不思議な野菜
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2007.12.19 |
野菜や果物は基本的に量り売りです。
スーパーで買うときは、欲しい分だけビニール袋につめて計量器にのせ、
それぞれの品番のボタンを押すと、値札のシールがぴろっとでてくる仕組み。
品番は野菜のそばのボードに書いてあるので、野菜を袋詰めした後、
ちょっと離れた計量器までは、「にんじんは28番、きゅうりは45番・・・」と
ブツブツつぶやきながら移動することになります。我ながらアヤしい光景です。
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計量器。ディスプレイにはCMが流れてます |
昔、ナイロビに住んでたころも、野菜は量り売りでしたが、計量器の前に係りの人が立っていて、ビニール袋を渡すだけで重さを量って値札を貼り付けてくれました。
人件費が高いスイスではありえないシステムなんでしょうが、その割には売り場につったっておしゃべりしてる店員が多いような・・・。
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野菜売り場 |
見た目も味も、妙にメロンっぽいかぼちゃ。 |
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さて、スイスに来た当初意外だったのが、売ってる野菜の種類が少ないこと。
ゴボウや春菊、大葉など、いかにも海外になさそうなものはともかく、
アスパラやほうれん草など、メジャーなものがどこにも売っていません。
不思議に思い、周りに聞いてみると「この季節は売ってない」とのこと。
どうも野菜や果物は「旬の時だけ食べればいいじゃん」という考えが
徹底しているようで、アスパラは春、ほうれん草は冬、かぼちゃは秋、
というふうに、店頭に出る期間がきまっているみたいです。
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季節はずれには、アスパラは瓶詰め、ほうれん草は冷凍で売られています。
我が家もしばらく冷凍ほうれん草キューブでしのいでいましたが、寒くなってからようやく生のほうれん草を手に入れることができるようになりました。
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冷凍ほうれん草キューブ。
スープなんかにはとっても便利。 |
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生ほうれん草は葉っぱだけが売ってます。
一袋買うと、多いです。 |
コールラビ。茎は落とし、皮をむいて食べます。 |
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見慣れない野菜も売っています。
←これはコールラビ。コール=キャベツ、ラビ=かぶ、という名前の通り、
中はかぶのように白くてしゃきしゃき、キャベツの芯のような甘みがあります。
スープやサラダにするのが一般的みたいですが、
浅漬けにしたり、タイカレーにいれても美味しいです。 |
こちらは黒にんじんと白にんじん。
普通のオレンジにんじんより、
お値段ちょっと高めです。
スイス人は色違いシリーズが好きなのか、黒いトマトや黒いジャガイモなんかもたまに見かけます。
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高いわりに、味はいたって普通。 |
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白菜と一緒にスープにしようと煮たら、
汁が真っ黒に! |
見た目をごまかすために、トマト缶投入!
するとこんどは紫色に!ピーンチ!!
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しばらく煮たら、汁もにんじんも普通の色になりました。ホッ。 |
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このスープにどんなドラマがあったか、
夫は知りません・・・。 |
◆追記 2009.6.15
最近は旬以外の野菜もずいぶんみかけるようになりました。今の季節でも生のほうれん草が売られていますし、5-6月が旬のホワイトアスパラも、今年は3月ぐらいから出回っていました。南米やスペイン・イタリアあたりからの輸入品が多いようです。 |
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