生と死を考える 2009年10月20日

日本尊厳死協会かごしま 名誉会長  内山 裕

 
平成21年10月20日、鹿児島大学医学部において、医学部学生4年生100名を対象に「生と死」を考える、と題して講義を行った。その内容は、要約次の通りである。

★竹馬の友の殉死を語り、私の戦後は終わっていないこと 
★離島・僻地・農漁村の保健所長を体験しながら、生きることの原点を知ったこと
★水俣病と出会い、公衆衛生医の背負わなければならない十字架と決意したこと
★鹿児島湾ブルー計画に、豊かな時代に問われる抑制の思想を込めたこと
★美智子皇后の講演の中の、「でんでん虫の哀しみ」に優しさの原点を想ったこと 
★昭和天皇の御側にお供して感動した、自然と人との調和・共存
★著書「弱者の視点」で言いたかった、医療の人間化 
★日本人の死亡場所と、「死」のかたち 
★カレン裁判と判決の余波 
★リビング・ウイルと私の主張 
★尊厳死と安楽死との違い 
★厚労省公表の「終末期医療の指針骨子」
★ホスピスの現況 
★問われる「死生観」について