思うこと 第11話

黒川清先生のすごさ

東京のホテルオオクラで先週開催された中島利博教授(先回の第10話で紹介したチョンマゲ教授)の就任祝賀会に出席し、そこで私がその生き様に尊敬してやまない黒川清先生の御祝辞の次の一節に改めて感動した。「中島君みたいな“とっぱずれて”すごい人間は、古い大学では必ずといっていいほど “出る杭は打たれる” の原則どおりつぶされるのが常であった。その彼を教授にした聖マリナンナ大学ならびに西岡センター長に敬意を表したい。私の人育ての原点は“出る杭は伸ばす”であり、今回の快挙を他の大学も見習うべきである」、とおおよそこのような内容であったが、この“出る杭を打たない、そして伸ばす”ことこそは、井形先生から私と受け継がれてきた私達の教室の中心にすえられてきた鉄則であるだけに、それを天下の黒川先生からお聴きした私の感動は皆さん察していただけるものと思う。先生のお話の中に、「今の大学の現状は変革しなければならない点が実に多い。もっと知りたい人は、私のHPを覗いてください。」の言葉に、今、私個人の手作りのHPに取り組んでいる人間として、黒川先生のHP( http://www.kiyoshikurokawa.com/ )を、すぐさま覗かせてもらった。 やはり、期待を超えるすばらしいHPで、また、多くを学ばせてもらった。 さらに、黒川先生の書かれたものをネットで検索した結果、「若者には外を見せなさい」のインタビュー記事 ( http://www.yodosha.co.jp/rnote/interview/v04n11.html ) に出会い、まさに我が意をえたり!と感動して読ませてもらった。 実は黒川先生とは、先生と宮城征四郎先生 (群生沖縄センター長) と私の3人がハワイ大学の臨床教授であるという縁もあって、“我が国の医学教育に新しい風を” という共通の旗印を掲げて親しくさせてもらってきていたが、今回、改めて先生のすごさを再認識させていただいたのであった。日本学術会議の会長のご要職にあられる先生が、この勢いで日本を変えられつつあることに、改めて、日本は変る、と実感させていただいた。