思うこと 第196話             2007年3月31日 午前5時 記       

今日、定年退職の日を迎えて思うこと


 今日、定年退職の日を迎え、やや感傷的な気持ちで、パソコンをたたきはじめた。
実は、昨日までは教授室の片付け、退職に伴ういろいろな手続きや行事、3月24日から開催されている『第2回納 光弘展』の準備とその後の対応、そして何よりも、今日行われる予定の私の講演の準備などで、とても定年退職の感傷にひたる余裕はなかった。その準備も昨夜完了し、今朝は、すがすがしい気持ちで目覚め、そして、ゆっくりと感傷に浸っている。

 今日、午後1時半より聖路加病院の日野原先生をお迎えして、市民公開講座が開催される。


 私の講演のスライドの第1ページを下に示す。

 この私の講演でお話した全てのスライドと言葉をこの私のHPに近日中に掲載します。

 さて、今日、今の思いを語りましょう。今の思いは、この上のタイトルのように、人生の節目を迎えたという感動である。本当に多くの方々のご恩を受けて、今日まで、そして、ここまで、生きさせてもらった。ご恩になった方々の顔がつぎつぎと浮かぶ。本当に、感謝の気持ちでいっぱいである。

 明日、4月1日から、私の新しい人生がスタートする。私は、下のスライドに示す財団法人慈愛会の会長の仕事に就く予定である。

 私は、ここで、私が理想とする、市民・県民・国民に真に役立つ医療の実現に私の微力を尽くして頑張りたいと思う。 と同時に、私自身としても、2ヶ月後の6月からは今村分院の外来で患者さんを診させてもらう予定である。
(2007年4月27日追記: 6月から私の外来をスタートする方向で院内で検討を重ねてきたが、幾つかの解決しないといけない問題があることがわかり、折角の大切な事項なので、完璧を期すために、開始時期を延期することになった。開始の時期については、決まり次第、私のこのホームページに掲載します。) 『患者様の待ち時間を最小限にする』、『ゆっくり時間をかけて診療する』、『日曜日でもウイークデーと同じレベルの検査を受けられる』ことを目的に、受診日時の完全予約制の診療とし、とりあえずは週7日のうち日曜日と木曜日を私の診察日としてスタートする予定である。(2007年4月27日追記: この診療の曜日については変更の必要はなさそうであるが、このことも含め、決まり次第、また私のこのホームページに掲載します。)

 私は財団法人慈愛会会長としての仕事のほかに、もう一つ実現したい夢がある。その思い(夢)を下のスライドに示して、私の今朝の『思うこと』の締めとする。