暖房費

2008.9.25
東京はまだまだ残暑のようですが、バーゼルでは早くも最低気温が5℃前後と冬のような寒さ。
夫はすでに東京で真冬に来ていたコートを着て会社に行っており、先が思いやられます。ということで今日は暖房の話など。

うちの暖房は(たぶんスイスはどこも)セントラルヒーティング。ヒーターパネルが各部屋の窓下についていて、左下のダイヤルで強さ(0〜5)を調節するようになってます。

バスルームのヒーターにはタオルかけがついていて、「ここにかけておくとすぐにタオルが乾く」と聞いたので、なるほどそれは便利と入居後すぐにダイヤルを回してみたのですが、ウンともスンともいいません。もしや故障?それともどこかに元栓が?と問い合わせたら「外気温が一定以下にならないと作動しない」とのこと。なるほど夏の間はダメなのね。秋になったらちゃんと動くようになりました。


寒がりな道産子なので(札幌の実家では冬場の室内温度が30℃)、目盛りはいつも4〜5にセット。気温があがると勝手にオフになるので、昼間外出する時も夜眠る間も、春に外気温が上がって作動しなくなるまでずーっとつけっぱなしで過ごしました。


とにかく「一年分」ということだけわかる明細書
各パネルには小さいメーターがあり、暖房いらずとなった6月頃、係の人が来て数字をチェックしていきました。これで使用量を調べて請求額が決まるのかなと想像はつくものの、いつどのようにどれぐらいの請求が来るのかまったくわかりません。

内心ドキドキしていたら、今月の初めに電力会社から請求書が届きました。金額は1,104フラン(約11万円)! ひょーこれ暖房費?使いすぎた?と思いつつ請求内容をよく見ると、この金額は去年の8月から一年分の電気代で、うち450フランは支払済なので残りを払ってね、という内容でした。そういえば過去に電力会社から請求書がきて、なぜ定額?と思いつつ225フランを2度払った覚えがあります。

一年の電気代が11万円ならそう驚く額でもありません。日本でも冷暖房の時期は月1万円超えてたし。スイスにしては安く済んだんじゃないかしら、ねえ奥さん? 

と、すっかり節約主婦気分になりつつも、ふと思い出したのが昔聞いた「スイスのアパートでは家賃に水道代となんちゃらが含まれている」という話。ガスは使ってないし、電気代もこうして個別精算ってことは、「なんちゃら」は一体何? 

そこで改めて賃貸契約書を読んでみると
(ドイツ語なので入居時は読めなかった)、家賃明細のところに「暖房費として月々115フラン」の記述を発見。つまり暖房費は家賃に含まれていたのです。ということは、今回の請求と暖房費はまったく無関係
暖房(温水)費14万+電気代11万で年25万円かかったことになります。

ということでぜんぜん節約主婦じゃないことが判明。家賃に含まれる暖房や温水も調子に乗って使いすぎると翌年の家賃があがってしまうそうで・・・今年はエコを目指します。


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