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バウンサーを買った。バウンサーというのは押すとびよんびよん揺れる
椅子とベッドの中間みたいなもの。

妊娠するまで知らなかったけど、ベビー用品の世界というのは独特な
語彙がたくさんあって、通販サイトなど見ると商品名だか一般名だか
よくわからないカタカナの品物が溢れている。赤ちゃんを座らせたり
寝かせておくものとしては、他にクーファン、ベビーラック、ハイロー
チェア、スイングなどがあるが、いまだによく区別がつかない。
さてこのバウンサー、スウェーデンのベビービョルンというメーカーの
もの。日本の通販サイトの口コミを見ていて欲しくなったのだけど、
そういうものが簡単に手に入るほどバーゼル暮らしは甘くない。
と思っていたら、最初に見に行ったドイツのお店(Weil am Rheinの
Baby Walz)であっさりと手に入った。しかも欲しかった色。
こんなことは奇跡に近い。ちなみにスイスのお店にもあったけど、
値段が1.5倍する上、欲しい色は無かった。ただし、オーガニック
素材でできた高級モデルはあった。これぞスイス。
肝心の使い心地は、とてもいい。楓もすぐに気に入って、座らせると
おもちゃでご機嫌に遊んでいる。揺らしてあげると喜んで笑うし、
そのまま寝てしまうこともある。軽いので簡単に持ち運ぶことができ、
食事の支度をするときはキッチンの入口に置いておくと、作業の様子を
見たりおもちゃで遊んだりしながらおとなしくしていてくれるので
とても助かる。

ただ、商品説明や口コミでは「赤ちゃん自身の動きに反応して自然に
揺れるので赤ちゃんゴキゲン」みたいなことが書いてあったけど、
楓があまり動かないせいか、まだ体重が軽すぎるのか、いちいち押して
揺らしてあげなければならない。楓、もっと暴れていいんだよ。
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