2008.1.30〜2.11
ガラパゴス 〜大自然編〜
2月3〜5日
船の生活は毎日規則正しく、
  6:30 起床
  8:00 島に上陸してハイキングなど
 12:00 船に戻り昼食
 14:00 ハイキングやシュノーケリング
 19:00 説明会の後、夕食
となかなかのハードスケジュール。

毎日違う島を訪れるのですが地形も植生も本当にさまざまで、大自然の神秘というものをひしひしと感じました。


GE号から島までは毎回ゴムボートで移動。
これは靴のまま上陸できるドライランディング。
こちらはウェット・ランディング。
足が濡れて砂がついたりするのでちょっとめんどくさい。

手前のラグーンはシーライオン専用なので人間は泳げません。
海関係のアクティビティは、ビーチでのシュノーケリング、ボートからのシュノーケリング、スキューバ・ダイビングと各種やりましたが、意外にも一番よかったのは、気軽な浅瀬でのシュノーケリング。

砂浜のビーチからほんの少ししか離れていないところでパシャパシャ泳いでいると、いきなりペンギンが目の前を通過!続いて前方にウミガメを発見!しばらくウミガメを追って泳ぎ、浦島太郎の気分を味わいました。

ダイビングはボートからの2ダイブで結構波があり、船酔いで死にそうになりましたが、近寄ってきたシーライオンとface to faceで泳いだり、サメの群れを見たりとなかなか楽しかったです。最後にはマンタっぽい顔をした小さなエイにも出会えました。
残念ながらウミイグアナが泳いでるところは見れませんでしたが、陸上にはたくさんいました。最初のころは、1匹寝ているのを発見しては「おー、イグアナ!」と写真を撮ったりしてたんですが、うじゃうじゃいるのでだんだんとありがたみも薄れ、最後には単なる景色の一部に。ケニアのサファリで見るシマウマやヌーと同じ状態です。

一方、リクイグアナは数が激減し、すでに絶滅してしまった島もあるとかで、クルーズ中3匹くらいしか見ることができませんでした。

ウミイグアナは基本的におとなしいのですが、縄張りがあるらしく、近づきすぎると頭を上下に振ったり、鼻水?を飛ばして威嚇してきます。ごちゃっと固まって暮らしていて、お互いには踏んだり踏まれたりしても気にならないみたいなのに不思議です。

ウミイグアナ。保護色なので踏みそうになることも。

こちら貴重なリクイグアナ

STOP!

「いやあ、やっぱり海はいいですなあ〜」「そうですなあ〜、それにしてもあなた猫背ですな〜」

タイトル「親子」

そのため動物も安心しきっているようで、すぐそばで観察してもまったく逃げる気配はなし。それにしても油断しすぎでは・・・。

ガラパゴスでは、決して野生動物に触ってはいけないというのがルール。可愛いからといってシーライオンの子どもに触ったりすると人間の匂いがつき、それ以降は親に育児放棄されてしまうそうです。


「すいませーん、ちょっとそこ通してもらえます? 海、行きたいんで。」

仰向けリラックスタイプ。

横向きリラックスタイプ。枕つき。

ズームなしでこの近さ。そしてこのやる気のなさ。
岩場の浅瀬で、甲羅の赤いウミガメを目撃。岩の間にはまってしばらくジタバタしてましたが、無事通り抜けて海へと出て行きました。

近くの入り江にはエイの姿も。こんな浅瀬でエイを見たのは初めてです。
海にぽっかりと開いた巨大洞窟。うす暗がりの中、ウミガメが泳いでるのが見えました。近くの崖にはペンギンなどの鳥がいて、ボートから間近に観察することができます。

ブルーフッテッド・ブービー求愛中

フリゲートバード求愛中
鳥の中で一番印象的だったのが、ブルーフッテッド・ブービー(アオアシカツオドリ)。オスは上を向き声をあげながら、鮮やかな青い足でステップを踏んで、メスに求愛します。フリゲートバード(グンカンドリ)のオスは喉もとの赤い袋を膨らませてアピールします。

ちょうど子育ての時期にあたるようで、あちこちの巣にふわふわの綿毛をしたひながいました。

ガラパゴス・ペンギン。南極からの冷たい海流が流れてるので赤道直下でも大丈夫なんだそうです。

天敵がいないため飛ばなくなった鵜の仲間コバネウ。小さい羽を広げて乾燥中。

番外編)タオル・フォールディング。部屋のタオルが日替わりでいろんな動物に折られてました。名人芸!

ある時、よちよち歩きのシーライオンが母親から離れてあたりを探検中、巣で留守番をしていたブルーフッテッドのひなに遭遇しました。見つめるシーライオン、全力で警戒するひな鳥、高まる緊張感・・・双方ともどうしたらいいかよくわからなかったようで、しばらく金縛り状態でした。

ガラパゴスの名前の由来にもなったゾウガメは、サンタクルス島の保護区で見学することができました。広い草むらのあちこちにさまざまな大きさのゾウガメがごろごろ。

ちなみに有名な「ロンサム・ジョージ」はここではなく、同じ島のチャールズ・ダーウィン研究所にいるそうで、会うことはできませんでした。まあまだ100歳ぐらいらしいので、またいつか会う機会もあるかもしれません。


無造作に展示されていた甲羅。ぴったりサイズ。

意外と活発、でもこれで90歳位

年下の人間と、はい、ポーズ

豪雨の中むりやり入ったジャグジー。適温が一気に水風呂へ。ちなみにこの日以降何故かジャグジーはいつも閉鎖中

夕食の後はバーで一杯。女性陣からわざわざ離れて話す怪しい夫達
充実のクルーズも、あっという間に最終日。夜はK島夫妻とデッキで星を見ながら乾杯しました。近くのテーブルで船のクルーやナチュラリスト・ガイドたちがドロドロの恋愛模様を繰り広げていて(推定)、とっても楽しかったです。

2月6日

空港のあるサンクリストバル島に下船しました。町でちょっとお土産を物色した後、近くのカフェに入り、無事上陸を祝って乾杯!

珍しい動物や見たことない風景に囲まれ、まるで夢か映画を見ていたような数日間でした。

さようなら、ガラパゴス

また世界のどこかで飲もう

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