平成16年1月5日 記す
仕事始めにあたり思うこと
今、2004年の仕事始めの日の朝5時、これから仕事を始めるにあたり、1筆。 私は通常、夜10時に寝て、朝4時に起きるのを日課にしているため、朝5時から教室のカンファレンスが始まる8時半までの3時間半が誰にも邪魔されずに仕事ができる最も大切な時間である。夕方は、家でも出来る仕事は持って帰って家でして、出来るだけ大学(仕事場)に残らないように心がけている(教室員が自分のペースで仕事をする邪魔をしないために、すなわち、教授が仕事場で遅くまでうろうろしては、教室員の気が散ることを恐れてのことである)。今年の仕事の目標は、まだ完成していない幾つかの課題を前進させることである。まず第一は、神経難病の課題にさらに力を入れて取り組むことで、HAMを根治する治療法の確立もこの中の重要課題の一つである。もう一つの大きな目標は、臓器別診療となった外来診療を軌道にのせることも含め、患者さん方からさらに喜んでもらえるような診療体制の確立である。この中には、脳卒中や頭痛などの神経内科の病気の診療体制を県内全域でさらに確立することも含まれる。もちろん、教育は大学教官の基本的な務めであるから、これにも、全力で取り組みたい。欲張った目標だが、変革のこの時期にこそ、気合を入れて取り組みたいと思う。