解  説




haru itiban

春 一 番



 北風が吹き抜き、樹木や草木が凍り付く。そして身も心も凍てつくよう
な冬の日々が続く。私たちは春を待つ。鳥がさえずり、花が咲き、優しく
包んでくれる春を待つ。やがて北風がおさまり、春一番が吹き荒れる。
そして、その訪れとともに待ち遠しかった春がやってくる。
この曲は、中級者程度のテクニックの練習曲として用いられる様に書きま
した。

1986年10月 作曲