可部線 三段峡駅

訪問撮影日:2003年9月21日
《コメント》
残念ながら2003年11月をもって先端の可部−三段峡間が廃止されてしまった
可部線の当時の終着駅です。
駅名の由来ともなった三段峡には駅前からハイキングコースが伸びています。
観光路線としては充分に需要があったはずで、ファンとしては存続して欲しかったのですが、
路線インフラの貧弱さが泣き所となり、併走する道路とは勝負付けを済まされた格好です。
古くからの旅行友人の「国鉄JR全線完乗」の瞬間に立ち会ったのもこの駅であり、
個人的にも他に代え難い思い入れがあります。
駅前にはC11が静態保存されています。運転室にも自由に出入りでき、
各操作機器は子供たちや観光客、一部のマニア達によって相当使い込まれています。
※友人情報から、現在はこの思い出の駅舎は取り壊されてしまったとの事。合掌。(↓下記参照)
訪問撮影日:2006年4月26日
《コメント》
可部線の末端区間が廃止されて約2年半。
岡見撮影からの帰り道途中に立ち寄ってみました。
写真の通り、駅舎のあった場所には新たに「三段峡交流館」なる集会所のような真新しい
木造の建物が造られ、駅前広場は有料駐車場の一角と変わっていました。
駅周辺の築堤やトンネルポータルはほぼ当時のまま残されているものの、
これだけではかつてここに鉄道が走っていた事は判りにくくなっていますが…
《コメント》
ホームがあった辺りの裏手に回ってみると、駅名標(ダミー)と車止めが保存されており、
ここが終着駅だった事の名残をとどめていました。
作者の友人が全線完乗を達成した記念の駅。黄色いキハ47が駅に到着したあの瞬間の事は
いつまでも覚えていたいものです。
それにしても駅前に居たC11はどこに連れて行かれちゃったのでしょうか…?