解  説




sarasi kyousoukyoku

さらし協奏曲



 この曲は深草検校により作曲された「さらし」を素材として書いた物で、大
きく別けて三つの部分から出来ています。「さらし」は布を川にさらす作業を
言い、古くからそれを音型化されていました。「さらし物」の多くは華やかに
書かれており、この曲も二つのテーマを華やかに展開させながら、独奏箏と箏
合奏群が絡み合って行くといった、いわゆる協奏的な曲として書きました。

1987年8月 作曲




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