甍の会




 1974年に絃方は富山清隆(現清琴)氏、富田清邦氏、増渕任一朗氏、菊寺光治(現菊原)氏、尺八は三好芫山氏
等と共に邦楽古典若手による「甍の会」を結成し、同時にCBSソニーよりLPアルバムを発表。その後萩岡信一
(現松韻)氏が参加し、それ以降数枚のLPやテープを発表する他、東京、京都、大阪を中心にコンサートを重ねる
など活動を広めて行きました。しかし最初の頃は古典の複数流派の境を越えてのグループ活動は困難を極めました
が、活動が進むにつれ「甍の会」独自の演奏スタイルが出来上がり、それが古典における一つの方向性を示す様に
もなって行きました。またある意味で生田流と山田流と言った大きな音楽性の違いを越える事が出来たとも言える
でしょう。



◎アルバム一覧

アルバム名 収録曲 発売 吾妻獅子PHOTO
千鳥の曲
六段の調・黒髪・夕顔・楫枕・越後獅子・
千鳥の曲・梅の宿・秋の言葉・摘草
CBS/SONY
初春のしらべ
八段の調・春の曲・明治松竹梅・桜川・
みだれ・磯千鳥・岡康砧・末の契
CBS/SONY
甍の会
さらし・宇治めぐり・嵯峨の秋・萩の露・
磯千鳥・縁の綱・吾妻獅子・八千代獅子
CBS/SONY
甍の会
第二集
松竹梅・近江八景・茶の湯音頭・千鳥の曲
CBS/SONY
日本の心
箏曲
六段の調・八段の調・みだれ・松竹梅・四季の眺・都の春・五段砧・千鳥の曲・新高砂
アポロン