+120
《アクセス》
4.〜6.の3枚は土器川の鉄橋南側(西側)の土手から撮影したもの。
《光線・レンズ》
お昼から午後にかけての琴平方面行きがおおむね順光。
4.は12時20分頃で70ミリ相当。
5.は11時50分頃で100ミリ相当。
6.は12時頃で同じく100ミリ相当。
7.は11時50分頃で120ミリ相当。
5.〜6.を撮った日は小雨と北風の吹くあいにくの空模様であった。
《飲食・トイレetc》
飲み物自動販売機とトイレは、すぐ近くの児童館で利用可能。
《コメント》
土器川鉄橋の西側土手は綺麗な公園として整備されている。
足場も充分にあり、アクセスも容易。鉄道撮影地としてはすこぶる良好な場所だ。
4.は鉄橋近くから正統派な?撮り方。
5.は鉄橋から離れての撮影。作者はこの位の距離感と角度が好みだ。
2ドアの1070系4連運用は、ことでん在籍車両の中ではかなりの迫力だと思う。
6.7.はバックに「さぬきのお山」飯野山を入れてのカット。
おにぎり山と前500+後120の「寄せパン」の組み合わせは、
以前から撮ってみたかった1枚。

8.2018年5月6日

300+120+500+23
《アクセス》
榎井駅から東に500m程。
榎井駅から歩く場合、周辺の道が細く入り組んでいて少しわかりにくいが、
小さな踏切に続く細道が目印となり、そのまま撮影の足場となる。
《光線・レンズ》
踏切の北側から西(上り列車方向)を向くこの角度だと、
夏場の早朝でもないと順光にはならず、基本は曇りベター。
15時20分頃で70ミリ相当。
《コメント》
線路の周辺に畑が広がり、少し開けている。
何と言ってもネギ畑一面に並び揃った「ネギぼんさん(葱坊主)」が印象的だ。
天気は崩れかけていて今一つだったが、晩春の風物詩と共に走る旧電の姿に大満足。

9.2019年2月10日

500+120
《アクセス》
8.の場所から小踏切を渡った反対側(線路の南側)からサイドに撮ったもの。
《光線・レンズ》
11時50分頃で50ミリ相当。
《コメント》
北風が強く吹く寒い冬晴れの日。
旧電が往く車窓に映るネギ畑もまだ丈が短い子供だが、
そのうちすぐ、上の8.に見えるような「ネギぼんさん」に成長するのであろう。

10.2019年4月7日

1080系
《アクセス》
榎井駅の駐輪場から。
《光線・レンズ》
午前中の榎井駅停車シーンが順光となる。
8時頃で85ミリ相当。
《コメント》
駅の駐輪スペース脇から、ホームに停車している電車を手軽に撮影できる。
ここ榎井駅は、琴平本線の終点であり観光地でもある琴電琴平駅のすぐ隣駅。
周辺のひなびた街並みも相まって、普段は観光客や鉄道ファンを
見かける事も少ない。
かつては列車交換も行っていたであろう2番ホームの跡には桜の古木が2本。
花咲く頃に再訪してみたかった。今回やっと実現。

11.2019年1月13日

300+23
《アクセス》
4.〜7.に同じ。
今回は河川敷の駐車スペースの一角に降りて撮影してみた。
《光線・レンズ》
11時50分頃で85ミリ相当。
《コメント》
土器川の河川敷周辺は改修工事が行われていたようである。
冬晴れの青空の下、モーターを唸らせて鉄橋を走る茶色300と赤クリ23の前パンペア。
これは素晴らしいの一言。

12.13.2019年5月5日

23+1080系
《アクセス》
2.3.に同じ。築堤のやや北側に立ち、上り列車を狙う。
この2枚は後追い撮影。
《光線・レンズ》
8時50分頃で50、100ミリ相当。
《コメント》
2.3.で撮っている「もりもり裏」の上り列車向き構図。
もっとも、名前の由来となったお店は既に閉店してしまっている。
作者も撮影の途中何度かお昼に立ち寄ったものだが…残念。
11年前の2.3.の時と同じく、手持ちで素早くズームと再構図を行いながら
パチパチと2枚シャッターを押す。
ファンタンゴレッドの元近鉄23に、京浜急行レッドの1080系。
出自が大きく異なる赤い電車同士が手を繋ぎ、
令和の新しい世の中となった讃岐の地を駆ける姿は、ことでん好きには号泣モノだ。

14.2019年1月13日

1200系

15.2019年5月5日

23+1080系
《アクセス》
8.の「ネギぼんさん」を撮った場所から東へ200m程の所にある、
ことでんの線路をオーバークロスする県道200号線の陸橋がお立ち台。
西側に歩道が付いており、その階段から、もしくは地面から
お好みの高さに構えて撮ることができる。
《光線・レンズ》
14.は羽間駅方向を向いたもので、お昼前後の下りが順光で撮れる。
12時20分頃で150ミリ相当。(作例は後追い)
15.は琴平方面を向いたこの場所のメインアングルで、午前中の上りが順光。
9時半頃で70ミリ相当。
《コメント》
ここ「四條の陸橋」は上り列車を撮る定番ポイントの一つ。
(14.の下り構図はあくまで保険?である)
大麻山〜琴平山の山容をバックにカーブを曲がってくる構図で、
今回の作例のような「ネタもの」の時は撮影者で賑わう。
春らしい風景の中を赤系変則3連が走る姿は、令和改元に伴う10連休イベント走行の
目玉商品であった。
願わくば末永く走っていてほしい車両たちなのだが。

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