吉備線 備前一宮駅

訪問撮影日:2003年9月23日
《コメント》
作者の地元岡山県でも、南部ではかなり駅舎のリニューアル化が進んでいますが、
周辺に比べるとまだ比較的古い駅舎が残っています。
その中でもここ備前一宮駅は、一説には岡山県に残存する最古の駅舎という話です。
狭い路地裏にひっそりとたたずむ古い木造駅舎は一見の価値有りです。
駅前広場が狭いため、写真撮影の際には広角系のレンズが必要です。
訪問撮影日:2008年10月
《コメント》
2008年10月、この古い木造駅舎も、老巧化により遂に取り壊しが決まりました。
既に簡易式新駅舎の改札が設置される付近は工事準備が始まっています。
なお、駅舎には中国鉄道時代の屋根瓦が当時のまま使われていますが、
この屋根瓦は取り壊し後もJRにて保存されるそうです。
ふるさとの駅は人々の出会いと別れの象徴。
翌年春に政令指定都市化が決まった岡山市と共にこの駅も生まれ変わり、
新たな道への一歩を踏みだそうとしているのでしょう。