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10月〜翌年2月迄は、建築家Sさんと主に間取りについての打ち合わせをしました。この過程を通じて分かったのが、建築家とハウスメーカーの違いです。
ハウスメーカーの営業マンはサービス業ですから、ある意味至れり尽くせりで、何かとこちらの我儘を聞いてくれます。その代わり、設計の自由度などは低く、簡単に言えば、この中から選択してください、みたいなパターンが多いかと思います。
一方で建築家は、施主の家に対する色んな要望を汲んで設計してくれるので、自由度は高く、なるほど〜と感心させられるような提案をしてくれる一方で、設計のプロなので営業的なきめ細かいサービスは期待すべきではありません。当たり前と言えば当たり前ですね。
今後の参考までに、建築家と事前に確認などされた方が良い項目を並べると、
・スケジュール
大まかなスケジュールはありますが、施主がいつまでに何を決めないといけないかという細かいものはありません。自由と言えば自由ですが、ボケッとしていると思いのほか遅れたり、特に詳細な打ち合わせもないまま進んでいたりしますので、自分でもしっかり考えて、建築家と話す必要があります。
・連絡手段
メールか電話か。メールだとすると、お互いに返事は原則24h、遅くとも48h以内にするなど。細かいようですが、建築家も人気があれば複数の案件を同時に抱えるので、必ずしもタイムリーに返事がもらえるとは限りません。
・打ち合わせ場所
依頼者としては、こちらの都合が良い時に自宅に来てもらえると助かるのですが、全てを自分でやらなければならない建築家の場合、先方事務所で打ち合わせになり、平日夕方となることもしばしばです。また打ち合わせ頻度なんかも、スケジュールと合わせて確認しておいた方が良いかもしれません。打ち合わせがなかなか出来ないばかりに、建築が遅れるのは施主としては困りますから。
・打ち合わせ履歴
打ち合わせで話した施主からの要望とそれに対する建築家のコメント、次回までに双方行うことなどを履歴として残しておくと、後々間違いがないと思います。また自分の要望は、文書でしっかり残した方が、お互い曖昧な記憶にならず、よいと思います。
・予算
そして最後に大事なのが予算。我が家の場合、かなりの予算オーバー。元々の予算は伝えてあったのですが、こちらの要望を入れているうちにかなり膨れてしまいました。工務店から見積もりをもらうまでは、建築家も予想しにくい部分はありますが、ある程度のレンジは想像つくと思いますので、こまめに建築家と予想額について確認しながら進める必要があります。
写真がないので、その頃の別の出来事でお楽しみください。



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