八橋検校によって作曲された「六段の調」は箏曲を代表する曲の一つで、箏曲
を志す人は必ず一度は練習する曲でもあります。また、この「六段の調」には数
多くの替手が手付されたり編曲されており、多くの箏曲家に愛好されている曲で
あるとも言えましょう。この「編曲六段」は十七絃を用いた三重奏で、古典とは
違った合奏を楽しめるように編曲されています。

1984年3月　編曲