Q１：痛風にビールはそれほど悪くないという考えは、納先生だけの説ですか？それとも、痛風の学会で広く認知されている説ですか？
A １：本当に痛風を知っておられる専門の先生方には通説となっているようですが、まだ全ての先生方にこの考え方が行き渡っていないというのが現状だろうとおもわれます。本にも書きましたように、私自身も以前は痛風にはビールは絶対だめ、と考えていたのですから。本当に痛風を知っておられる専門の先生方のこの件に関する考えの一例をご照会しますと、痛風の世界で最もご造詣が深いことで有名な御巫清允先生（自治医科大学名誉教授、痛風友の会顧問代表）が平成１６年１０月１６日に行われた第１８０回痛風講演会でお話された内容が、この度、痛風友の会から送られてきた「痛風」平成１６年１１・１２月号に紹介されておりますが、御巫先生も「ビールに含まれているプリン体の量は気にするほどの量ではなく、気にしなければならないのははアルコールの分量です」という考えを述べておられます。
