不思議な野菜2

2009.6.15
ナチュロパシーの先生にすすめられて、にんじんジュースを飲み始めました。
美肌効果があるらしいです。

そんなある日、ドイツのスーパーの陳列棚で妙なものを発見しました。同じメーカーで、どっちもにんじんの写真なのに名前が違う。

写真をよくみると、Möhrenのほうが細くて葉っぱが長いような雰囲気。そういえば、そんなにんじん売ってたなあ、と野菜売り場を見に行ってみることに。



Karotten = にんじん + Saft = ジュース

Möhren = 何?


スイスではRüebliともいうらしい。ややこしすぎ。
ありました、細くて葉つきのにんじん。商品札はBundkarotten(直訳すると束にんじん)となっていますが、見た目からしてこれがたぶんMöhren。違いを確かめるべく、
普通のにんじん(Karotten)と両方買って味見してみました。

生でかじると違いは歴然!Möhrenのほうが甘みが強くジューシーで、一度食べてしまうともう普通のにんじんには戻れないという感じ。以来、Möhrenスティック+マヨネが我が家の定番おつまみになりました。葉っぱは苦いですが、先っぽのやわらかいところを天ぷらにして塩をふると美味しくいただけます。
その後、フライブルクのマーケットで小さめの葉つき大根をみかけたので、もしかして、と期待して買ってみたら、こちらは普通の大根とまったく同じ味でした。がっかり。

ちなみによく売ってる外側が赤い大根は、ラディッシュと大根の中間みたいな味がして結構美味しいです。生だと少しピリッとしますが、火を通すとやわらかい味になるので、スープや鍋物にいれてもよく合います。

ラディッシュは日本のより辛くなくて美味しい

ロマネスコ
中間といえば、こちらのロマネスコ。味も食感も、まさにカリフラワーとブロッコリーの中間。フラクタルな外見のインパクトに惹かれて買ってはみたものの、夫がカリフラワーとブロッコリー嫌いということもあり、それ以来食卓にのぼっていません。最近は日本でも売ってるそうですね。

あと日本ではあまり見ないのに、こちらでは年中売られている定番野菜のフェンネルは、そのままの味がいまいち好きになれず、ねぎのように煮込んでクリームスープにしてましたが、じゃあねぎでいいじゃん、という気がしてきて最近は買ってません。
最近になって美味しさを再発見したのがこちらの根セロリ。ごつごつ硬くて、味というか香りはふつうのセロリよりちょっとマイルド。スープにいれてみたりカレーにいれてみたりしてみたのですが、どうーも重いし硬いし扱いづらい。

というわけでずっと買ってなかったのですが、先日遊びにきた伯母が「サラダにするといいのよ」と教えてくれました。皮をむき、粗めのチーズおろしでガリガリと削って、マヨネーズと酢・塩・こしょうで和えて出来上がり。簡単で美味しく、繊維質もたっぷりとれる気がするのでおすすめですよ。
 
根セロリ(セロリアック)


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