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また、こんな写真も出てきたんです。「吉野・牟礼が岡」。これは高校一年生の時の生物部の「吉野・牟礼が岡」アタックの写真です。何で、「吉野・牟礼が岡」がタイワンツバメシジミなのかというとね。ここで私はひとつの発見をしたわけなんです。それは不思議でならなかった。吉野はよく行くのだが、8月28日頃からタイワンツバメシジミがフワっとたくさんこの吉野に現れるのです。ところがその前後に何度行ってもいない。タイワンツバメシジミというのは台湾から奄美大島までにはいるけど、そのころはまだ本土で見つかっていなくて、はじめてここで見つかった。ぼくらが見つけた。だから、北限地としてぼくらは非常に興奮した。ぼくは中学校の時からこれを見つけてずっと追っかけた。高校一年までの三年間。毎年同じ時に大量発生するということは、誰が考えてもここに住んでいるということです。住むということはそこに生活できるものがないといけない。調べてみると、タイワンツバメシジミの幼虫はシバハギを食べて生きている。他のところには全然ないのに、この吉野の牟礼が岡だけにシバハギ(小さな草)がすすきの間に生えていた。これを食べて生きていて毎年出てくる。けれども、冬はここは枯れて何もなくなるのです。枯れ薄の野になるのです。その時どこにいるのだろう。結局ね、タイワンツバメシジミのライフサイクルは幼虫がさなぎになって、羽化して卵を産んでというサイクルをしていて、冬、さなぎでいるか幼虫でいるか、どっちにしてもこれを見つけようと冬、吉野牟礼が岡へ行った。