思うこと 第163話           2006年10月31日 記       

パプア・ニューギニア、ソロモン巡回診療報告ーその16ー
ラエから再びポートモスレビーへ

今日はラエからポートモレスビーへの移動日。

この空路での撮影目的であった2つの写真の撮影に成功した。
ひとつは、マーカム河がソロモン海に注ぐ地点の左側にあるラエ市街を望む遠景の撮影で、

もう一つは、ラエとブナの間の日本軍が苦闘を強いられたソロモン海に面した海岸線の撮影である。

先日、ポート・モレスビー空港から市街地への下り坂の景色が美しいと思ったが、車を止めると危険とのことで撮影できなかったので、今回は高速で走る車のフロントガラス越しに撮影した。

街に着くなり、大使公邸に表敬訪問した。大使は、暖かく迎えてくださり、絵の造詣の深い方だったので“絵の道”についての話まで熱が入り、ついつい一時間もおじゃましてしまった。大使公邸からの眺めは一瞬この街の治安の悪さを忘れさせてくれた。

しかし、私達のホテルの筋向いの2つのビルの説明で、現実の世界に引き戻された。

左側の建物がこの街一番の銀行であるが、武装強盗に襲われたとのことで、右の星条旗のある建物がアメリカ大使館で、私達のホテルから大使館に向けて歩いてホテルを出た米国海兵隊隊長がラスカルに襲われたなどの話を聞いたからである。
 確かに危険と隣り合わせで市民は生活しているのではあるが、一定のルールを守りさえすれば逆に極めて安全なくにであることも事実である。