本屋さん&図書館

2009.12.9

Thalia店内
 
どこのお店に入っても「こんにちは。何かお探しですか?」と親切に声をかけられちゃうバーゼルで、ふらっと気軽に入れる数少ないお店が本屋さん。それでなくても本好きなので、街へ買い物に行った時など、用もないのについつい寄り道してしまいます。

もちろん置いてあるのは大半がドイツ語で書かれた本ですが、表紙のデザインを眺めるだけでも面白いし、ガイドブックやハイキングマップ、料理レシピやインテリアの本なら、文章が読めなくても結構楽しめます。

【バーゼルの本屋さん】
 Thalia       たぶんバーゼル最大
 Bider & Tanner  たぶんその次
 Weltbild      ビジュアル本やグッズが多め
 Bergli        英語本に特化?
 ex libris       本よりCD・DVDがメイン?


中には買って読みたいなーと思う本もあるのですが、物価の高いスイスのこと、ドイツ語で書かれた普通の本でもそれなりのお値段がするし、英語の本はもっと割高。
しかも買っただけで満足してしまい、結局読まなかったりすることも。。。

 
Thaliaにはカフェもあるのでついつい長居


ABG中央図書館。エレベーターで2階にあがったところが入口です。わかりにくいです。
  そんな時、お友達に教えてもらったのが
公共図書館のABG。(Kさんありがとう)

Hotel Baselの近くにある本館のほか、市内に7箇所の分館があります。
ABGホームページ(独語)
 
 
閲覧だけなら誰でも無料、貸出には会員登録が必要です。会費はバーゼル市在住なら年間40フラン、市外は55フラン。インフォメーションで申し込みすれば、その場で会員カードを発行してくれます。(身分証必要)

借りることができるのは、本・CD・DVDあわせて一度に10アイテムまで。本やCDは無料で、基本貸出期間は1ヶ月、延長すれば最長で3ヶ月借りられます。DVDは1本2フランで、期間は1週間。貸出延長の手続きはネットで簡単にできます。

大英博物館図書室
 
ABG
ヨーロッパの図書館というと、歴史ある建物の中の重厚な書棚に、見事な装丁の大型本がずらりと並ぶ、大英博物館的イメージを持っていたのですが、ABGの内部はとってもカジュアル。  

犬もOK
置いている本も柔らかめの内容が多く、実用書やマンガ、英語の小説など手に取りやすい本が並んでいます。ちょっと古本屋っぽいテイストもあり、油断すると軽いタイムスリップ気分を味わえるガイドブックが置いてあったりしますが、雑誌等はちゃんと新しいのがあるし、語学教材を借りてムダな自己投資(私の場合)をセーブすることもできます。また、TSUTAYAの無いスイスで気軽にCDやDVDを借りられる場所としても、貴重な存在です。

日本の図書館と違い、館内はとてもにぎやかで、受付のおばちゃんが大声でおしゃべりしてたり、高校生がフランス語の発音練習をしていたりより地域密着型のBreite分館に行ったときは、ちょうど絵本の読み聞かせ会が開催されていて、大量のヨチヨチ怪獣たちがそこらじゅうを走り回っていました。
もっと静かな、いかにも図書館という雰囲気を味わいたいなあと、一度バーゼル大学の図書館に行ってみたことがあります。
中へ入ると、広い館内をぐるりと囲む重厚な書棚、静かに机に向かう人々。これですよ、これ。

さてどんな本があるのかな?と書棚の間を歩き回ってみると、
並んでいるのは学術書や概説書、事典・辞書のたぐいばかり。
「雑誌コーナー」と書かれた小部屋があったので入ってみたら、
小難しそうな定期出版物ばかりがずらりと並んでいました。

改めて館内を見回すと、一般に開放されているとはいえ、利用者の大半は大学生のようで、みなさん全力で調べ物orレポートを執筆なさっている様子。どう考えても私はABG向きであると強く確信し、10分足らずでそーっと撤収したのでした。
 
  書棚の間から、そーっと撮影
   

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