解  説




koto kyousoukyoku

箏協奏曲



この曲はメロディーを主体に進行し、大きくは三つの部分から成り立ってい
ます。途中に二箇所のカデンツァがあり、前の箇所は箏のソロ、後ろの箇所
は箏と十七絃のデュオで演奏します。この曲は邦楽の五音階から離れて書い
てありますが、邦楽旋法の色合いを残し、最後はそれで終止します。箏の持
つ「華」と、その音色の持つ「美」を備えた曲として書きました。

1989年8月 作曲




kotokyousoukyoku.mp3/290kb