解  説




romanka 1

浪漫歌 T



この曲は大正浪漫漂う日本歌曲の代表曲「荒城の月」(土井晩翠作詞・滝廉太郎作曲)
「宵待草」(竹久夢二作詞・多忠亮作曲)を編曲したもので、当時の浪漫を現代に再
現してみました。 名曲は時代を超えて多くの人に愛唱され、演奏されてゆきます。
この浪漫歌Tでは箏・十七絃・三絃・尺八の合奏でお楽しみ下さい。

【歌詞】
■ 荒城の月
1.春高楼の花の宴 巡る盃影さして 千代の松が枝分け出でし 昔の光今いづこ
2.秋陣営の霜の色 鳴きゆく雁の数見せて 植うる剣に照り沿ひし 昔の光今いづこ
3.今荒城の夜半の月 変わらぬ光誰がためぞ 垣に残るはただ葛 松に歌ふはただ嵐
4.天上影は変はらねど 栄枯は移る世の姿 映さんとてか今も尚 ああ荒城の夜半の月
■ 宵待草
  待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬさうな

2009年4月 編曲