「アレンジご紹介」へBACK

アレンジ曲


shimanto wo watarukaze


四万十を渡る風


■ 四万十を渡る風(福田米男作詞・作曲/大嶽和久編曲)

四万十を渡る風に乗せて

私の つくる 故郷の 歌を
遠い 記憶を 辿り
愛しき 日々に 贈りたい
 
四万十のせせらぎ 雨の中の釣り人
河原の焚火 鮎の友釣り
風よ吹け やさしく流れ そっと はこべ 
きっと伝えて 故郷の 叔母に
いつまでも 笑顔のまま居てと

カウベルの音 カラカラと
朝露光る 高原草
今は亡き 叔父の 長い影
 
私の 歌う 故郷の 歌を
若き希望に 燃えた
還らぬ 日々に 届けたい
都会の喧騒 語り合う友無く
孤独の酒に 溺れ 流れた
風よ吹け 優しく つつんで そっと届けて
逢いに行けない 故郷に
嫌いで棄てた わけじゃないと

盆地の町の 終着駅
先を競うな 乗り継ぎの人
バスの車掌の 発車の笛
 
かつての学び舎 今は無く
缶蹴りの丘 水晶の崖も
移り行くのは 四万十の町
 
変らないのは 四万十の風


 この「四万十を渡る風」は福田米男氏の作詞・作曲によるもので、福田氏より
委嘱を受けアレンジしたものです。

                               大嶽和久