思うこと 第207話             2007年5月7日        

『早起き院長のてげてげ通信』に感服


国立病院機構南九州病院長として活躍している福永秀敏先生が新たに単行本を出版した。

この本の表紙の帯紐の下の三行は私の文と名前が出ていた!
実は、これは、私が書かせてもらった巻頭の推薦文から抜粋引用されたものである。まず、その文を紹介しよう。
『発刊に寄せて                   納 光弘
 待望の本が世に出ることになった。
 福永秀敏氏の書く文には、いつも、独特の趣があり、読んだ人自身を高めてくれる、そういう内容をかならず含んでいる。しかも、ユーモアがあり、読みやすい。
 毎日院内ランで全職員に送ったメッセージを、1週間分ぐらい溜まったところで私にもメールで送ってくれるようになって、もうかれこれ2年になるであろうか。私にとっては、それを読むのが楽しみになっていた。それらの文が、さらに推敲された形で本になったのである。
 福永氏は『病む人』にやさしく、謙虚であるが、自分が正しいと信じたことに対しては、強力な推進力で実現する硬軟とりそろえた、すばらしい人であり、そして、この本はその福永氏の真髄を学ぶことが出来るすばらしい本である。』

 私は出来上がってきたこの本を今読み返しているが、私の推薦文が貧弱に見えるほど、この本は実にすばらしい。日本中探しても、この様な内容の本が書ける人は他にいないと思う。
第一章は『生老病死の実相』で、36のエッセイ、
第二章は『病院は生きもの』で、28のエッセイ、
第三章は『人生いろいろ』で、41のエッセイ、
という構成である。
ぜひ、読まれることをお薦めしたい。