鶏もも肉

2008.1.8

安いフランス産。スイス産はすべて地鶏(法律でブロイラーは禁止)だそうで、値段が倍以上します。



3時間ぐらいコトコト煮ます
日本ではあたりまえに1枚、2枚と「ひらき」になって売ってる鶏もも肉。
こちらではどこへいっても売ってません。切り身で売ってるのは胸肉ばかりで、
もも肉は、骨付き一本まるごとか、骨付きのぶつ切りばかり。
最初は調理がラクな切り身の胸肉を使って料理をしていたのですが、
やはりジューシーでやわらかいもも肉が恋しくなり、最近では骨付きを
まるごと買って自分でさばくようにしています。

思えば3年前ナイロビに住んでた頃、
知人が自分の農場で飼ってる鶏を1羽つぶしてプレゼントしてくれ、
モノはともかく気持ちがありがたかったのでとても喜んでお礼を言ったら
その後毎週金曜日になると彼が鶏を持ってきてくれるようになってしまい、
そのたびに四苦八苦しながら丸鶏の解体をするはめになったのですが
(我が家ではこれを『フライデーチキンの呪い』と命名)、
その修行が時を経て今、スイスで活かされることに!
右がとりあえず骨と身を外した状態。
ここからさらに、
身のほうに残った軟骨を除いたり、
皮をはいだり、筋をとったりと、
結構手間がかかります。

1本からとれるお肉の量は、
唐揚げにすると5〜6個分。
日本で売ってる鶏もも1枚って
もっと大きいような気がするんですが、
気のせいでしょうか。

わりとうまく出来たときの写真
フライデーチキンで修行したとはいえ、まったくの自己流で大雑把なため
たくさんのお肉が骨のほうに残ってしまいます。
(←これがお肉が小さい原因?)
もったいないので骨を冷凍しておき、数がまとまったらグツグツと煮て、
鶏がらスープをとってみたりします。けっこう美味しいのができますよ。

◆追記
2009.6.12
本日ClaraplatzのManorで「ひらき(骨なし)」の鶏もも肉を発見しました! Pouletsteakという名前で売ってます。お値段は100グラム2.85フラン。
骨付き1.65フランに比べて割高だけど、骨の重さや手間を考えれば
アリかなと。ためしに2枚買ったら約300グラム、9フランでした。
くれぐれも、日本の値段と比べてはいけません・・・。


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