思うこと 第221話 2007年6月12日 記
慈愛会・研修医・指導医研修会に思うこと
−その1−松村 理司(ただし)先生の講演に感動
先週末に行われた慈愛会グループの平成19年度臨床研修指導医・研修医第1回合同勉強会は、とてもすばらしい感動的な会であったので、何回かに分けて紹介したい。
まず第一に紹介したいのが、松村 理司(ただし)先生の講演で、私は久しぶりにいいお話を聴いて感動した。
私は先生の講演の座長として先生の略歴を紹介させてもらったが、松村先生は、1974年に京都大学医学部を卒業され、京都大学結核胸部疾患研究所外科研修、国立療養所岐阜病院、国立ガンセンター、京都市立病院、沖縄県立中部病院、米国バッファロー総合病院、コロラド州立病院と臨床の王道を歩んでこられた。その後、19
84年から2004年までの20年間、市立舞鶴市民病院で総合内科の充実に努め、わが国で最高クラスの研修体制を打ち立て、全国から注目された。2002年に先生が書いた著書『“大リーガー医”に学ぶ』の紹介が講演の中でもあったが(下写真)、
この本の内容については、次回(第222話)以降で述べる。
先生は、2004年4月に京都の洛和会音羽病院(下写真)に副院長で転出、
3ヶ月後の2004年7月院長に就任、市立舞鶴市民病院で打ち立てた研修内容をさらにグレイドアップし、わずかこの3年間ですばらしい研修病院に育て上げた。総合内科の充実は目を見張るものがあり、
一般病床が約400床あまりの規模からすると驚嘆する患者件数である。
研修内容に関しては、病院のホームページを参照してほしい(下記アドレス)。
http://www.rakuwa.or.jp/otowa/
この講演会の後の討論会・懇談会を通して、松村先生が臨床医としてすばらしいだけではなく、リ−ダーとして傑出していることを知った。今後、財団法人慈愛会がお互い協力し合えるすばらしいパートナーに出会えたことが、何よりの感動であった。もっと詳しい話は、次回以降に述べる。