思うこと 第153話 2006年10月25日 記
パプア・ニューギニア、ソロモン巡回診療報告ーその3ー
国立中央病院でソロモンの医療の現状を学ぶ
今朝、まず国立中央病院にを表敬訪問・視察した。この病院はソロモン国で一番大きな病院で、全国の総医師数75人のうち35人がこの病院に勤務しており、そのうち20人は卒業後2年以内の研修医とのこと。第2次世界大戦時の米軍キャンプの建物をそのまま使ってきたが、昨年屋根を張替え、壁を塗り替えて小奇麗になったとのこと。総ベッド数は250床。
病院の外来受付前の患者さん達。靴を履いている人はまばらで、殆どの人がはだしである。
救急入り口の扉(下写真)をあけると、
そこにも、運び込まれた患者であふれていた。
内科病棟のスナップ(下写真)
この下写真は糖尿病センターの入り口で、この国でも糖尿病患者は急増中とのこと。
結核病棟のスナップ(下写真)で、20床とのこと。
小児科病棟のスナップ(下写真)で、母親は子供と一緒に泊まることになっているという。
この病院はソロモン国一というよりソロモン国唯一の病院とのことであるが、CTもMRIもないことが、この国の医療の現状を語っているように思われた。