思うこと 第108話 2006年6月27日 記
稲盛 和夫氏の訓話に感動して
ー最終回ー 新しい時代を開く
私は6月22日に稲盛氏のこの本に感動したことを述べ、以来、106の訓話の中から、昨日まで5つの訓話をとりあげた。今日、この訓話の話でこの一連のシリーズの最終回としたい。 実は、6月22日から今日27日まで、研究の打ち合わせのためにロンドンに出かけてきており、この機会に、この本を繰り返し読み、感動を噛みしめたのであったが、明日からまた大学での仕事に追われることになるため、とりあえず最終回とするものである。 なお、今回の旅行の仕事の合間の小話3つを、この後の、第109話〜111話で述べたい。(成田空港に到着までまだ時間があるので。)
さて、この本の中の『新しい時代を開く』の項で、稲盛氏は次のように述べている;『新しいことを成し遂げていく過程には、大変な苦労や困難が前途に横たわっています。これを承知の上で、「何としてもやり遂げたい」と思わなければなりません。−−中略−−革命でも明治維新でもそうですが、強烈な思いこそが、新しい時代を開いてゆくのです。』 この言葉は、新しい時代を切り開いていってもらいたい若者へのメッセージを締めくくるにふさわしい。 新しい時代を開くには、感動する心、情熱、そして、それに向かってのひたむきな努力が大事であり、そして何よりも、ここという時に、全力でエネルギーを爆発させ、息もつかずに突撃する事が必要なのです。 私も、研究が山場にさしかかったときには、2昼夜ぐらいは一睡もせずに頑張り、そして、目的を達して、そして、いきもつかず、さらにその先の目的に向かって進むという修羅場を幾たびも乗り越えてきました。 苦労をいとわず、突き進むんでほしい、すると、そのさきに、新しい時代が見えてくるのです!