思うこと 第142話           2006年9月18日 記

ユーロだけでなくポンドもキー通貨に

 『思うこと137話』で世界通貨としてのユーロの立場が次第に強くなっていることにふれたが、今朝の日経新聞(下の写真)を読んで、ユーロだけでなくポンドの存在も忘れてはならないことに、ハッと気づいたのであった。 昨日、テレビで中曽根元首相が、『安部さんが言っている中国に対しての「政経分離」の考えは私には理解できない。 国益こそは首相が最も重視しなければならないことであり、次期首相は靖国参拝にこだわって国益を損じる事があってはならない。 アジアの中で尊敬される日本にならなければならないが、現状は最悪である。』というようなことを述べているのを聴いて、中曽根元首相がこのように大局に立った考え方をしていることを嬉しく思った。 ユーロだけでなく、ポンドも国際通貨としての地位が向上しているのならば、安部氏が首相就任後、靖国参拝を自粛し、アジアの中で信頼される日本に持っていってくれるなら、将来ドル以外の国際通貨として、アジア共通通貨ができるのを待たずとも、ユーロ、ポンドと並んでエン(円)も国際通貨の一翼をになえる日が来る可能性さえあるといえよう。